オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
  1. グロリアスドライヴ

  2. SALF本部

  3. 【堕天】極端なのはお好き?

連動 【堕天】極端なのはお好き? 十乃字

形態
ショート
難易度
易しい
価格
1000
ジャンル
堕天 バトル 特務  日常 
参加人数
158~15人
予約人数
10010100
基本報酬
180000G
180SP
1800EXP
おまけ報酬
20000G
相談期間
3
締切
2019/05/14 20:00
完成予定
2019/05/24 20:00
機体使用
関連シナリオ
-

●システムエンジニアの苦悩
「こんなの、誰が乗れるんだよ……」
 ノヴァ社アサルトコア研究所システム部門のミナヅキ女史は嘆いた。
 ナイトギアの分析で、今までにないアサルトコアが開発出来る!
 そんな期待は、斜め上方向へと突き抜けていた。
 技術部門から提出された新型アサルトコア『ダンテ』の仕様は、とてつもない高出力の物だった。出力が上がるということは、その分パイロットの負担も増えるし、機体の耐久性にも支障が出る。
 ――誰も乗りこなせないようなじゃじゃ馬を作って、またノヴァ社の恥を晒す気か!
 ミナヅキ女史の葛藤は真っ当なものなのだが、技術部のメカニックとしても最高の物を作れるという自負があるだけに、「妥当な出力まで落とせ」というエンジニアの言い分を素直に聞いてくれるとは思えない。
「ああーもう! 説得にどれだけの時間を浪費させる気だ!? …………うん?」
 頭を抱えたミナヅキの視界に映ったのは、剥がし忘れたイベントのポスター。
 そこにはスタジアムで行われた大会の模様が、イメージ写真で載せられていた。
「そうか! シミュレーターだ!」
 目を爛々と輝かせたミナヅキは、手早く書類を書き上げると広報へと連絡した。

●彼は書類で落ちた。
 SALFロシア支部アサルトコア格納庫。
 一仕事終えてアサルトコアから降りてくると、パイロットの待機所が妙に騒がしい。
 何事かと近づいてみると、ライセンサーやメカニックたちが、張り出された掲示物に群がっていた。
「おい、お前も申し込む気か?」
 尋ねて来た血気盛んな同僚に何事かと尋ね返すと、「っち。知らなかったのか……」とばつが悪そうにした彼は、「ノヴァ社がテストパイロットを募集してるんだ。噂の新型機じゃねえかってな」と小声で答えると、「俺は申し込んだからな! お前らは来なくていいぞ!」と威嚇するように周りに言い置いて、去って行った。
 皆の意識がそちらに行った隙に人混みを掻き分けて掲示物を見てみると、『求む! 屈強なライセンサー! (何が起きても責任は取れません)』と書かれていた。
 何となく嫌な予感を覚えながらも、貴方は好奇心に突き動かされて用意されていた申込用紙を手に取った。

●VR(ヴァーチャル)ブリーフィング
『ご当選した皆さま。おめでとうございます。先にサインを頂きました守秘義務の通り、当研究所で見聞きした事を第三者に漏えいしてしまいますと、えげつない金額の損害賠償請求がされますのでご注意クダサイ。
 敵は仮想のナイトメア15体。種類は豊富に取り揃えてオリマス。
 皆さまがご搭乗している仮想機体はカスタマイズ可能ですので、お好きな装備をお選びください。
 尚、VRですのでお怪我はなさいませんが、痛みはフィードバックされますのでご了承クダサイ。
 それでは、シミュレーターを起動します。まずはセットアップからどうぞ』

●目標
 性能テストとしてのデータ収集。
 全滅しても良いし、させても良い。より多くのデータを提供する。

●敵
 VRナイトメア 15体 近接型、防御型、飛行型など多彩。

●機体情報
 搭乗機体 ダンテ(VR試作型) 各所に装備されたブースターによる、爆発力のある攻撃を特徴とした超攻撃型アサルトコア。
   特性 攻撃力が高い 命中回避が低い
 選択武装 ソード、ロングソード、ハンマー、ランス、シールド
(3つまで)アサルトライフル、スナイパーライフル、飛行ユニット

 カスタムユニット アクティブのBSは使用で付与される。他BSで上書き出来る。 
(合計3つまで) パッシブ
      【軽装】防御力ダウン 機動力アップ
      【増強】攻撃力アップ 命中回避ダウン
      【重装】防御力アップ 機動力ダウン
       アクティブ(全てBS)
      【暴走】攻撃力アップ 機動力アップ 命中回避ダウン
      【硬化】防御力アップ 機動力ダウン
      【酩酊】全能力ダウン
      【狂乱】全能力アップ 敵味方識別不能

●マップ情報
 戦地は市街地。ビルなどの障害物がそれなりにあるので、突出しなければ囲まれにくい。
 VRなので初期配置が選択可能。敵の近くや遠く、仲間の近くなどを指定できる。

●PL情報
 PCが搭乗するのは、システム部門のVRダンテ試作機です。本来のダンテとは仕様が違います。
 ミナヅキはデータを欲しているので、色々試すと喜びます。

 【狂乱】状態のPCは、無差別攻撃をとめるために味方から攻撃される可能性があります。
 『理由があっても味方を攻撃出来ない』というPCは、プレイングで申告してください。『この人はダメ』や『女は殴れない』なども可です。率先して(破壊して)とめるのも勿論OKです。

 VRなので何をやってもOK。生命力の減少はありません
 機体設定を組み合わせて好きな状態にしてみてください。
 BSを使用するPCは、『暴走』や『狂乱』した描写をする可能性がありますので、ご了承ください。(こういう風に暴走したい、などを記載してもらえれば、拾えるかもしれません)
 何も付けない普通のプレイも可です。

うーん、仕事柄カクテルでもお客さんでも飛び道具には耐性があるつもりなんですが。
流石にここまでピーキーだと笑っちゃいますね……

【目的】
ダンテの性能テスト
特に射撃精度に関するチェックを行う
【準備】
装備はアサルトライフル、スナイパーライフル、飛行ユニット
カスタムは増強、暴走、酩酊の3つ
初期配置は1~2回の移動で敵が射程に入る程度の後方を選択
【行動】
スナイパーライフルで狙撃を行い、どの程度の精度が出るかを確認する
最初の3発(敵の撃破状況によって短縮or追加)は通常状態で狙撃。そこから先は暴走状態で試射し、どれくらい命中率に影響が出るのかを確認
「さて、暴走チェック、と
「これはとんだじゃじゃ馬ね……!

狂乱味方機が他味方機へ攻撃を行った場合、酩酊状態で攻撃し制止を図る。
制止に成功した場合は相手機に与えた損傷の確認(=加減した状態でどれほどダメージが出るのか)。相手の機動についていけなければ、それはそれでそういう報告ができるのでチェック。
「酩酊モードを起動……こっちも一筋縄ではいかないか

接敵された場合はアサルトライフルで迎撃。ただし対多数となった場合は飛行ユニットで距離をあける。

「……流石にピーキーすぎません?」

  • 王国の猛将
    ラルフla0044
    放浪者15才|ゼルクナイト×セイント

武装はランス、アサライ、飛行ユニット(可能なら2つ)
カスタムは増強、暴走、狂乱

先に決めておくことは人型は後回し。まずは人型以外を殺そう
後はシミュレータ内でスマホのカメラ機能で自撮りー。記念記念

戦闘は孤立しての狂乱付与で大暴れ
先に決めた人型後回しの部分制御出来るのか、乗り手の精神力で耐久出来そうか
狂乱状態でどこまで精神に影響出るか。敵味方認識困難になる程の物でしょう?他のBSに自分の意思で変更できるか、変化後は暴走と狂うに近いけど影響出ないか
後はまあ無難に精度、壁蹴りで移動とか飛行ユニット2つ同時展開。バーニア系飛行ユニットならその瞬発加速、その加速乗せた突進やタックルによる機体負荷で逝かない?パイロットがどうなりそうかとか

終わったら実際の機体欲しいとか交渉出来ないかね
色物とか極端なのは好きだよ?こっち贔屓にしたいと思う程度には

帰ったら自撮り確認
狂乱や暴走時どんな顔してる?発動中自分は狂乱する程何を感じた?
ダンテは乗り手の強い精神エネルギーを使って、(乗り手の負荷を無視して)出力を上げてるのでは?と思ったのでちょっと調査したい(そういう機能なら、ナイトギア?みたいな機能に見えるし)

「さて、どんな機体かしらね」
なるべく遠くからスタートし最初は機体を動かし機動の確認や癖を見ます
装備はソード、アサルトライフル、飛行ユニット
【軽装】防御力ダウン 機動力アップ
【増強】攻撃力アップ 命中回避ダウン
【暴走】攻撃力アップ 機動力アップ 命中回避ダウン

かなりピーキーな機体なので色々試しながら前進します
「確かに攻撃速度は速いわね・・でもかなり動きに癖があるわね」(シナリオの説明文から推測し実際に乗って一言)
一通り確認したら飛行ユニットを展開し敵に向かいアサルトライフルの射程に入ったら撃ちつつ接近ソードの射程まで入ったらソードに換装しまずは【軽装】を発動し機動力を高め斬りかかり、次に【増強】を発動し攻撃力をアップし命中回避を下げます(それぞれ発動した際最初の動き確認の時との能力の振り幅を確認して一言)
【暴走】は確実に敵を倒せるとき、もしくは仲間の誰かが【狂乱】を使い暴走したら止めるために使います。あくまで機体のポテンシャルを確認します

あ、ハイ、技術部の…なんかすいませんネ
多分プロマネ知ってる人だろナーとか思いつつ、本業も本業なのでお仕事お仕事
「製品」としてどうよとの意見は尤もだケド「作品」として考えると、こう…(ぐっ

選択武装:ハンマー・シールド・アサルトライフル
カスタム:【重装】【硬化】【狂乱】
初期位置:最前線

素の攻撃力に加え、戦場に踏み止まる防御力を強化
瞬間火力×継戦時間=殲滅力、自分が死ぬ前に全部殺せばセーフ
中近距離の存在に悉く死を振り撒いて進む、焼け野原製造機チューン
装甲+盾でどれだけ耐えられるか要チェック
搭乗者のメンタルはさて置き、生命を受動・能動両面で守る

無論、友軍のソレは度外視故に配置でカバー
欠陥品でもあるものは使う、工夫でどうにかするというのはNV-01で前例アリ
開発を続けられれば改善も出来る
計画を潰さない為にもまずは最低限使い様がある事を示す
総当たりで組み合わせてみれば、当たりがあるかも知れないし

  • 命、咲き誇る
    一本柳 凛咲la0214
    人間20才|スピリットウォーリア×グラップラー

「特化型であればあるほど使い道があるものだ。」
斬ることに特化した武器、遠くを狙うのに特化した武器
極めた者は特定状況で非常に役に立ち、そのうえ美しい
ダンテも似たようなものだろう
後は私たちがどこでどう使うかだ

選択武装:アサルトライフル、スナイパーライフル、シールド
カスタム:【増強】【重装】【硬化】

運用思想は銃火器を担いでぶちまける固定砲台だな
砲門が欲しいところだが今回はスナイパーライフルで代用してみよう
近接戦を行っている味方の後方に位置取り支援攻撃
自身はどっしりと構える形になるな
【硬化】はつけっぱなし
狂乱中の味方に関しては基本放置
此方に向かってくるなら的代わりだ
近距離はアサルト、遠距離はスナイパーを砲代わりにだ
外から他の者を見ることも考えて私自身の暴走はなしだ
後方支援なのだから十分に他の者の様子を見られるだろう
ならば頭は冷静でい続けなくてはな
「普段冷静な者のぶっ飛んでる様子なんて見逃す理由はない」

使用感想は詳細に報告
計器やリプレイがあるならそれを見つつ行おう
個人的には携帯砲か備え付けの砲の意見具申でもしようか
折角の火力型なのだからもっととんでもない形にした方が面白そうだ
この際機動性も犠牲にして要塞化してだな
攻撃と防御があれば十分だろう
ダンテの設計思想とは別物になるが
「素人の口出しだからそこまで本気に受けなくてもいいがな」

  • 夜明け告げる者
    高柳京四郎la0389
    人間28才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

ダンテの性能の仮想体感を目的に参加
「テストパイロット…やはり噂に聞いたアレか、ねぇ

武装はロングソード・シールド・飛行ユニット
カスタムは【軽装】【増強】【暴走】
「暴走…か、不気味な名だな。副作用など無ければいいが

初期位置は近接型の敵のすぐ近くを選択
まずは敵に急速で接近してロングソードで攻撃し通常攻撃の感覚を探る
「当てにくいとか言っていたが、ならば接近して当てていくまでだ!

ロングソードで一体以上倒したら次はシールドを構え飛行ユニット起動
シールドを前面に押し出す形で機体を守りつつ【暴走】状態へ移行しそのまま敵に向かって突撃
盾で防御を固めつつ、機体の攻撃力・機動力を生かして、敵へ盾・機体ごとぶつけ攻撃
攻防一体かつ機体をぶつけて攻撃する事で命中率の低さもカバーする
「機体自身に威力もあって機動力も増してるなら…盾も組み合わせれば…よし、いけるか?
「…っ…すごいパワー、だ…が、制御できんわけでもない!

周辺に敵が居ない状態で【狂乱】状態の味方が居れば
その味方へも盾構え突撃攻撃
「狂乱ユニットか、通常の攻撃じゃ当たりにくいだろうな
「目を覚ませ…少々荒っぽく、いくぞ!

【アセンブル】
>武装
ソード×2
飛行ユニット

>カスタムユニット
【軽装】
【暴走】
【硬化】

>ポイント
ソードには発信・識別機を装備するようオーダー。
また、【硬化】は機体前面 特に脚部に性能を集中させる。



【行動】
上記カスタム内容から近接専門志向であることは念頭に置く。
その上で、VR機体がどこまで自身の思い通りに動くかを試しておく。
具体的内容は以下に記す。

●投擲
ソードを業物とし、ブースターの出力をどれだけ威力・精度に反映できるかを試す。
都合上、丸腰リスクは別手段で誤魔化し、武装回収は可能なタイミングで随時行うこと。

●格闘
丸腰リスクへの対策 兼カスタムユニットの応用として、
"攻撃動作中に【暴走】"→"当たる/当てる直前に【硬化】"と稼働するよう登録。

●ブーストチャージ
カスタムユニットとブースター、飛行ユニットを使った、所謂突進系攻撃。
〈手順〉
1,ブースター・飛行ユニットで単体ターゲットに対し軌道を合わせつつ急接近
2,カスタムユニット【暴走】で追加の加速
3,勢いに合わせ[●格闘]で、ターゲットに蹴撃を加える

〈備考〉
高空からの急降下だと奇襲にもなり、且つ自由落下分の調整がやりやすいかも?

【心情】
「えーと、ミナヅキさん、とにかく色々試せばいいのね?」
(忌まわしいナイトギアの技術を取り込んだ機体…。ノヴァ社は、それの開発が必要なくらい追い込まれてるの…?)

【目的】
データ収集

【準備】
☆ウェポン
ソード、スナイパーライフル、シールド
「ACにもやっとシールドが来たわー!」

☆ユニット
【増強】【重装】【暴走】
「酩酊は…暴走や狂乱のセーフティかしらね?」

【同行者】
アークレディア・クレセント

【行動】
主にソードとシールドでの接近戦主体で、近接型と戦う
ビルを盾として利用し敵の攻撃を防ぐ
「ダンテはただでさえ照準精度に難があるからね…直接斬る方が確実でしょ」
「シールドの使い心地はどうかしら」

暴走時は最初にライフルを撃ち命中精度の低下具合の確認
「ガンサイトが全然定まらないわ~…これでスナイプって結構な無茶よ?」
以後は一気に間合いを詰め強襲

暴走や狂乱状態で味方を攻撃する味方機がいたらシールドで受け止め、殴って止める
「あちゃー、実戦でなったらヤバい状況よ?目を覚ましなさい!」

武装:ランス、シールド、飛行ユニット
カスタム:狂乱

みんな色々やってるから俺はノーマル。まぁ現状のシステムで行きますよと。

狂乱や暴走持ちが多いからねー。始めは全体から離れたところで駆動確認かな。各行動ブースターのタイミングとか、ナックルやキック時のフル出力とかね。
飛行ユニットを使ったビル上への細かい着地、空中でのブースター、両手両足を使った反転旋回マニューバを試す。
そも命中回避低いのは精密行動がブースターでできないからかな?この高出力ブースター武器に転用した方が有用では?

狂乱の味方が近づいてきたら屋上などの高所を渡って逃げるか敵へと誘導。

じゃー無難なテストも終わったところで、出力のリミッター解除よろしくね。
システム組んで扱いにくいなら、その制限を外した扱えない出力とかあるんでない?もしかしてこの狂乱ってやつ?
AC使ってるのなんてナイトメアに攻撃利くからであって、攻撃利けば形なんてどうでもいいの。
こいつ自身を質量兵器、ミサイルみたいにすれば昔の戦車みたいに電撃戦できるかなー。
まぁ一度限界パワー引き出せば制御もできるでしょ、多分。あと扱えなければ開き直って扱えない限界極めた別の何かの方が面白いね、と。

その後精神力1を使用しつつ、シールドとランスを構えながら敵に飛翔突撃する。馬鹿みたいな速度でジェット機のように旋回無視で推進全振り。反動?知らん。

「……♪」(無表情だが、心なし嬉しそうに見える)

性能試験。なるべく多くのケースデータを収集。
知人・友人への土産話を増やす。守秘項目があれば自重。

試験前にエチケット袋の位置を確認、いつでも取れるようにする。

選択武装:ハンマー、シールド、飛行ユニット
カスタム:【増強】【重装】【酩酊】

0.敵陣正面に配置。「1.」~「3.」の順に試験。「4.」は状況発生に対応。
1.防御試験。シールドを準備、【硬化】発動。多種類の敵の火線に身をさらして被ダメージをチェック。ひととおり攻撃を受けたら「2.」に移行。
2.攻撃試験。ハンマーを準備、マンティスやロックなど白兵型の個体へ攻撃。攻撃時には飛行ユニットで上昇、質量を乗せて叩き込む。また、ビルを攻撃して非ナイトメア対象への威力確認。低下した機動力でクーガーに追いつけるかも試す。2~3種類へ攻撃したら、「3.」へ。
3.耐久試験。【酩酊】を発動、試験終了か撃破されるまで「2.」の行程を繰り返す。特に【酩酊】下での飛行ユニットが実用に耐えるか確認。
4.【暴走】機体が発生したら【硬化】し、データ収集目的で攻撃を受ける。

+α:敵全滅後はバトルロワイヤルを提案。

⚙心情
『自分も新しい機体に期待して、開発に協力しよう』

⚙機体設定
【重装】【増強】【硬化】
装備はシールド・飛行ユニット・アサルトライフル
頑丈さを追求した形、中に数人乗れるカーゴスペースあり
バイク形態で胸部のスペースに嵌まるようにして搭乗

⚙行動
『自分が前に出て盾になろう』
移動型の遮蔽物になるように動き、他の機体の盾となる。
『今から取り残された一般人を回収する』
ビルなどの入り口に足を止めて、避難する一般人を回収する行動もシミュレート。その際は盾も構え、ライフルで牽制しながら攻撃を受け止める。時間としては30秒を予定。
『退避行動に移る。支援攻撃を要請する』
回収した避難者を後方へ輸送するシミュレーション。

『人を生かす為に動く。この機体の元を考えると、このように活用するのが正解ではないかと計算した』
『装備としては、対地・対空を意識した散弾状のもの。当てるよりも近付けさせない事を意識したい』
『接地時にはタイヤや無限軌道の展開がないだろうか?。機動力は装甲で気にならないが移動力は欲しい』

  • 白拍子の一撃
    白拍子蒼楼la2987
    ヴァルキュリア17才|セイント×ゼルクナイト

【心情】
「そやねぇ、うち、あんまり機械とか得意やないんやけどぉ」
【目的】
アサルトコアに慣れる
【準備】
・【軽装】【暴走】の高機動アサルトコア
・装備は飛行ユニット、飛行ユニット、飛行ユニット
【行動】
空飛ぶアサルトコア、とにかく速く、高く、軽やかに!
ぎゅいぃーんっとシミュレーターの青空をまっすぐに飛んでいく白い機体。
そして風に乗るようにかろやかに舞う機体。
どこまで高く飛べるのか、速く飛べるのか、軽やかに飛べるのか。
そんな機体限界を試してみます。
ナイトメアなんて気にせず、戦うなんてせずにただ飛ぶことを楽しみます。

「すごいなぁ」
「お天道様に届くんやろか?」
「わぁ、白い雲が絨毯みたいやなぁ」

ほのほの、コックピットは二畳の小さな瀟洒な茶室仕様です。
座布団に座ってお茶とお茶菓子頂きながら呑気に空の旅を思いっきり楽しみますわ。

【心情】
「超攻撃型か……」
【目的】
新機体について考察する
【機体情報】
パッシブ:軽装及び増強、アクティブ:暴走
装備:ランス、シールド、スナイパーライフル
多少設定を弄れるなら、シールドを地面に差しライフルをそれに置くようにして撃てば。スナイパーの「スナイピング」スキルのように威力増大、命中微増するようにできないだろうか?
もう1つ、大嵐屠みたいなのもできるようにしてみるか
【行動】
「この機体の本来の使い方だと、ランスでも持たせて重量×速度で一撃だろうが……」
盾を地面に差しそこにライフルを置くようにして命中率高める射撃体勢でまずは普通に撃つ
次に、暴走状態。ブースターをONしてそのエネルギーを全てライフルに集めて射撃。
「う~ん、狂暴な威力だな」

次はランスを手に、もう片手にシールドを持って普通にランスを使ってみてから。
ブースターON、全てのエネルギーを推進力に。盾で機体を守る様にしながらランスでの吶喊。
ただただ穿つ突撃の攻撃をする。

「使ってみて思ったが、この機体は適合者におけるスピリットウォーリアーに似ているのだな」
「機体の特性を活かすなら攻撃力を高めるのがいいが、汎用性を目指すなら防御力を多少つけるのがいいのかな?」
「狂乱だが、目標1体に対して使用。使用後は酩酊になると限定と制約にしたらどうだろうか?」

  • 観察するアンドロイド
    βla3002
    ヴァルキュリア18才|ゼルクナイト×セイント

「新しい機体・・情報機体が欲しい所です」

・機体
【重装】と【暴走】【硬化】
装備はハンマー・アサルトライフル・飛行ユニットにします。
コックピットは幾つものホロディスプレイとキーボードがあるオペレーター仕様です。

・行動
堅実な戦い方をします。
足を止めて受ける時は【重装】+【硬化】、モード・フォートレス
攻撃的な行動時は【重装】+【暴走】、モード・アサルト
2つのアクティブBSを使い分けることにより継戦納涼を高める仕様です。
モード・フォートレスではブーストで表面に青い線が走る静の形
モード・アサルトではブーストで表面に赤い線が走る動の形
他の人達が戦線ラインを作る時はフォートレスでその動きに協力し、
攻撃的に動く時はアサルトで攻撃に参加します。
今SALFに必要としているのは、ピーキーな機体より堅実で攻守両方に活用できる機体だと思いますので。
同時に、個人としては他の機体の状態や位置、搭乗者の状態を確認できる情報ディスプレイ
「〇〇が前に出ます、支援をお願いします」
「〇〇で戦線維持、敵が集まってきていますので注意してください」
「〇〇から△△に連絡、周波数を311に合わせてください」
オペレーターとしての役割を喜んで行います。

シミュレート後には感想や問題点を皆さんから聞いて纏めておきます。

【心情】
「おーほほほっ!。わたくしの『竜宮城Z』をお見せいたしますわ!」
【目的】
初めてのアサルトコア@ヴァーチャル
【他】
入った後のシミュレーターが魚臭い
【設定】
機体名:竜宮城Z
 【増強】【暴走】【酩酊】
 武装:アサルトライフル、スナイパーライフル、ハンマー
【行動】
攻撃型砲台、どんどん撃つ。酩酊がどんな変化が出るか確認。
ナイトメア見かけたらとりあえず撃つ
。「あらぁ~、思ったより距離が短いのね」
近付いてきたのはハンマーで殴る。
お空に飛んでまるで泳ぐようにすぃ~すぃ~、そして近接する機体の後ろに動いてライフルで支援射撃。
狂乱した機体は「あらぁ?、ナイトメアに乗っ取られちゃったのかしらぁ?」あまり気にせずズドンッ。
酩酊するとアサルトコアがふらふら捕捉されにくい動き方、これぞ酔拳!。
酔っ払いの動きでナイトメアを撃ちます。

●セットアップレディ?
「えーっと、軽装、増強、暴走っと……」
 VRコックピットの中。仮想ディスプレイを操作していた野月 桔梗(la0096)は、おやっと手を止めた。
「軽装と増強で欠点が一部相殺されるのね。装甲が減って、ブースターが増えるのか……」
 ホログラムで表示される仮想のダンテに悩ましげに眉根を寄せた桔梗は、「事前に決めたのだし、これでいいかしらね」と決定ボタンを押した。

「ふ~ん。コックピットはギラガースに似てるな。……いや、待てよ? これはVR機専用で、ダンテとも違うのか?」
 早々に設定を確定したラルフ(la0044)は、コックピット内を興味深く観察していた。やがて満足したのか一つ頷くと、悪戯小僧のような笑みを浮かべ、「記念にね」と取り出したスマートホンの録画ボタンを押した。

『シミュレーターにご搭乗のミナサマ、準備はよろしいデショウカ? なお、エチケット袋は頭上を叩くと降ってきマス。天井をぶち抜くつもりで殴ってクダサイ』
「……?」
 不穏なアナウンスを不思議に思った撫子つなみ(la1615)が天井に触れると、ポンッと中に空洞がある手応えがある。飛行機の酸素マスクのように、頭上から吊り落ちてくるのだろうか。
「♪」
 見慣れない機能が気になって触っているうちに、妙に癖になったつなみは、しばらくポコっとへこむ天井の感触を楽しんだ。

『それでは、ミッションスタートデス』

●幸先は良く
「どれ、まずは挙動の確認から行きますか」
 シン・グリフォリシア(la0754)は意味も無く屈伸運動をダンテにさせると、次いでボクシングのようにワンツーを放ち、最後にブースターを吹かせながらビルの壁面を駆け上がり、サーカスのようなアクロバットを決めた。
「上々だな」
「悪くはなさそうね」
 上機嫌に鼻を鳴らすシンの近くでは、桔梗がダンテを器用に操り、蹴り上げた足が空中で一回転し、脚を加速させたブースターが綺麗な弧を描いた。
「なんだか不格好だな」
 着地した桔梗機を眺めて、シンがそんな直球的な感想を述べた。
 装甲を外して手足にブースターを追加した姿は、お世辞にも調和の取れた様相とは言えないだろう。
「テストだもの。そちらは……普通ね」
「あえてのドノーマルだ」
 ある意味でフルカスタムの桔梗機に比べ、対照的にノーマルのままのシン機は、最近お披露目されたばかりのダンテそのままの姿だ。
 どちらが良い悪いという事も無く、「色々選んでもらってありがたい事だね」とシミュレーションをモニター越しに見つめていたミナヅキは呟いた。

「おーほほっ! わたくしの『竜宮城Z』をお見せいたしますわ!』
 高笑いと共に街中を模した戦場に降り立ったのは、ディープワン(la3533)だ。彼女が勝手に名付けた仮想ダンテは、ブースターが増設された攻撃型。しかし、シミュレーターの中でも同じセッティングをしたライセンサーが多いので、残念ながら名前以外の個性は控えめだ。
 ディープワンは狙撃銃を構えると、出現した万能型ナイトメア・ロックへと引き金を引いた。
「ギィィ!」
 着弾したロックは、悲鳴を上げて体勢を崩した。即死には至らないまでも、身体は大きく抉れていた。
「快・感、ですわ!」
 恍惚としているディープワンをよそに、新たに出現した重装備ダンテが、重々しく地面を蹴り付けて走る。目前の負傷したロックへとソードを振り下ろし、トドメを刺した。
「よかった、案外当たるものね」
 操縦者はユリアユリア・スメラギ(la0717)。ブースターだけでなく、分厚い装甲も追加されている。攻守両得のセットアップだ。
「じゃあオレも……おりゃー!」
 ユリア機と同時に現れていたのは、装甲を外した軽装ダンテ。そのコックピットで楽しそうに笑ったアークレディア・クレセント(la0542)はブーストで加速すると、両手に構えた二本のソードを――投げた。
「ガァア!」
 グサリとソードが突き刺さったのは、防御型ナイトメア・レールワームだ。その表情の読めない頭部が、物言いたげにアークレディア機を見つめ返す。すると、
『投てき物の回収判定を行いマス……』
「え。そんなの聞いてないヨ!?」
『実戦でも起こり得る事デスノデ。……ッチ。成功デス』
 突然の口の悪いオペレーションと共に表示された判定結果ウィンドウに、アークレディアはホッと胸を撫で下ろした。

「さて、私も試すか」
 戦場のどこかから聞こえる銃声を耳にして、一本柳 凛咲(la0214)は狙撃銃を構えた。こちらも重装ダンテだが、凛咲はさらに「硬化起動」と呟いた。
 ガシン、ブシューと音を立てて、ダンテの関節がロックされる。可動部を減少させる事で、物理的な防御力が上がるという設定だ。
 凛咲は不自由になった機体を操作して、狙いを定める。標的は飛行型ナイトメア・アーマーバードだ。
 放たれた弾丸は、アーマーバードの足に命中した。衝撃でふら付いた敵が、キッと凛咲機を睨み返す。しかしすぐに反撃に移る様子はない。
 その隙に続いたのはアンタッチャブル(la3001)だ。桔梗機と同じ攻撃型のダンテは、盾を地面に突き立てると、それを支えにするようにして狙撃銃を構えた。さらに「暴走発動っ!」と命令を出す。スピーカーから、『脳内麻薬、注入シマス』と電子音が聞こえてくる。
 ドクドクと血管が脈打つのを感じながら、アンタッチャブルが引き金を引く。アーマーバードの近くに出現していたレールワームが、その一撃で粉々に吹き飛んだ。
「ははっ! 最高だ!」
 暴走によりハイになったアンタッチャブルが、らしくもなくはしゃいで戦果を確かめた。

「よーし、私も!」
 周りから聞こえる銃火に釣られるようにして、六桜 莢(la0038)機が狙撃銃を構える。こちらはブースターを追加しただけのシンプルなカスタムだ。放たれた銃弾は、吸い込まれるようにして攻撃型ナイトメア・マンティスに命中した。
「思ったより、当たるね」
「こっちはどうだろうな!?」
 それに続いて、高柳京四郎(la0389)機がマンティスへと飛び掛かった。装甲を外してブースターを追加した攻撃特化型のロングソードの一撃は、マンティスを両断して撃破判定を勝ち取った。

 ほとんどの試験者たちと敵の配置が終わると、敵の真っ只中に出現する機体があった。攻撃型のラルフ機だ。
「狂乱」
 ラルフが呟いた途端、音声案内が聞こえる前に視界が紅く明滅した。
「敵! 殺す!」
 相手が何者か、思案する間も惜しいとばかりに、ラルフは目についた敵へと飛び掛かる。
 そこにあったのは、少ないデータからナイトギアを模した敵だ。アサルトコアに似た敵が身を庇うように交差した両腕の上から、ラルフ機のランスが貫いた。
 動かなくなったナイトギアを頭上に掲げ、ラルフは狂気の笑い声を上げた。

「皆はんおきばりやす。うちはのんびりさせてもらいますわ」
 一人で敵から離れた場所に出現した白拍子蒼楼(la2987)は、装甲を外した軽量機体に幾つもの飛行ユニットを背負わせていた。
「優雅に空の旅を……あらら!?」
 飛行ユニットともにブースターにも点火した軽量ダンテは、勢い余ってビル壁へと衝突してしまった。
「あいたぁ……え? 『飛行ユニット故障』? そんなリアルにしんでもええのに……」
 無常な判定ウィンドウに、蒼楼は瞳を潤ませた。

●初動を終えて
「……何だか乱数に偏りがある気がするんだが」
「乱数とは偏るものです、ミナヅキハカセ」
 VR上の攻撃が全て命中した事に困惑したミナヅキに、したり顔でオペレーターが答える。
「……まあいい。要望通りの初動は認めたんだ。これからは能動的な試験になるぞ」

『提案がある。一般人の避難もシミュレート出来るだろうか?」
 機甲支援外装サンフィッシャー(la2842)がそう無線に問い掛けると、しばらくの間を置いて『承認シマス』と返答があった。
 直後、コックピットのモニター上に支援要請の文字が表示される。強調されたビルには、助けを呼ぶ人の姿が映し出されていた。
『これより一般人を回収する。援護を求む』
「わかったわ」
「オーケーだよ」
 膝を地面へと付けさせたサンフィッシャー機の要請にユリアとアークレディアが答えて敵との射線を塞ぎに入る。
 そんな二機へと、敵の攻撃が降り注ぐ。
「っ! これくらいなら……」
「きゃっ!? いったいなぁ、もう!」
「レディアちゃん、大丈夫?」
「うん、何とか……あ」
 被弾・小破と表示されたユリアに対して、アークレディアのモニターには中破の文字が点滅していた。
「装甲減らしたからなぁ……次は持たないかも」
「了解。気を付けてね」
『援護、感謝する』
 機体ダメージを確認しあった二人に、守り通されたサンフィッシャーが感謝を述べた。

 狙撃後の身動きの取れない凛咲とアンタッチャブルに敵がにじり寄ると、「守る」「モード・フォートレス!」と間に入ったのはつなみ機とβ(la3002)機だ。つなみ機は凛咲機同様の重装型。一方のβは重装甲だけを追加した完全防御型だ。
 二人は同時に硬化を起動させると、敵の攻撃に備えた。
「っ……!」
「つなみ、大丈夫か?」
「うん。平気」
 盾でナイトギアの銃撃を防いだつなみは、心配する凛咲機へと向けて親指を立てる。アラートも出ない程の軽傷だ。
「く……! この程度なら!」
 一方で、盾を持たずに壁役を買って出たβは、小破という文字とフィードバックされる痛みに顔をしかめさせた。

 同じく狙撃体勢だった莢機の前に立ったのは、イリヤ・R・ルネフ(la0162)機だ。重装甲のダンテは硬化さらに固定して盾を構え、敵の攻撃をしっかりと受け止める。
「ふふっ。意外と頑丈じゃないか」
 損傷を確認したイリヤは満足そうに微笑みを浮かべる。
 その横では、突出していた京四郎機が集中攻撃を浴びていた。
「嘘だろ、おい!? 軽装なのに……避けられねぇ! ぐあ!?」
 アーマーバードとナイトギアのコンビネーションで二発被弾した京四郎機のモニターには、大破の文字が躍る。
「っち。まだやれるからな」
 現実なら撤退するような有様の機体を立て直して、京四郎はなおも敵へと視線を向けた。

「そろそろ行きましょうか」
「だな」
 桔梗がバーニアを吹かして上昇し、京四郎機の頭上からナイトギアへと銃弾の雨を降らせる。
 その雨を潜るようにしてロックへと接近したシンは「俺なら出来る!」と気合を入れて狂乱を起動した。
「……はは。はははははは。皆殺しだ!」
 しかし、脳に直接作用するシステムには対抗できず、シン機は力任せにロックへとランスを叩きつけた。

 その近くで、ラルフ機もまた狂乱の中、敵の攻撃に晒されていた。
「っ……この程度! 痛くもない!」
 狂乱によって強化されたIMDのシールドが、敵の攻撃を和らげる。中破と表示されるモニターを気にも掛けず、ラルフは反撃でマンティスを戦闘不能にした。
 そんなラルフを援護するように莢が暴走モードを発動して残された敵を狙撃するが、これは外れてしまう。
「んもう! とんだじゃじゃ馬ね……!」
 脳内麻薬が増量された莢は、悔しさを隠せずいきり立っていた。

『援護感謝する。これより撤退する』
 仮想の一般人を回収し終えたサンフィッシャー機が立ち上がり、敵に背を向けて走り出す。すると、
『む……。この機体、重すぎる……!』
 重装甲カスタムの機体に、より頑丈になるために発動した硬化。全てが移動を阻害していた。増加されたブースターが火を噴くが、焼け石に水程度の速度しか出ない。
「おほほほほほっ!サンフィッシャー様、まるでノロマな亀のようですわね! わたくしが援護して差し上げますわ!」
 そんな様子を見かねたディープワンが援護狙撃を開始する。
 ベロベロに酔っぱらって。
 酩酊を発動したディープワンは、「これもまた酔拳ですわ!」と射撃すると、マンティスの足へと命中させた。
 そのマンティスへ「アサルトコアにもやっとシールドが来たわー!」と喜々としたユリアが詰め寄り、シールドバッシュでトドメを刺す。
「ユリア姉、シールドの使い方ってそれなの?」
 などと呆れるアークレディアだったが、こちらはこちらで「ブーストチャージ!」とブースターとバーニアをフルに活用し、アーマーバードへと強烈な蹴りをお見舞いしていた。

「こちらも攻撃に移行します。モード・アサルト!」
 モニター越しに他のエリアで仲間たちが侵攻しているのを確認して、βが敵を押し込む事を提案する。
 暴走を起動したβの放った銃弾は、アーマーバードに回避されてしまった。
 続いて凛咲の狙撃、アンタッチャブルのランス突撃と続くが、これも避けられてしまう。
「あ~! 当たらねえ。まさか、敵の回避性能を上げてたりしないよな!?」
 暴走によって苛立ちを隠せないアンタッチャブルの愚痴に、『回答。乱数デス』とすぐさまオペレーターによる訂正が入る。
「……やった」
 その言葉を裏付けるように、バーニアで飛び上がったつなみのハンマーの一撃が、ひらひらと滞空していたアーマーバードを地面へと叩きつけた。

●混迷
 敵の数は随分と減っていた。
「さて、そろそろいいかな」
 盾を放り捨てたイリヤが、狂乱を起動させる。
「……殺す」
 無駄のない動きで駆け出したイリヤ機は、目前の敵へとハンマーを振り下ろした。そこにいた哀れなマンティスは、頭部を潰されて破壊された。
「次……」
 憎き得物を探すイリヤの目に飛び込んで来たのは、ランスを構えるラルフ機の姿だった。
「はははは!」
「ぐっ! ……まだだ」
 二体を撃破して高揚したラルフが勢いそのままにイリヤ機へと襲い来る。
 重装甲のおかげで中破に留まったイリヤ機が反撃でハンマーを振るった。
「なに?」
「はははは!」
 既に中破しているラルフ機を破壊できるはずのそれを、ラルフは全身のブースターを使いこなして回避して距離を取る。
「お前ら、目を覚ませ。少々荒っぽく、いくぞ!」
 そこへ割って入ったのは、京四郎だった。
 ボロボロの機体で盾を構えた京四郎機は、ブースターで加速するままに中破したイリヤ機へと突撃する。中破していたイリヤ機は、壁に叩きつけられて行動を停止する。
「痛ぅ……。まったく面白いオモチャだね、これは……」
 狂乱から解放されたイリヤは、薄暗くなったコックピットの中で血の気の引いた顔に苦い笑みを浮かべていた。
「ラルフさんも、止まっれ!」
 手加減として酩酊状態になった莢の放った銃弾は、しかしラルフには当てられなかった。
「んもう……」
「当たらないわね……」
 同様に射撃を行っていた桔梗や子供のように拗ねる莢を尻目に、ラルフは次の獲物とばかりに、アーマーバードを仕留めていたシンへと飛び掛かり、アーマーバードの死体ごとランスで貫いた。
「ぐあ……。見境ないな。あいつも、俺も」
 イリヤ同様に狂乱から解放されたシンは、制御できなかった自身へと向けてため息を吐いた。

 戦場は混沌としていたが、そんな事お構いなしなのが蒼楼だ。
 体勢を立てなおした蒼楼機は、再びシミュレートされた青空を見上げた。
「うちは飛ぶますえ!」
 掛け声と共に飛び上がった蒼楼機は、白煙を上げて上空へと舞い上がった。
「やりましたわ」
 ビルの上まで昇った蒼楼は、バーニアの限界を悟ると、青空へと手を伸ばした。
「ああ、ようできてるわ。雲も間近で見れたりしたんやろか?」
『回答。仮想でも雲は水蒸気の塊デス』
「風情の無い子やなぁ……」
 発進ミスや飛行ユニットの故障を嘆いていると、オペレーターからの的外れの指摘が入る。苦笑した蒼楼は、どこからかお茶を取り出すと、滑空しながらのんびりと観戦へと洒落込んだ。
『蒼楼くん、飲食物の持ち込みは……はぁ。もういい。こぼすなよ?』
「はいな」
 元々戦意の無かった蒼楼の説得を早々に諦めたミナヅキへ、蒼楼はモニター越しに笑顔で頷いた。

「はあ……。ようやく終わったか……」
 低い命中率に苦心していた凛咲たちが、ようやく最後のナイトメアを倒し終えた。
「損傷はありますが、誰一人欠けなかったのは戦果ですね」
 傷だらけの機体が誇らしとばかりに、βが告げる。
「ちょいと難のある機体だったな……。おっと嬢ちゃん。大丈夫か?」
「平気……」
 ふらりと揺れるつなみ機へとアンタッチャブルが声を掛けると、熱に浮かされたようなつなみの声が返って来る。
 最後とばかりに使った酩酊が効いてきているのだ。
「せっかくだからぁ、皆で模擬戦しない?」
 ぽわぽわとしたつなみの提案すると、『それは却下だ』とミナヅキの声が割って入った。

●エクストラ。
『だが、おまけを一つ許可してやる。狂乱しているラルフを止めてやれ』
 皆の視線が集まると、中心に位置していたラルフ機が得物を求めるように視線を巡らせた。
「ラルフ君! いい加減、目を覚ましなさい!」
 最初に突撃したユリアのシールドバッシュの一撃で、中破していたラルフ機はあっさりと機能停止した。
「いたた……。うわぁ。恥ずかしい……」
 スマホの停止ボタンを押しながら、無差別に味方を攻撃した自身を省みたラルフは、赤面する。
『はい、終わりね』
『以上を持ちまして、シミュレーターを終了シマス。皆さま、オツカレサマデシタ』

●ブリーフィングルームにて
「みんな、お疲れ様。おかげでいいデータが取れたよ」
 ホクホク顔のミナヅキ女史に、一同は力なく応じた。
「攻撃が当たらないのがな……」
 幾度も攻撃を外したアンタッチャブルの言葉に、何人かが頷いた。
「狂乱もね……流石に堪えましたよ」
「ああ。同感だ」
 狂乱に振り回された面々も、疲労の滲む顔で頷いた。
「わかった。伝えておくよ。他には何かあるかい?」
『足が遅かった。是非タイヤの実装を――』
「部門が違う。無理だ」
「では火砲は?」
 ピシャリと跳ね除けられて、機械の体をしょんぼりとさせたサンフィッシャーを横目に、次々と提案が増える。
 苦笑したミナヅキが「凛咲と、それからユリア。兵器部門には伝えてやるが、期待するなよ」
「あたしも?」
「シールドはVRテスト専用だ」
 ミナヅキの容赦の無い宣告に、「そんな……」とがっくりと項垂れたユリアがサンフィッシャーの隣に並ぶ。
「以上か? それなら後は――」
「…………?」
「うん? どうしたつなみくん。質問かい?」
「今日の事、皆に話していい?」
 つなみの質問に、皆の視線がミナヅキ女史へと集まる。
 ミナヅキは苦笑を浮かべ、
「まあ、ダンテ自体は既に公になっているからな……。感想を伝えるくらいなら大丈夫だ」
「よかった」
 ホッとしたつなみを筆頭に、皆が喜ぶのを眺めていたミナヅキは、ある一人に視線を止めた。
「だが、ラルフ。君のはダメだ」
「え?」

●???
「ラルフさーん。出て来てクダサイよー」
 ガラの悪い男たちが、ドンドンと部屋のドアを叩く音がする。
 SALFの施設は追い出された。今いる安アパートの一室だけが、彼に残された唯一の場所なのだ。
 タタミの上に正座したラルフは、残酷な紙に映し出された数字を数えて頭を抱えていた。
 そこには、こう書いてある。『損害賠償金』と。

『もう許してくれ!』
 ラルフの悲痛な叫びが、VRルームのモニターに響く。
「撮影は流石に見逃せないのデス」
 武士の情けか、そこに仲間たちの姿は無かった。

●某会議にて
「――以上を以って、私は最高出力でのダンテの建造に反対します」
 ライセンサーたちのVRでの活躍をまとめた映像資料を基に、ミナヅキの演説が行われ、それは多数の拍手で受け入れられた。
 苦虫を噛み潰したように顔を歪める技術部門の監督者たちも、自社で作られたVR演習のデータに文句を付ける事は難しい。
 これで少しは扱いやすい機体になりそうだ、とミナヅキは一人満足そうにうなずいた。

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