オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
  1. グロリアスドライヴ

  2. SALF本部

  3. 【DG】貸した街返せよ

連動 【DG】貸した街返せよ 岩岡志摩

形態
イベント
難易度
普通
価格
500
ジャンル
DG バトル 奪還  
参加人数
251~25人
予約人数
10010100
基本報酬
100000G
100SP
1000EXP
おまけ報酬
10000G
相談期間
4
締切
2019/11/13 20:00
完成予定
2019/11/25 20:00
機体使用
関連シナリオ
-

●連絡
 このシナリオでは、キャリアーの使用も認められています。

●発端
 それは、大量のナイトメア達の襲来からはじまった。
 ナイトメア達はヨーロッパ南部を中心に進軍を続け、不意を突かれた各戦線は踏みしだかれ、大混乱に陥る。
 暴力の怒涛と化したナイトメア達が各地を席巻していたが、ようやく態勢を立て直した現地ライセンサー達が一部の戦線で反撃の口火を切っていく。
 そのうちの1つの戦域ではゆっくりと、だが着実に現地ライセンサー達は戦線を押し戻していき、先日占領された街の1つへと至ることに成功しつつあった。

●密告
 ナイトメア勢への反撃が続く中、1本の密告が街の奪還に動く現地ライセンサー達の駐屯地に届く。
 それはナイトメアの一団が占領していた街から別方面へと攻勢をかけるという内容だった。
 密告内容は具体的であり、現地ライセンサー達はSALF本部に確認を入れたところ、『その情報が正しいものという前提で行動せよ。増援も出す』との回答が届く。
 現地ライセンサー達が本部の指示に従い、街への進撃を進める中、SALFも増援にあたるライセンサーの募集を開始する。
 会議室の一室では、急遽集められた皆様の前で梅宮 史郎(lz0071)が機械を操作し、スクリーンに映像を映す。
 スクリーンには、ヨーロッパのとある街と周囲の映像が映されていた。
「ここは先日のナイトメア達の大攻勢で連中に奪われた街だが、最近この街を奪還するめどがついた」
 街の地図上にはナイトメアを示す赤い光点が複数表示されていたが、それらが一斉に東の方角へと移動していく。
「この動きは、街を占領するナイトメア達がほぼ全て別の方角へと進撃することを意味する」
 この動きが判明したのは、現地ライセンサーに届けられた密告による情報提供だった。
「密告主は、校尉(こうい)と名乗っていた。先日Q(クイーン)を騙って密告してきた奴と同じ存在だ」
 校尉(lz0093)とはエルゴマンサーの1体で『正義』という単語に執着したり、人を争わせ害をなす危険な敵だ。
「密告内容には敵でなければ知りえない情報も多かったことから、恐らく本人だろうな」
 そして史郎は忌々し気に『この情報は信用できる』とも言った。
「関わったことのあるライセンサー達からの報告によれば、こいつは嘘はつかず、一応約束は守るようだ」
 ただし校尉は重要なことをあえて話さずに人を陥れる性質もあるので、情報を鵜呑みにはできないとも報告があった。
 史郎は本部の方針を説明する。
「ひとまずは情報が確かなものだという前提で、この街を奪還する」
 その奪還作戦だが、情報通りであるならばナイトメア達が街をほぼ留守にして進撃するので、その隙に手薄となった街を強襲し、奪還するというものだ。
 火事場泥棒めいたやり方だが、相手がナイトメアである以上きれいな戦い方に拘るつもりなどない。
「もともとこの街は『少しの間連中に貸していた』だけだ。貸したものは連中から取り立てて返してもらうのが俺達の役割だ」
 史郎も今回の方針に賛同している。
「作戦が予定通り進めば、ナイトメア達は街から叩き出されてこの場所に追いやられることになる」
 映像が街より東側にあるひらけた荒野の映像に切り替わる。
 映像の中でナイトメアを示す赤い光点の群れが、ライセンサー達を示す青い光点に包囲されていく流れが映し出される。
「みんなの役割は増援としてこの場所に向かい、このナイトメアの群れを包囲殲滅することだ」
 今回の敵であるナイトメア達は、主に中型で構成されているという話なのでアサルトコアの使用が認められている。
 さらに完全に敵を殲滅するために、キャリアーの使用も許可が下りた。
「俺も増援として参加する。みんなの指示には従うつもりだ。何かあったら連絡を頼む」
 史郎もキャリアーを飛ばし、皆様を援護すると確約する。
 そして現地に向かう途中で、皆様は現地ライセンサー達が街の奪還に成功したとの情報を受ける。
『現地からの情報では、街は密告通りナイトメアの戦力はほぼ空だったようだ』
 史郎が整理された情報を皆様に伝えていく。
 現地ライセンサー達は街の確保と周囲の偵察に忙殺されているが、作戦は予定通り進み、確認できる限りでは残るナイトメア達は外に追い出す形となった大部分と、一部街の数区画に残存する奴らで全てらしい。
『街に残るナイトメアどもは現地ライセンサー達が責任をもって掃除するそうだ。俺達も予定通り、荒野に叩き出された連中を潰すとしよう』
 今回は敵の数にも限りがあり、街はほぼ奪還に成功しつつある。
 よって荒野にいるナイトメア達を殲滅すれば、街は人の手に取り戻すことが確定する。
「俺達が奪還の仕上げとなる。俺達がナイトメア達を包囲殲滅して、脅威を絶つぞ」
 先日の大攻勢で、街の失陥を容認せざるを得なかった無念が、いま果たされる。

●今回の敵
 以下は偵察と密告で判明した内容。
 シェド×28
 推定攻撃型。サイズM。幽霊のような外見。人型で常に浮遊し、片方の腕より生やした突起より射程10sq以上のレーザーを放つ。略称「幽」。
 今回の敵は事前に突起から目標に向けレーザーサイトのような赤い光が照射されるので、注意すればどこを狙っているかわかる。

 移動攻撃
 移動中対象が武器の射程内に入る場合、移動を中断し命中を半減させた攻撃を行う。攻撃後移動する。

 爆撃機×20
 昔の単座爆撃機のような外見のナイトメア。略称『爆』。選択肢2と同じ高度のところを飛行。Mサイズ。
 機動力に非常に優れる。白兵戦闘手段はない。地上にいる上記シェドを援護する形で上空を飛び回る。
 物理主体の射撃を行う。

 掃射
 前方6sqに機銃掃射のような銃撃を放つ。

 急降下射撃
 相手の頭上より一気に3sq降下し、着弾すると範囲1sq内の全てにダメージを与える砲弾を放つ。
 急降下を始めるとサイレンのような音を鳴らしながら降下するので注意すれば避けられる。

●キャリアー及びACへの特別要件
 今回キャリアーは、基本的には飛行する敵の殲滅が主任務となるので、高度制限はなし。
 飛行中のキャリアーは足場の制約を受けないので移動は自由。ただし遮るものが無く地上からの攻撃に晒されやすいので、守り手がいないと相応に危険。
 今回全員にプレーンブースター及び外付けバッテリーを貸与済。
 ブースターの使用回数が0になった時、メイン行動フェーズを全て消費することで、1度だけブースターの使用回数制限が3に戻る。
 空き枠を作ることなく装備済みとし、【飛行】を維持したり戦闘中に修復のため飛行中のキャリアーへ戻ることをOKとする。

●観察
 SALFに密告を送った校尉は、どこかで荒野を見つめている。
「情報と街はお渡ししました。だから見せて下さい。皆様の……を」
 校尉の呟きは、荒野に吹く風に溶けて消えていった。

●目標
 ナイトメアの殲滅

 登場
 ナイトメア×48
 OP内●今回の敵を参照。
 いずれも簡易平面図やOP解説中の簡易見取り図の左から右へと魚鱗陣形をとりながら向かう模様。
  
 梅宮史郎
 今回唯一の増援。キャリアー「S-01」を動かし、選択肢2より皆様を援護する。使用可能スキルは強襲指示、搭載修理。

 状況
 ヨーロッパのとある街から東側に広がる荒野。時刻は正午で天候は晴れ。視界は良好でアサルトコアへの障害物はなし。 
 周囲に人影はなく無人。街から大きく離れた場所にいるので街の防衛を考慮する必要はなし。
 装備・携帯品以外のアイテムは使用不可。インカム無線機貸与済み。

●選択肢
 今回選択可能な行動は以下の3つ。
 1:地上から荒野を東進してナイトメア勢を正面から包囲し攻撃。
 2:選択肢1の頭上よりキャリアー甲板上に留まる等、キャリアーと共に荒野上空を東進して制空権を確保。
 3:一度大きく迂回後、ナイトメア勢後方から挟撃包囲し、全包囲を完成させ攻撃。
 今回キャリアーは選択肢2、3が参加可能。
 以下簡易立体図。

   2→ ←敵 ←3

 街 1→ ←敵 ←3

 以下簡易平面見取り図。1マスあたり約10sq×10sq。

 北↑
  ABCDEFGHIJKLM
 あ   1→   ←3
 い  1→     ←3
 う 1→  ←◆◆  ←3
 え1→  ←◆ ◆◆  ←3
 お1→ ←◆ ◆◆◆  ←3
 か1→  ←◆ ◆◆  ←3
 き 1→  ←◆◆  ←3
 く  1→     ←3
 け   1→   ←3

 数字:各選択肢PCスタート位置。数字内の選択は自由。
 ◆:ナイトメア。1つあたり2体程度。

 OP内の●観察の部分はPL情報です。PL情報はPC情報に落とし込む作業が必要ですが、今回校尉は戦闘に関わらないのでプレイングを割く必要はありません。
 現地ライセンサー達は皆様に敵主勢力撃破を託しました。街に人々が戻れるかは皆様にかかっています。
 装備・携帯品及びインカム無線機以外のものの使用は原則却下です。
 ご不明な点がございましたら出発24時間前まででしたら梅宮史郎が答えられることは答えます。

  • 凪の果てへと歩むもの
    常陸 祭莉la0023
    人間19才|ネメシスフォース×セイント

「……さあ、今日の仕事だよ。……ニーズヘッグ
選択肢2
キャリアーに着艦して敵から視線を封じた状態で15番
降下して爆を多く補足できる位置に移動し敵のみ対象にウルトラノヴァ
使用後暴走解除
空中では飛行状態になり敵を追いかけて移動を続ける
断罪者に持ち替え爆を背後から狙い撃ち落とす
キャリアーの防衛が手薄ならキャリアーに近い爆を優先
幽の赤い光が見えたらその軌道上に乗らないようにして回避
生命力3割以下で搭載修理を受けにキャリアーへ搭載
生命力8割以上に回復したら再び15番

バッテリー含めてブースターを使い切ればキャリアーの甲板に着艦
クリーガに持ち替えて射程内の敵を撃ち落とす

  • 未来をその瞳に
    霜月 愁la0034
    人間16才|ゼルクナイト×ネメシスフォース

★同行
文室 優人(la3778)友人
名前呼び捨て&タメ口

★行動
選択肢1
スタート地点「うB」
前衛の優人の援護射撃を中心に行動

序盤はスタート地点から真っ直ぐ突撃
敵を射程内に捉え次第海賊大砲で狙撃して怯ませ、突撃の隙を作る
選択肢1は序盤が勝負だと考えて、出し惜しみはせずダイブ・モードで命中を上げつつフラッシュリロードで手を止めずに砲撃

前衛突撃後はライフルに持ち替え、優人を狙う敵への牽制射撃や弱った敵への止めを担当
確実に数を減らしつつ包囲の完成まで戦い続ける
幽の攻撃は照射を見て回避
爆からの急降下爆撃も警戒、音を聞いて回避

「優人、こっちは任せて!」

アド絡み歓迎

  • 王国の猛将
    ラルフla0044
    放浪者15才|ゼルクナイト×セイント

【守護刀】
接近しつつ接敵直前にコード起動
その後は数の多い場所にウルトラノヴァ。以降も数が多いところはノヴァ、ハワイで狙うほどの数で無ければ通常攻撃
通常攻撃は基本的に剣で。射程足りない時に銃使用

暴走は体力3割以下になった時等に解除

「何故か正義と女尊男卑拗らせた若作りおばさんを思い出したけど気のせいか。敵の人型って性癖だの趣味だの歪んでる奴ばっかりから居られたら引っ掻き回されて困るだろうし、いなくて良かった。」

  • 竜殺し
    七瀬 葵la0069
    放浪者14才|ネメシスフォース×セイント

※アドリブ、セリフ作成ご自由に。オリジナルスキルの出番!

■選択肢:3
■基本
敵の多い場所に【艦載巡航推進航法『フリーゲンカッツェ』】で移動し、敵が多くて味方を巻き込まない射線に【艦載荷電粒子砲『ルーフェンカッツェ』】を撃ち込む
砲撃を行いつつ、敵陣中央での足場兼【搭載修理】による回復役。シールド残量が30%程度に低下した味方機に呼び掛け
敵の攻撃は【艦載斥力場展開機構『シルテンカッツェ』】で防御

「荷電粒子薬室内圧力臨界。多段式レーザー加速器定常電圧。味方機へのデータリンク。『ルーフェンカッツェ』、発射カウントダウン開始。5、4……」
「……ん。『シルテンカッツェ』自動防御、開始」

密告…罠でないとすれば仲間割れか
或いは、出方を観察されているのかもネ。エヌイーみたいに

選択肢3・対幽戦
友軍艦より空挺降下→敵軍背後に強襲着陸
返す刀で敵中突入、移動攻撃&Aリーパーで足止めず機動戦
地上撹乱して選択1への抵抗破壊
中央突き抜け分断、選択1引込み更に細かく包囲殲滅

中途半端に距離取ると逆に蜂の巣と判断
3Sq程度の至近に潜り込み、敵影で射線切りつつ攻撃に理論で反撃
爆撃範囲に巻込みの可能性を持たせ空爆牽制
6Sqなど槍の射程内、近づく爆撃機は叩き落す
よそ見して上空艦狙う個体は優先攻撃
被包囲で足止まる前に一撃離脱、損傷拡大時は盾換装
抜けられない場合は飛行脱出→着艦

○方針
選択肢3、七瀬とは別翼で行動
他方選択肢と協調、包囲網を維持/縮小させて殲滅
高度は3程の低空を維持
搭載要望は全認可

○行動
他方と情報共有を徹底
特に各選択肢の戦況(数的不利の発生、損耗の急増の有無)を重視
それらを元に数的不利解消まで砲撃を優先して行動

戦況を元に数的不利、友軍劣勢箇所を優先して砲撃
初動はシェド、選択肢1に余裕が出始めたら爆撃機、数的有利確保後は対象を限定せず撃滅
敵群へは海槍、それ以外では搭載火器の通常砲撃と切替

初動位置からの攻撃可能対象無しまたは他方の損耗激化に応じて前進
リペアは損耗過大もしくは多数敵対応者を優先

  • もふもふ救命士
    トーヤla0375
    ヴァルキュリア10才|グラップラー×セイント

この前の借りを返して貰おうか
アドリブ歓迎

選択肢2
梅宮キャリアー上から出撃
爆の上を取るように上昇し、真上から急降下強襲
擦違い様にカットラスで斬撃、そのまま下へ抜け手足を使用したAMBAC(手足を振った反作用の勢いを利用した姿勢制御)で急反転。下からバカンザ弾幕掃射
キャリアー群の射線上へ集め、砲撃要請
射撃で回避先を誘導、一気に接近し斬撃
爆を蹴り急旋回
「攻撃を開始する」
「射線上へ集めた。砲撃斉射を」
「機動力が高くとも誘導してしまえば」

落下前に甲板へ
キャリアーへの爆撃は迎撃するが、無理なら飛んで盾になる
「キャリアーはやらせないよ」
「制空権を確保、地上への援護に向かう」

  • 夜明け告げる者
    高柳京四郎la0389
    人間28才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

選択肢1
初期けD
範囲攻撃は味方巻き込まず使用
「校尉…今度は何を考えてる?

敵中に踏み込み迅速殲滅目的に動く
ユリアの動きと連携し敵陣側面から突撃
射撃しながら敵陣へ迫りつつ敵一番多く狙える地点へ擲弾で攻撃
敵陣中へ踏み込んだらトルネードで攻撃
以降より多数狙える範囲攻撃優先使用
敵陣内からの瓦解狙う
単体への攻撃は負傷が一番酷い敵優先で着実に数減らす
「数が多くて面倒だからな、早々と減らさせてもらうぜ!

敵攻撃は回避試みる
レーザーサイト照射位置に注意し敵陣中であれば敵を盾にもする

戦闘後
「恐らくこれで終わりじゃないはずだ…街を取り戻させて、この後は何を企んでるんだろうな、校尉は

  • 胸に抱いた覚悟
    白神 凪la0559
    放浪者18才|スナイパー×ネメシスフォース

「空中戦か。勝手は少々違うが、ま、やってやれねぇことはねぇ」

ポジション:選択肢2の空中部隊として参加

行動:爆撃機を優先して空中戦での白兵戦で敵を削っていく。
アクセサリ装備の移動攻撃やスキルも併用し、味方からの孤立や囲まれることのないように、
立ち回る。
飛行に関しては自前のスパードの飛行→貸与プレーンブースターの順で使用していき、
予備バッテリーのチャージを使用した段階でキャリアーの上に着艦。
武装をギガントスナイパーに切り替えて射撃戦に切り替える。

【心情】
エルゴマンサーの罠でも、乗るしかないわけ?
愁君…校尉って随分古めかしい役職名よねぇ

【目的】
敵全滅

【準備】
選択肢1
初期位置あD
範囲攻撃に味方を巻き込まないよう注意
サイト警戒

【行動】
サイドから敵切り崩しにかかる
高柳さん、同時に仕掛けるわ!

トリステスで超射程攻撃とスパークグレネード使い分け
リロード2ターンの為、他の仲間の攻撃厚い時にリロ
電撃弾の名はタクスス・クスピダタ…猛毒のイチイの実よ!

幽集団が崩れて来たら突っ込んでAトルネード
超装甲大剣、紅黒の薔薇を咲かせて!シャルル・マルラン!

味方シールド半分以下で緊急修復
パツィルーイ起動よ!

  • 空の守護者
    狭間 久志la0848
    放浪者25才|グラップラー×ネメシスフォース

○目的
ナイトメア殲滅

○行動
【守護刀】
選択肢3
作戦開始ポイントまで向野のFS-01に搭乗
敵陣の背後を取るポイントに到達次第キャリアから離脱し前線へ

敵陣に一歩切り込み白兵戦を仕掛け【パルスサーチ】で敵座標情報を獲得
同時に戦域の味方AC、キャリアーに共有したところで一歩下がり味方の前衛機への射撃支援に切り替え
以後、8ターン毎に切り込んで【パルスサーチ】座標情報共有を繰り返し

XN-01ラルフ機の【ウルトラノヴァ】使用直後に【メディカライザー】使用でフォローを入れる
範囲攻撃で打撃を与えた敵の座標情報を基に近隣の味方機に追撃要請
同域の味方機と連携し各個撃破を徹底

【心情】
「エルゴマンサーからの情報っていうのは
 何かスッキリしないけど…仕方がないわね」

【目的】
ナイトメアの殲滅

【行動】
「地上は心配なさそうだし、空中の敵に専念しましょうか」
「警告!敵が1体、降下攻撃に入ったわ!位置は…!」
『選択肢2』で珠(la2593)のキャリアー甲板に着艦する。
移動をキャリアーに任せ、甲板上でライフルを構え、
『スナイプモード』を使ってナイトメア「爆」を射撃攻撃する。
スナイプモードを使い切ったら貸与と自前のプレーンブースターを
使った『飛行』戦闘、『ファングブースト』でライフルを強化する。
「爆」のサイレン音を聞いたら直下の味方に警告を出す。

  • 聖ママ
    la2593
    放浪者20才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

選択肢2参加。
初期位置「Aお」

初手Cへ前進、飛行部隊の足場・盾に。

「サンタマリアは前線での火力支援を行います」

バリアを展開、防衛射撃で突出で受ける集中攻撃を軽減。
移動は前線が上がるのに合わせる。

続いて攻撃支援誘導弾を起動、味方を援護。
星の海を発射、味方を避け、敵の密集地にダメージを与えます。

兎に角、ミサイルが大量に飛び交います。

「なんか一杯出てますが、兎に角発射!」
派手過ぎてちょっとおろおろ。

「リペアドローン部隊出撃してください」
星の海、防衛射撃の弾切れ後、盾に装備変更、支援モードへ。
少女型リペアドローン部隊を展開、損傷機へ回復弾をお届け。

アドリブ歓迎

校尉のリークの信憑性もさる事ながら、真意は何か……なんて考えても仕方が無い。
私は何も関わっていないんだ、だったらやるべき事だけやらせて貰うさ。

■選択肢2
肝は1と3の作戦遂行能力の支援。
現場到着までの間、珠さんのキャリアーを足場にする形で。
到着後はスヴァローグを起動し空中戦。

基本的に目に付く敵は片っ端から叩き落すが、突出厳禁+どちらかと言えばシェド狙い。
機動力が爆撃機程ある訳でもないならプラズマシューターでの複数狙いも刺さるだろう。
爆撃機を相手取る際は飛行を切りキャリアーに着地、そこを足場にし高度を合わせるような形で迎撃を。

目的:
敵を撃破して街を取り戻す。
ついでに水中専用機のテストも行う。水が無いのに。

行動:
選択肢1、前衛として行動。お1あたりから出発。
他の味方と援護が取れるような位置取りを確保しつつ移動。
盾を構えて前進し、敵を近接攻撃で仕留めていく。
特にお~け列は突破されれば街に直行されてしまう為、
敵の突破を阻止するのが最優先。
味方や自分に損傷が増えてきたら修理スキルで修理を行い、
防衛線が突破されそうなら全力移動で穴を塞ぎにかかる。

初期位置久志隣接sq
同域仲間、特に小隊メンバーと密に連携
【守護刀】小隊方針→ラルフのノヴァで敵の勢いを削ぎ、手負いの敵を各個集中撃破
久志のパルスサーチ直後に剣+神風使い彼とスイッチ
敵の意識を此方に向け彼が下がったら自身も下がり狙撃切替。以降もサーチ時は同様
基本は射程14位置維持し戦況俯瞰
ノヴァ被ダメ多い敵を狙撃し小隊員に攻撃指示+幽の赤光と爆のサイレンの注意喚起
仲間の追撃要請あれば応えて追撃。Fリロードを積極使用し速攻狙う
仲間の回復が間に合わない又は敵数多い場合は剣+神風で前に出て猛攻
「利子は高くつきますよ?」
年下の幼馴染達のフォローを欠かさず。前衛時は八雲と挟撃連携

  • 面倒見の良い兄貴分
    氷向 八雲la3202
    放浪者20才|スピリットウォーリア×セイント

「ったく、わざわざみんなで行く必要はねぇってのに…前は俺が守ってやっから、好きに暴れなっ!!」

行動
【守護刀】
基本前衛盾で後衛味方カバー
レーザーでは角度をつけていなし、機銃は受け後衛への射線を奪う
基本的にはアリア、昴、彩世をメインにカバー
【ダブルアタック】は自分への注意が薄い場合に使用

久志の座標情報をもとに射線の多いポジショニング意識

ラルフの【ウルトラノヴァ】使用後はラルフの回復のために後退補助でカバー

さくらとの挟撃時、さくらに敵の意識が向いたらパイルバンカー持ち替え仕留めるか自分に注意を持ってこさせて盾に持ち替え攻撃を受ける

▼心情
貸したっていうか勝手に取られてただけじゃない?
取られたものは取り返すよ!

▼行動
選択肢3
【守護刀】
久志さんのパルスサーチ情報で敵位置把握
さくらが後方に下がる瞬間に飛び出してダブルアタックで追撃
「これでトドメ!」
前に出た後は前衛として敵の気を引き後衛に攻撃が向かないようにし
自分に攻撃してきたらクロスカウンターを叩き込む
「私を無視して仲間を攻撃出来ると思わないでよね!」
敵攻撃基本回避
生命半分以下で緊急回復
仲間と同じ敵を狙い一体ずつ確実に撃破
仲間の消耗激しくなってきたら盾に持ち替え壁となり守る
特に八雲くんと昴は無茶しがちなので注意して見ておく

  • 凪の果てへと歩むもの
    東海林昴la3289
    放浪者18才|ゼルクナイト×ネメシスフォース

【守護刀】で行動、選択肢3
〔心情〕
故郷を荒らされた奴等の、気が少しでも晴れる様に
『一機残らず撃ちと落とすッ!覚悟しやがれ!』
〔行動〕
僚機間の連携を留意して行動。敵の隙を突いて決定打を打ち込む
〔戦闘〕
射撃戦闘メイン「フラッシュリロード」を多用しつつ仲間と連携し高火力で撃沈させる。
『欠点は補っちまえばいいんだよッ!』リロード時間短縮で戦果向上を目指す。
上方に対する警戒も怠らず、「ダイブ・モード」での回避、近接戦闘でのカウンター等も視野に
敵の行動、特徴等は気付き次第共有をする。
※アドリブ、セリフ等は歓迎。

  • 危うきに近寄らず
    柳生 彩世la3341
    放浪者17才|ゼルクナイト×スナイパー

【目的】
味方と連携しつつ敵の殲滅
【行動】
【守護刀】で行動、選択肢3
味方との連携重視。味方の支援に徹する
味方が攻撃してる敵優先狙い。一体ずつ確実に倒していく
スナイプモード使用後から相手に攻撃
スナイプモード使い切った後はファングブースト使用
スキル全て使用後は味方の援護をしながら状況によりメインサブ切り替えながら攻撃
味方の援護要請に素早く応じる

  • 寡黙な翡翠
    LUCKla3613
    放浪者29才|グラップラー×ゼルクナイト

「…校尉の情報は正しいようだ。誠実な者は好ましい。敵味方関わらず」
どんな思惑があったとしても信に値する
「…嘘は嫌いでな」

お1初期位置、接敵までは弓で攻撃
接敵直前にコード666で暴走と自バフ、羅漢の射程内に敵を収めれば近接切り替え
「…食われる前に、殺せば、良いのだろう」

自生命6割以下で煉獄の意地
一度手を付けた敵をそのままに他には行かず、確殺してから次へ

『幽』レーザーサイトと『爆』のサイレンは注意しておき、適宜確認し回避に役立てる。付近の味方が狙われていることを把握すれば伝える。仲間は基本苗字呼び
「来るぞ」

  • 竜殺し
    杉 小虎la3711
    人間18才|グラップラー×ゼルクナイト

「わからないことは悩んでいても仕方ありませんわ。」
情報の出どころとか気になる点は多いが今は目前の任務に集中し、先輩方から技を盗むべき時と心得て、依頼に邁進する。
狭間師とともに選択肢3の敵後方に回り込んでの挟撃とする。
師のACが補助機であると見越しての前衛担当。
敵の後方から突撃して斜め前方に一気に突き抜ける事で陣形を引っ掻き回して攪乱する役目。
回避と命中の高い構成で当たるを幸いとして殴ったりけり殺したりして暴れまくる。
まだまだライセンサーとして慣れないところがあるのでやや突出しがち。
敵中で孤立しても、周囲の仲間たちと逆に挟撃かますつもりでうろたえたりはしない。

  • 友情は我が力
    文室 優人la3778
    人間22才|グラップラー×スピリットウォーリア

選択肢1
霜月 愁(la0034)と同行、開始位置は揃える
呼び捨てタメ口

愁と共に前進、砲撃の隙と合わせ一気に突撃し敵陣に斬り込む
敵回避の癖を見て、愁の牽制に合わせて好機にダブルアタック
愁の射撃が途切れない序盤に一気に畳み掛け選択肢3との挟撃の布石として敵陣撹乱を狙う
敵の数や陣形に気を付け、包囲されそうなら援護射撃を受けて位置取りを調整
多くの敵にマークされるようなら愁に声掛け一旦下がり、意識が逸れたらまた殴り込み
中盤以降、愁がリロードするときは逆にフォローするように牽制気味に攻撃し無茶は控える

ACは、不慣れだけど…
(愁の声を受け)
信じる、仲間と俺の剣を振るうだけだ!

  • 閃烈の狩人
    木蓮la3816
    ヴァルキュリア18才|スピリットウォーリア×セイント

心情
…前回は撤退するしかありませんでしたがあの時の借り返してもらいます 
目的
夢魔殲滅
準備
情勢&敵動向仲間現在地等情報共有 きBより行動開始
行動
仲間行動戦闘地点等情報周知し連動し行動。仲間射撃後、敵層薄い地点へ敵注目を集めつつステップワーク・ダブルアタック(適宜使用)&ランスチャージ(移動攻撃)など槍と盾での防御&シールドバッシュ等、各ブースター駆使し挙動補正しつつ機動力を活かし縦横無尽に立ち回り接近する敵行動阻害し攪乱撃破。包囲網完成までの時間稼ぎからの完全殲滅を目指す
生命5割↓一時後退修復補給へ
アドリブ歓迎

「バスターマリオネット…あなたの力を木蓮に貸してください!」

選択2

制空権確保

艦甲板で戦闘
666活用
生命注意し適宜回復や支援貰う
状況見て暴走解除

通信活用
武器射程活用

優先:艦狙いの敵>地上援護の爆
サイレン反応し回避活用
友軍艦耐久見て、艦上空に侵入する爆や地上幽迎撃
適宜マストダイ

敵死角や多角的方角から味方の攻撃と重ね、爆回避低下狙い攻撃
自身の死角注意し背後や包囲警戒
単騎突出しない
中~後衛配置だが必用時は前衛に

爆が半分以上減れば適宜飛行戦闘
幽射程やレーザーサイト警戒

●2→空戦
 快晴の空の上で、ライセンサー達と爆撃機型ナイトメア(以下「爆」と略)が激突する。
「……さあ、今日の仕事だよ。……ニーズヘッグ」
 キャリアーより空へ駆け上がるXN-01『Nidhoggr【切り裂く者】』の中で、常陸 祭莉(la0023)はそう言うと爆達の中へ突入する。
 ――さあ、力を貸そう。いつものように――。
「御託はいい。力を貸せ……“蹲る者”」
 『【ⅩⅤ】我が名は黙示録の赤き竜』を発動した祭莉が何かと短くやり取りを終え、1体の爆の頭上へと『Nidhoggr』を到達させる。
 黒い竜をモチーフにした外観と竜の翼のようなウィングユニットが特徴の『Nidhoggr』よりクリーガァL-05が打ち下ろされ、身を裂かれた爆は血煙をあげる。
『攻撃を開始する』
 FF-02『影狼』を駆るトーヤ(la0375)は、『Nidhoggr』と同じく爆の頭上へと達すると、爆へと逆落としをかける。
 交錯の一瞬、『影狼』よりすり抜けざまに放たれたカットラス・ドレイクの一閃が爆の胴を断ち、爆は血霧を撒いて落下する。
「この前の借りを返して貰おうか」
 撃破を確認したトーヤは、『影狼』の腕を降らせて機体を反転すると上昇に転じ、『影狼』は空を駆け上がる。
「密告……ねぇ。ま、少し気になるが……まずは貸しをきっちり取り立ててからだな」
 MS-01J『破軍』を駆る白神 凪(la0559)は、今回の密告主であるエルゴマンサー校尉(lz0093)への思考を途中で切り上げる。
「空中戦か。勝手は少々違うが、ま、やってやれねぇことはねぇ」
 機体の胴に描かれた上下逆の北斗七星が仄かに光り、機動戦に主眼を置き改修された『破軍』は爆へと突進する。
 爆より放たれる火線を突破し、『破軍』のカピテーンL-05が爆へ繰り出されると、『破軍』の一撃は爆の胴を貫き、爆の身より血霧があがる。
 味方がこじ開けた空隙を、珠(la2593)が艦長を務めるFS-10『サンタマリア』が突き進む。
「サンタマリアは前線での火力支援を行います」
 居住性を追求して改修され、各作業ドローンを積載した『サンタマリア』は珠の宣言通りその場に踏みとどまり、防衛射撃を開始する。
 サイレン音と共に急降下する爆達と、撃ち放たれた『サンタマリア』の対空射撃が衝突し、射撃を浴びた爆の1体が血煙をあげた。
『敵飛行戦力を牽制しました。今のうちに出撃をお願いします』
 珠はその間にも、搭載する味方のアサルトコア(以下「AC」と略)を射出していく。
 その『サンタマリア』の甲板上で『FF-01』を駆るジュリア・ガッティ(la0883)は、飛来する爆達へと機体を向ける。
『エルゴマンサーからの情報っていうのは何かスッキリしないけど……』
 ジュリアは敵である校尉が密告することに、納得がいかないようだ。
『校尉のリークの信憑性もさる事ながら、真意は何か……なんて考えても仕方が無い』
 そこへ同じく『サンタマリア』に乗るFF-01『Model-MEABH』を駆るナタリア・フィッツジェラルド(la2736)からの通信が、ジュリアに届く。
『仕方ない、その通りよね。地上は心配なさそうだし、空中の敵に専念しましょうか』
 ナタリアの言葉にジュリアは頷く。
『私は何も関わっていないんだ、だったらやるべき事だけやらせて貰うさ』
 『FF-01』と『MEABH』はそれぞれ『サンタマリア』甲板上で爆達を迎撃する。
 酩酊の妖精の名を冠し、独自の改修を施された『MEABH』が特殊兵装『プラズマシューター』を起動。
 放たれた光弾状エネルギーが爆の群れを絡めとり、爆達の身を引き裂いていく。
 ほぼ同時にスナイプモードを起動したジュリアの『FF-01』も、『MEABH』が薙ぎ払った爆の1体を狙撃する。
 B02アサルトライフル+4より放たれた弾丸状エネルギーが爆の1体を射抜き、胴を貫かれた爆は血を撒いて失墜し、霧散する。
「校尉って奴はナニ考えてんだか」
 梅宮 史郎(lz0071)の動かすキャリアー甲板上で、XN-01『ゲバルティッヒ』を駆る雨月 氷夜(la3833)はそんなことを口にする。
 眼前のナイトメア達は、恐らく校尉の指示に従って動いている。
 その校尉が敵であるライセンサー達を支援する理由が、氷夜には思いつきそうにない。
「まあいいじゃん。敵として現れるなら殺すだけだがな」
 そう言いながら氷夜は頭上より響くサイレン音を察知すると、牙剥く理論を起動。
 反撃プログラムがIMDを活性化させた状態から、『ゲバルティッヒ』は直上に飛翔し、急降下する爆と交錯する。
 その瞬間『ゲバルティッヒ』の煉獄鎌の刃が煌めき、豪風と化して爆の身を切り裂いた。

●1→迎撃
 上空での味方の援護のもと、地上でもAC達がナイトメア「シェド」(以下「幽」と略)達を迎え撃つ。
「海が無くても強いのよ! いざ突撃!」
 『SJ-02S』を駆る雪室 チルル(la2769)は元気いっぱいな叫びと共に、幽達へと斬りこんでいく。
「せっかくの新型機という事で色々無茶をさせてみるつもりよ!」
 それが吉と出るか。それとも凶となるか。
 それはチルルにもわからないが、今は突き進むのみ。
 構えたシールド・ヴァレッタの表面を、幽から放たれた赤い光が捉え、弾着の衝撃が盾を介し『SJ-02S』を襲うも『SJ-02S』はなおも突進する。
 一気に肉薄した『SJ-02S』の『ヴァレッタ』が唸りを上げて幽の身を殴り飛ばし、打撃音と共に幽の1体を吹き飛ばす。
「……前回は撤退するしかありませんでしたが」
 FF-02『バスターマリオネット』を駆る木蓮(la3816)は、前回街を失陥せざるを得なかった無念をここで晴らすつもりだ。
「あの時の借し、返してもらいます」
 木蓮の戦意に応じ、近接格闘機として特化した改修が施され、女性的なフォルムが特徴の『バスターマリオネット』がステップワークを駆使して幽達との距離を詰めていく。
 幽達からの赤い光が『バスターマリオネット』に集中し、ついでレーザーが放たれるも、虚空を射抜かせた『バスターマリオネット』が繰り出すアサルトランス「マフルート」+4が幽の身を穿ち、血霧をあげさせる。
「ACは、不慣れだけど……」
 FF-02『赤心 沖光』を駆る文室 優人(la3778)はAC戦への不安を口にするが、そんな優人に向けMS-01J『回風』を駆る霜月 愁(la0034)より通信が届く。
『優人、後ろから援護するよ。優人なら大丈夫だって』
『その言葉を信じる。俺は仲間と俺の剣を振るうだけだ!』
 優人は不安を振り払うと『沖光』を前方へと走らせる。
 『回風』は『沖光』を援護できる配置から海賊大砲「トルトゥーガの宴」+4を構え、愁が引き金を引く。
 砲声と発射焔が閃き、大気を裂いて砲弾状エネルギーが幽のただ中に飛び込むと、直撃を受けた幽の身が粉砕され、血煙と化し消える。
「突入路を拓いたよ。このまま援護射撃を続けるからそのまま進んで」
 愁の援護に背を押された『沖光』が血煙の中を突っ切り、別の幽へダブルアタックを発動する。
 『沖光』の断罪者+2が縦横に振るわれ、幽の身に2筋の斬痕を刻み血をしぶかせる。
「エルゴマンサーの罠でも、乗るしかないわけ?」
 左翼側に陣取りFF-01『ディース』を駆るユリア・スメラギ(la0717)は、今回のお膳立てをした校尉の意図が罠ではないかと疑っていた。
 しかし今は目の前の敵を倒すしかないとユリアは意識を切り替え、右翼側にいる高柳京四郎(la0389)への通信を開く。
『サイドから敵切り崩しにかかるわよ。高柳さん、同時に仕掛けるわ!』
『了解だ、ユリアさん。俺の方も連携に努める』
 ユリアからの通信に京四郎は快諾を返し、京四郎もFF-01『麒麟児』を敵陣の端へと進出させ、『ディース』と『麒麟児』がそれぞれ連動する。
「電撃弾の名はタクスス・クスピダタ……猛毒のイチイの実よ!」
 まずパーツの継ぎ接ぎ感が目立つが性能に遜色はない『ディース』が特殊兵装『スパークグレネード』を起動。
 遠隔狙撃ユニット「トリステス」より射出された榴弾状エネルギーが宙で拡散し、周囲の幽達をイメージの雷撃で薙ぎ払う。
 ユリアの奇跡的な一撃で幽達はその身を粉砕され、まとめて血煙と化し霧散した。
「数が多くて面倒だからな、早々と減らさせてもらうぜ!」
 内部を改修された『麒麟児』も京四郎の思念に忠実に応え、特殊兵装『スパークグレネード』を起動する。
 放たれた一射が幽達のただ中にイメージの雷撃を炸裂させ、幽達の身を引き裂いた。
「……校尉の情報は正しいようだ。誠実な者は好ましい。敵味方関わらず」
 『XN-01』を駆るLUCK(la3613)は、敵の情報に嘘がないと判断する。
「……嘘は嫌いでな」
 LUCKはどんな思惑があったとしても正確な情報を提供した校尉はそれなりに信に値すると評し、『XN-01』に長弓「舞宙」の弓弦を引き絞らせる。
「羅漢の射程に入るまでは、弓で攻撃するとしよう」
 その呟きに弓弦が矢を放つ響きが重なり、宙を飛び渡った矢状エネルギーが幽から放たれた赤い光と途中ですれ違い、そのまま幽の身を射抜き血をしぶさせた。

●3→迂回
 この時、迂回部隊はナイトメア達の背後へ回りこむことに成功していた。
 FS-10/LPH『北極』艦長の向野・A・黒子(la0227)が搭載するACへ連絡を入れると共に、S-01『サバトラ』艦長の七瀬 葵(la0069)への通信を開く。
『七瀬様。今前方にいるのは敵のみですので、先制砲撃をお願いできますでしょうか?』
『……ん。了解。味方機へのデータリンク……味方を巻き込まない射線を……確保』
 既に艦載巡航推進航法『フリーゲンカッツェ』を駆使して砲撃ポイントに到達していた葵は、周囲の味方に射線から離れるよう警告を出した後、艦載荷電粒子砲『ルーフェンカッツェ』を起動、
「『ルーフェンカッツェ』、発射カウントダウン開始。5、4……」
 艦体左右に発着艦用の甲板を追加し、AC運用能力を高めた『サバトラ』下部に装備された荷電粒子砲に眩い光が漲る。
 そして葵が『ルーフェンカッツェ(叫ぶ猫)』と呼称する独特の砲声と共に、撃ち放たれた灼熱の激流が『サバトラ』の直線上にいた幽達を貫き、『サバトラ』の衝撃力を秘めた一射は幽の群れを粉砕し、血煙へと変えていく。
『敵の後背は混乱中です。皆様には精一杯の「おもてなし」をお願いします』
 葵の砲撃を確認した黒子は搭載するAC達への出撃を促し、AC達は轟音を残して空や地上へ解き放たれていく。
「さぁて仕事スっか」
 強襲や橋頭堡構築を前提に、生存性や攻撃力など様々な改修が施された『北極』は、黒子の操舵で低い高度を保ったまま砲撃を開始する。
「うまく後背を突く位置につけたな。では切りこむとしよう」
 小隊【守護刀】に属し、SJ-02S『潮騒-しおさい』を駆る狭間 久志(la0848)は『北極』よりいち早く地上に降下すると、パルスサーチを起動。
『敵座標情報を獲得した。これより情報を送る』
 『潮騒』に搭載された探査システムが周囲に展開する幽や爆達の位置を捉え、その情報を久志は整理分析して周囲の味方へと伝えていく。
 情報を送り終えた『潮騒』はそのままギガントスナイパーの砲口を幽に向け、砲撃する。
 砲声と共に『潮騒』より放たれた噴進弾状エネルギーは、そのまま幽の1体を捉えて炸裂し、その身を引き裂き血をしぶかせた。
『久志、情報は確かに受け取りました。ここで役割の交代です』
 MS-01J『春烏』を駆り、同じ【守護刀】の日暮 さくら(la2809)より連絡を受けた久志は、そのまま『潮騒』を退かせ、入れ替わりに『春烏』が前に出る。
「利子は高くつきますよ? 覚悟はよろしいですね?」
 さくらはそう呟くと特殊兵装『神風―KAMIKAZE―』を起動。
 機体内部や各所に改修が施された『春烏』を、高速機動型ブースターが一気に射出する。
 その軌跡に桜の幻影を残して幽とかけ違う一瞬、『春風』のエペ・チェネレの斬撃は奇跡的な一閃と化して幽の胴を断っていた。
 突起を構えたままの幽の上半身が舞い上がり、血を撒いて地面に叩きつけられ、残った下半身と共に消えていく。
 そして久志の『潮騒』が射撃を加えた幽に、同じ【守護刀】所属のアリア・クロフォード(la3269)が駆るFF-02『レグルス』が襲いかかる。
「これでトドメ!」
 アリアの叫びと共に『レグルス』のダブルアタックが起動。『レグルス』の腕に嵌められたマグネターが豪風を撒いて2度繰り出され、肉や骨を打ち砕く異音が2度響いて血煙が舞い上がる。
 その2撃で頭を叩き割られた幽の身が地面に叩きつけられ、そのまま血煙と化し霧散する。
「貸したっていうか勝手に取られてただけじゃない?」
 アリアは依頼の説明時にあった史郎の言い分をそう評し、次の幽へと『レグルス』を向かわせる。
「何故か正義と女尊男卑拗らせた若作りおばさんを思い出したけど気のせいか」
 XN-01『シグルズ』を駆る【守護刀】所属のラルフ(la0044)は、校尉のことをそう評する。
「敵の人型って性癖だの趣味だの歪んでる奴ばっかりだからな」
 ラルフは校尉への意識をそこで切り上げると、『シグルズ』を敵陣のただ中へと突っ込ませる。
 一気に肉薄したところでラルフはコード「666」を起動。ラルフの感情が刺激され、『シグルズ』に搭載された人機一体を目指し搭乗者と機体をリンクさせるシステムの作用も加わり、出力が強化された『シグルズ』のズルフィカール・ジハード+2が鞘走り、奇跡的な一撃となって幽の身を斜めに断ち切った。
 2つに割かれた幽は血煙を噴いて頽れ、その身が霧散して消える。
「ったく、わざわざみんなで行く必要はねぇってのに……」
 同じ【守護刀】所属で『FF-02』を駆る氷向 八雲(la3202)は、味方の攻勢を見ながらそう言っていたが、視界に赤い光を捉えるなり『FF-02』をその方角へ突進させる。 
 八雲の『FF-02』がシールド・オメテクトリを構え、強引に射線に割り込み幽からの銃撃を防ぐ。
『前は俺が守ってやっから、好きに暴れなっ!』
 殺到する幽達の銃撃を防ぎながら、八雲が味方の進撃を支援し、同じ【守護刀】所属の東海林昴(la3289)が駆るMS-01J『翠閃』と、柳生 彩世(la3341)の駆る『FF-01』が呼応する。
「一機残らず撃ちと落とすッ! 覚悟しやがれ!」
 昴の叫びとともに『翠閃』のギガントスナイパー+1が咆哮し、叩き出された噴進弾状エネルギーが幽の1体に炸裂し、その身を裂いて血をしぶかせる。
「承知した。俺が援護に徹すれば敵の殲滅を支援できるだろう?」
 彩世の『FF-01』は既にスナイプモードを起動している。
 星河一天が唸りを上げて機銃弾状エネルギーを撃ち放ち、『翠閃』が攻撃した幽の身を穿つと、血霧を噴いて幽は霧散する。
「このまま敵の隙を突いて決定打を打ち込ませてもらうぜっ!」
「援護は任せてくれ! 蜂の巣にしてやる!」
 昴と彩世は次の標的へと意識を向け、連携して幽達を射っていく。
「密告……罠でないとすれば仲間割れか」
 XN-01-13『オホートニク』を駆るイリヤ・R・ルネフ(la0162)は、校尉が密告した理由について思案を巡らせる。
「或いは、出方を観察されているのかもネ。エヌイーみたいに」
 そうだとしても、今からイリヤが行うことに変わりはない。
 白兵戦用に動力及び駆動系が特化され、より長く戦場に留まり獲物を狩り殺す執念深い『狩人』として調整された『オホートニク』は、イリヤの意思に従ってFRo-02αシャトルラン+3を起動。
 ローラーが駆動して『オホートニク』が滑るように幽との間合を一気に詰めていく。
 あわせて起動したアンブッシュリーパーにより、『オホートニク』は全てのブースターを最大出力で咆哮させ、爆発的な加速とイマジナリーシールドを用いた衝撃を上乗せしたカピテーンL-05の刺突が幽の身を深々と貫くとともに、幽の身を吹き飛ばす。
「わからないことは悩んでいても仕方ありませんわ」
 FF-02『アレキサンドラ』を駆る杉 小虎(la3711)もまた情報の出どころなど気になる点は多いが、今は目前の任務に集中する時と邁進するつもりだ。
 軽量に特化した結果、某俳優を思わせる外観に仕上がったという『アレキサンドラ』が敵陣を貫く勢いで吶喊する。
「師と連携して動くのが良さげですわね。押し通らせて頂きますわ」
 マグネター+4の唸りが風を裂き、肉や骨を砕く異音が響くと共に『アレキサンドラ』に殴り飛ばされた幽の身が宙を舞い、地面に叩きつけられた。

●2→制空
 空中では数で勝る爆達との戦いが続く。
「……この位置なら……多く捕捉が可能……か?」
 爆の編隊の中を駆けあがった『Nidhoggr』が腕を振って機体を翻すと、爆達に向け祭莉はウルトラノヴァを起動。
 攻撃エネルギーに変換されたイマジナリーシールドが周囲に放射され、爆達のみを包み込み、その身が砕かれ焼き滅ぼされる異音が宙に響き渡る。
「……暴走、解除……だ。生命力(シールド)の損耗は……これくらい……か」
 祭莉は思案の後、『Nidhoggr』を史郎のキャリアーに着艦させると搭載修理を依頼し、修復を受ける。
「機動力が高くとも誘導してしまえば」
 トーヤは『影狼』を左右に揺らし、爆達から放たれる掃射の投網を躱しつつ、バカンザM30を向け連射する。
 爆の1体が胴を撃ち抜かれ、血をしぶかせるも爆達の降下は止まらない。
 爆達が一定の範囲に降下してきたところで、トーヤは既に開いていた通信を介し、合図を送る。
『珠殿、射線上へ集めました。砲撃斉射を願います』
『承知しましたトーヤさん。こちらからも見えています』
 目上に対する口調で珠へ依頼したトーヤが『影狼』を翻し、射線を開けた先には珠の『サンタマリア』が爆達を射程に捉えていた。
「味方を避け、敵の密集空域にダメージを与えます」
 珠は星ノ海を起動すると、『サンタマリア』の両舷上部に格納されたミサイルコンテナが開放され、イマジナリードライブで構成されたミサイルが続けざまに発射される。
 無数のミサイル状エネルギーが爆達のただ中に弾着し、爆発の向こうで粉砕され、血霧と化す爆達がほの見えた。
「なんか一杯出てますが、兎に角発射!」
 内心慌てながら珠は砲撃を続行するも、対空砲火を潜り抜けた爆達が飛来する。
『警告! 敵が1体、降下攻撃に入ったわ! 位置は……』
 味方に警告を発しながら、ジュリアはファングブーストを起動。
 推進力を高め精度と威力を高めたB02の一射が爆の1体を射抜き、宙に爆の血煙をあげさせる。
『ナタリアさん、そっちに3体向かいました!』
『了解だ。実のところ既に敵の捕捉は全て完了済みなんだよ』
 ジュリアからの連絡にナタリアはそう応じ、ジュリアの警告にあった爆達へ特殊兵装『プラズマシューター』を再び起動。
「今は爆撃機に集中した方がよさげなんだよね」
 ナタリアの呟きと共に『MEABH』から放たれた光弾状エネルギーは爆達を押し包み、ダメージを蓄積させる。
 ジュリアやナタリアの迎撃で損傷が重なった爆達は、凪の『破軍』が斬り落とす。
「白兵戦で削れるのは、このくらいか。残りは……と」
 凪は引き続き『破軍』を飛翔させ、機銃めいた銃撃を続ける爆へ換装したギガントスナイパーを撃ち放つ。
 『破軍』より放たれた噴進弾状エネルギーが爆の身を貫き、胴を砕かれた爆は血霧を吹いて墜落する。
「射撃戦でも問題ないようだな。このまま続行させてもらう」
 『破軍』は余裕をもって旋回し、別の爆へと襲いかかる。
 氷夜の『ゲバルティッヒ』もまたダメージのある爆の狩りを実行中だ。
「また1機撃破、やりィー♪」
 換装したベヒモス砲+1の砲撃で胴を叩き折られ、血煙と化し消える爆の向こうより、別の爆が掃射を放つ。
 『ゲバルティッヒ』は回避を試みるも躱せず、弾着の衝撃が機体を揺さぶる。
「てめぇいい度胸してんじゃねーか。落とし前はつけてもらうぜ」
 言うなり『ゲバルティッヒ』はコード666を起動。感情が刺激され、出力を強化したベヒモス砲を撃ち放つ。
 放たれた噴進弾状エネルギーが爆の身を貫き、氷夜の報復を受けた爆は血霧を発して霧散した。

●1→駆逐
 地上では囲んだ幽達への攻勢に転じる。
「このまま敵を撃破して街を取り戻すのよね!」
 チルルは『SJ-02S』の特殊兵装『メディカライザーSP』で自分や味方のシールドを修復して回ると、再び幽達の中へ突っ込む。
「ついでに水中専用機のテストも行うよ。水が無いけどね」
 チルルはそう言うとSeRo-02ラーゼンを起動してローラーを駆動。全力移動を行わせ、幽達が突破しようと試みる場所へ『SJ-02S』を滑り込ませると、ヴァレッタを掲げて立ちふさがる。
 一時後退して修繕を受けた『バスターマリオネット』も再び攻勢に転じ、前に出る。
「バスターマリオネット……あなたの力を木蓮に貸してください!」
 木蓮が叫びをあげて可変速ブースター「ハヤテ」を起動すると、『バスターマリオネット』のブースターも咆哮して機体を加速する。
「1体ずつ着実に倒し、貸しを取り立てさせてもらいます」
 一息で幽に肉薄した『バスターマリオネット』がダブルアタックを起動。「マフルート」が2閃して肉を貫く音を2度あげる。
『愁君……校尉って随分古めかしい役職名よねぇ』
 包囲を完了したユリアは、ある地域にかつて存在した役職とエルゴマンサーの名前が同じだと気づいていた。
『そうみたいだよね、ユリアさん。本名じゃない可能性はあるよ』
 愁もユリア同様、校尉がそう名乗る意図を測りかねている。
「恐らくこれで終わりじゃないはずだ……。今は眼前の敵を殲滅するのが先決だろう?』
 ここで京四郎が通信に割り込み、ユリアや愁達も幽達への攻撃を再開する。
「超装甲大剣、紅黒の薔薇を咲かせて! シャルル・マルラン!」
 ユリアの叫びと共に、『ディース』のアグレッシブトルネードが起動。
 『ディース』が振り下ろした超装甲大剣+4に纏ったイメージが衝撃波と化し、その威力を周囲にぶちまける。
 至近の衝撃に引き裂かれた幽達は粉砕され、血煙の花を周囲に咲かせて霧散した。
『愁、今度は俺が愁の攻撃を援護する!』
『了解だよ優人。こっちは任せて』
 優人からの通信を受けた愁もそれに応じ、『沖光』が前に出てダイブ・モードを起動した『回風』が後方に留まる。
「愁をフォローするように牽制気味に攻撃。無茶は控える」
 優人の意思に応じた『沖光』が幽の銃撃を乗り越え、肉薄した幽に向け断罪者を振るう。
 『沖光』の放つ断罪者の斬撃を浴び、斬られた幽の身より血霧が噴く。
 『沖光』が真横に飛ぶと、入れ替わりにフラッシュリロードを終えた『回風』のア・ドライグ・ゴッホW964が火を噴く。
 撃ち放たれた弾丸状エネルギーが幽の身を貫き、生命を断たれた幽が頽れ血煙と化し消えていく。
「街を取り戻させて、この後は何を企んでるんだろうな、校尉は」
 ――校尉。今度は何を考えてる?
『来るぞ高柳。2時方向に幽2体だ』
 LUCKの連絡を受けた『麒麟児』がその方角より放たれた赤い光とレーザーを躱しつつ、幽達の中へと飛び込みアグレッシブトルネードを起動。
 抜き放ったアサルトソード「リーネア」+4の周囲が爆砕し、拡散した衝撃波が周囲の幽達を薙ぎ払う。
「……食われる前に、殺せば、良いのだろう?」
 『麒麟児』の後に続き、LUCKの『XN-01』もコード「666」を起動。同じ幽へ攻撃を重ねる。
 コード「666」によりLUCKの増幅された戦意を載せた『羅漢』の一撃が幽の胴を貫き、穿たれた幽の身は血煙と化し消えた。

●3→蹂躙
 敵の背後を包囲した迂回部隊も殲滅戦に移る。
『上空の敵はもう少しで掃討できそうだ。地上の敵は残り半数を切っている』
 制空に時間がかかっているが概ね予定通りだ。
 パルスサーチで敵の動向を探り続ける久志より、周囲の味方へ最新の敵情報が伝達される。
『前線の味方より要請が届きました。「蹂躙して下さい」とのことです』
 各支援活動の傍らで、情報の整理分析にあたる黒子より【守護刀】や同じ戦域の味方に連絡が入る。
『……ん。了解。……わかりやすい』
『まかせて下さい。1体たりとも逃がしません』
 連絡を受けた葵とラルフは各々の表現で請け負う。
「空に手を出すよりも、地上の敵を先に潰すほうが妥当だな」
 黒子は迅速に戦況を把握すると、主砲『海槍』を『北極』の近くにいる幽達に向け、起動。
 三又槍を模した臼砲より射出されたエネルギー弾が、幽達のただ中で炸裂し、その生命とフィールドの強度を削り取る。
 空より飛来した爆達がサイレン音と共に地上のACへと急降下をかけるが、AC達の頭上に『サバトラ』の艦体が滑り込む。
「……ん。『シルテンカッツェ』自動防御、開始」
 葵が艦載斥力場展開機構『シルテンカッツェ』を起動すると、『サバトラ』の周囲になぜかデフォルメされたネコのシルエット状の斥力場シールドが展開される。
 葵が『盾の猫』と呼ぶ斥力場シールドは爆の攻撃を減衰し、『サバトラ』の周囲から爆達を押し戻す。
「ここは空の敵を削っておいたほうが良さげだよね」
 周囲の戦況を細かく確認していたイリヤは、『カピテーン』を『サバトラ』に退けられた爆へ向ける。
「ちょうど槍の射程内だし、あの爆撃機は叩き落すことに決定だよ」
 言うなりイリヤは『オホートニク』の『カピテーン』を、爆の1体へと繰り出す。
 煌めきを残して駆け上がり、『オホートニク』より突き出された『カピテーン』は爆の身を貫いた。
 血飛沫をあげて爆は落下し、地面に叩きつけられその身を霧散させる。
「狙いを絞って、ここだ!」
 この時彩世の『FF-01』は援護の範囲を地上から対空へと広げていた。
 降下する爆を捉えた彩世が、星河一天の引き金を引く。
 断続的な砲火を放ち出し、鋭い砲声が続けざまに迸り、直撃弾を浴びた爆が血を噴いてのけぞった。
『空からの邪魔者は叩き落すから、任せてくれ!』
 彩世は周囲の味方にそう請け負う連絡を飛ばし、なおも対空射撃を続ける。
「居られたら引っ掻き回されて困るだろうし。いなくて良かった」
 ラルフは校尉の不在を歓迎しつつも、敵の数の多い場所へ『シグルズ』を割り込ませ、ウルトラノヴァを起動。
 『シグルズ』より変換され、放射された攻撃エネルギーが周囲の幽や降下した爆達を薙ぎ払い、その身を砕かれた幽や爆達が血煙と化し消えていく。
『ラルフ、敵の掃討感謝だ。今フォローする』
 そこへ久志よりラルフへ通信が届き、 久志の『潮騒』が『シグルズ』へ特殊兵装『メディカライザーSP』を起動。
 『潮騒』に付随する装置が動き、『シグルズ』のシールドを修復していく。
『狭間様、修復の間の前衛はお任せ下さいですわ。ここで近寄る敵を倒させて頂きますわ』
 小虎は久志へ連絡を入れると『アレキサンドラ』を疾駆させ、付近の幽へと肉薄すると幽の胴にマグネターが突風の速度で激突する。
 『アレキサンドラ』に殴り飛ばされ、血を撒いた幽の身が地面に衝突した。
「このまま暴れ回らせて頂きますわね」
 小虎はそう言うと久志やラルフの周囲にいる幽達へと『アレキサンドラ』を走らせる。
『大半はラルフのノヴァで仕留めることができました。各自残存する敵を駆逐して下さい』
 さくらより周囲の味方へ指示が飛び、さくらも『春烏』を動かし敵の掃討に移ると、八雲の『FF-02』が合流し1体の幽を挟みこむ。
『さくら、おれが攻撃を引き受ける。その間に敵の背後へ回りこめるだろう?』
 八雲がそう伝えると『FF-02』が幽へと迫り、ダブルアタックを起動。
 『オメテクトリ』が2度繰り出されて打撃音が2度響き、殴られた幽が赤い光を『FF-02』に向ける。
『今だ、さくら。このまま倒すんだ』
『承知しました八雲。このまま仕留めます』
 短く八雲と交信したさくらは、幽の背後より『春烏』の遠隔狙撃ユニット「トリステス」を展開して発射する。
 射抜かれて頭が爆ぜた幽は血霧を上げて倒れ、その身を霧散させた。
「故郷を荒らされた奴等の、気が少しでも晴れるように」
 昴はそう言って『翠閃』に幽達との銃撃の応酬を続けさせる。
『昴、無茶しないで!』
 敵の射線に割り込んだ『レグルス』の掲げるデュエリングシールドがこれを防ぐ。
「私を無視して仲間を攻撃出来ると思わないでよね!」
 アリアはそう叫ぶと『レグルス』を突進させ、幽との間合を詰めていく。
『おいアリア、お前の方が無茶してるじゃんか!』
 昴はそう言いつつもアリアを援護すべく『翠閃』を狙撃位置へ動かし、フラッシュリロードで装填済みのギガントスナイパーを幽に発射する。
 放たれた噴進弾状エネルギーが幽の身に炸裂し、血をしぶかせた。
「取られたものは取り返すよ!」
 『翠閃』の援護を受けた『レグルス』に幽に肉薄し、幽は射撃を加えるも、アリアは宣告と共にクロスカウンターを起動。
 素早く攻撃を回避した『レグルス』が精密な一撃を繰り出すと、カウンターの一撃を受けた幽は弾き飛ばされ、その身が宙で砕け血煙と化し消える。
 ここに幽達は殲滅され、残る爆も全滅は時間の問題だった。

●殲滅
 やがて街のほうからも残存ナイトメアを駆逐したとの連絡が届き、任務は達成となる。
 奪われたら取り戻す。それがライセンサーだ。
 街を取り戻してくれた皆様に感謝を。

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