オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
  1. グロリアスドライヴ

  2. SALF本部

  3. 海行こうぜ!二月だし

海行こうぜ!二月だし ガンマ

形態
イベント
難易度
易しい
価格
500
ジャンル
日常 
参加人数
251~25人
予約人数
10010100
基本報酬
0G
80SP
800EXP
おまけ報酬
10000G
相談期間
4
締切
2019/03/05 23:00
完成予定
2019/03/25 23:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●青い空、青い海

 さて、ライセンサー諸君。
 君の手元には一枚の紙がある。
 そこにはこう書かれている。

「海のしおり」

 ザッツライト、海のしおり。
 海に遊びに行こう! というレクリエーション。
 オヤツは300クレジットまで。
 ちゃんと水着を着てくること。

 ――誰だ、こんなことを考えた奴は?

「俺だ!!!」

 ばん。
 君の正面にピンクの髪のオッサンがいる。
 ニキ・グレイツ。ライセンサー養成校の白兵戦闘実技教官。
 放浪者との噂があるが、本人は専ら「地球生まれの地球人だ」と主張している。来歴が明らかにテキトーな内容だったりと謎は多い。
 が、教官を任せられているあたり、組織から信頼はされている様子。勤務態度はちゃんと真面目……らしい。

「海いこうぜ!!!」

 出会って二秒で即座に海。

「海好きだろ!!! 気温一桁だけどまあ」

 大問題である。

「青い空、青い海で、一冬のアバンチュールしようぜ!!!」

 海行こうぜ! ぜ! ゼ……!(ドップラー)
 待ってるぜと言いながら、教官ニキはどこぞへと駆けて行った。


●で
 二月某日日本某所、夏場は大盛況の海水浴場。
 風やや強し。気温一桁。
 ……青い空、青い海である。

 二月の、海である。
 海水浴、である。

 ――深く考えちゃいけない。

●目標
 海をエンジョイしよう。

●状況
 日本某所、夏場は大盛況の海水浴場。
 二月なので当然ですがガラッガラです。貸し切りです。PC達以外いません。海の家とかもやってません。
 天気は冬晴れ。時間帯はお昼~夕暮れぐらいまで。気温一桁。風が冷たい。
 PC全員、必ず水着を着用すること。(水着の上にコートも可)

▼できること
 海水浴、砂遊び、貝殻拾い、浅瀬で海の生き物探し、釣り、スイカ割り、ビーチバレー、バーベキュー、ナンパ、などなど、海で遊べることは一通り。

▼その他
▽水着
 このシナリオにおいて限定的に「ギャラリー参照」を許可します。
 浮き輪や水鉄砲、ビーチボール、バーベキュー用の食材やコンロなどの持ち込みOKです。

▽NPC
・ニキ・グレイツ
 ワールドガイドのNPC紹介のとこにいるピンク髪のおっさん。
 アロハシャツ。二月ってバレンタインじゃん、おいおいマジかよ! チョコくれる。
 絡みはご自由に!

※注意※
 「他の人と絡む」という一文のみ、名前だけを記載して「この人と絡む」という一文のみのプレイングは採用困難です。
『具体的』に『誰とどう絡むか』を『お互いに』描写して下さいますようお願い申し上げます。
 相互の描写に矛盾などがあった場合はマスタリング対象となります。(事前打ち合わせしておくことをオススメします)
 リプレイの文字数の都合上、やることや絡む人を増やして登場シーンを増やしても描写文字数は増えません。
 一つのシーン・特定の相手に行動を絞ったプレイングですと、描写の濃度が上がります。ショットガンよりもスナイパーライフル。

 こんにちはガンマです。
 グロドラ初リリースです。2月って28日までしかないんですねウッカリ3月になるところでした。
 よろしくお願い申し上げます。

  • 凪の果てへと歩むもの
    常陸 祭莉la0023
    人間19才|ネメシスフォース×セイント

アドリブ&絡み◎
「二月の海は…義務、と聞いた
飾り気のない海パンとジャケット
予備でジャケットとカイロを複数所持
寒そうにしている人がいたら渡す
直肌に金属が当たるとすごい冷たい

【野球盤】
Aチーム
リアル野球盤がどういったものか全く把握してないがシルヴァが野球も義務というのでやる
チーム自体が勝つことは確定しているが個人のプレイとしてどういう結果になるかは完全におまかせ
味方に束ね連ねる因果
負傷者にはヒール(親切心)
この日のために知覚防御を上げた
特に脆い鳥太郎は優先して回復

土下座に困惑するが
「鉄板…?持ってる、たまたま…
すごく冷たそうなので咲き乱れる赤で暖める

うみー!気温いっけたー!寒ちゅー水えいー!
…って、年始にもやったな?また泳ぐ必要はあまりないな?
アリス(幼馴染)もいないし、ならやるべきは…そう、ゴミ拾いだよな!ヒーローらしく!

衣装は8月20日納品のヤガワ絵師さんのパーティピンの水着にパーカー
ゴミ拾いにトングとゴミ袋
この海岸の端から端までを俺のナワバリとする!
塵一つ、は難しいが吸い殻くらいは駆逐してやる!
冬とはいえ、夏は海水浴場になってる場所だからな!
大量のゴミは出ないと思うけど、出るなら取り敢えず集めて後で分別だな!
捨てられる場所はグレイツに聞く!

ついでにアリスのお土産に貝殻も拾っておくか!
法螺貝ねぇかな法螺貝!

  • 盾界のフロンティア
    星杜 望la0072
    人間12才|ゼルクナイト×セイント

アドリブ○
料理1使用

・水着
学園指定水着
(お父さんが心配してもこもこもふら風コートを持たせてくれたので限界まで頑張ったら着ようかな?

・心情
二月に海にいくのって初めてです
これも強いライセンサーになる為の鍛練なのですね
遊びながら学ぶのが一番身になるってお父さんも言ってました

・行動
寒中訓練?を兼ねたアバンチュールを目一杯楽しみます
グレイツ教官ご指導よろしくお願いします!
負傷者にはヒール

・おやつ
昨日お父さんが餡子を拵えてたので少し分けて貰って
温かいおしるこにして持ってきました(原価300円分位
二月なので隠し味にビターチョコがほんのりですよ
教官もよろしければどうぞ

  • 空の目
    好野 渚la0076
    人間25才|ネメシスフォース×スピリットウォーリア

【野球盤】Bチーム
男には戦わねばならぬ時がある(白のラメ入りブーメラン)
自己紹介
「好野渚だ。よろしく頼む
ルールを把握してないで解説を聞く
ふむ、丁寧な解説感謝だ。とりあえず投げる者を狙うのだな
(とりあえず理解してない
ポロリ対策として惑い写す青をモザイクに使用
突然の事故対策は万全だ
負けている場合は味方をチアリーディング(ラメ入りブーメラン姿で)して鼓舞する(ギリギリ崖の上を行くように
「諦めるにはまだ早い(何もしていない
「化野さんその気迫だ!よくわからないがナイスだ
「88の挑発が聞いてるぞ!流石だな。うむ88を狙う殺意を感じるぞ!
「月居殿のコンブ捌きは感服の極みだ!うむ、よほど名のある昆布屋なのだろう
「加倉殿、貴君の尊い犠牲は無駄にはしない…え?まだ無事?うむ、俺は貴君なら平気だと信じていたぞ!

敗北時、泣きの土下座
うむ、こんな事もあろうと鉄板を用意しておいた
これでもう大丈夫だ
熱いと大変だからなちゃんと海水で冷やしおいたから安心してk…冷た!え?冷た!
寒いなら温めればいい!任せてくれ今温めるぞ
(咲き乱れる赤使用
上手に焼けましたー♪

  • 人魚の揺り籠
    そよぎla0080
    人間15才|ネメシスフォース×セイント

海いこうぜー!なのー(きゃっきゃきゃっきゃ

水着にラッシュガードパーカー
いるかフロート抱えて海へと走りゆく!
「ひ、やぁあああ」
つめ、つめたいの……(ぷるぷる
…………、
探索しよーっと!
いるかさん(フロート)背負ってきらきら探しするの
貝殻とかねぇ、ひとでさんとかねぇ、たくさん見つけられると良いな

あれーニキのおじちゃんだ!
あのね、お日さまね、当たってね、きらきらしてたの!
おじちゃんにあげるっ!
シーグラスあげるのー


  • 88la0088
    人間33才|セイント×ネメシスフォース

海だぁぁぁぁぁぁ!!(ブーメランパンツにフード付パーカー(全部黄色)を着てガタガタ震えつつ)

【野球盤】砂浜に適当に配置を書いてリアル野球盤。その辺の倒木とビーチボールが道具。AチームBチームで対抗戦。相手方がピッチャー指名。ピッチャー返し有効

Bチーム側
(前中略)最終回ピッチャー与一指定
「掛かって来いよ各務!!今日こそその眼鏡、狩ってやんよぉ!!」
「流木バットォ!!」(各務を指してピッチャー返し宣言
からの凡退アウト。奇跡も技術もなかった。ノーヒットノー出塁達成

ゲームセット後「誠に申し訳ありません、泣きの延長お願いします」(土下座

様子は固定カメラで撮影、後日動画サイトで配信

  • 戦場のピアニスト
    化野 鳥太郎la0108
    人間39才|ネメシスフォース×スピリットウォーリア

【野球盤】Bチーム/アドリブ歓迎
「俺は何で海水浴に……?
サーフパンツ+コート
「は、何野球するのあんたら?」
まあ、体動かすのは悪かねえよな、うん
◆海ガチャを制するものは試合を制す
高レアバット狙いで果敢に海へダイブ
振り回せて強いのが良い。鰤とか!
◆野球
「うぇええいヒョロ玉放ってんじゃねえぞ!
寒いので敵チームを煽り
「くぉらテメエら真面目にやれ!!
「もー好野さん狙うのはあっち!!
勝ちたいので味方も煽る
気合いを入れる為上コートを脱ぎ捨てる。寒い
「勝つんだよ! ここで諦めて良い訳ねえ、見せてやろうぜ俺達の戦いをぉ!!」
然し本人の高火力ノーコン打球は必ず狙った所以外へ飛ぶ
鰤も飛ぶ
(絶対狙わないつもりだったピッチャーの)加倉さん超逃げて
◆土下座
再戦の熱望は本物、堂々の土下座……ってちょおおこれ濡れてる滑るんですけど!!?
スライディング土下座で突っ込んでいく
祭莉さんや可愛い女の子が使っている手前
スキルで熱は得られないはずなんだけど、とは言えず
「えっでも何かちょっとあったかい…気がする…俺達の想像の力は本物だね……?」
困ったな、ちょっと走馬灯見えた気がする

  • メシのメシア
    モーリーla0149
    放浪者18才|セイント×ネメシスフォース

■心情
海!?
こんなに寒いのに水着なの!?
なるほど
地球の文化もなかなかに攻めの姿勢なんだね!
負けてられないな!
よーし!!

■目的
ノコノコ族の誇りをみせつける

■準備
ビキニな水着

■行動
まずは挨拶
「ニキ教官、はじめまして!ボクはノコノコ族の戦士にして、久遠ヶ原学園高等部のモーリーだよ!よろしくお願いします!」
よーし!
それじゃあさっそく海に突撃だっ!
心臓をよく叩いてから……
突撃ーーーっ!!(さっぱーん)

「水が冷たい……。寒い……。一体コレに何の意味があるんだろう?」
唇が紫に
歯のガチガチが止まらないけど
波間に漂ってる
ノコノコ族の誇りにかけて

  • 見守るカミサマ
    氷室 藍la0198
    放浪者10才|ネメシスフォース×スナイパー

アドリブ絡み大歓迎

【基本方針】
海に潜るよ!
牡蠣なんかの海産物を狙うよ!
採れたらバーベキューに持ってくよ!
「海だーっ!(ダイブ)…むりむりむりむり寒い寒い」

【海産物の狙い方】
凍り閉ざす銀を使って仕留めていくよ!
一層水温が下がっていくって?
仕方ないね!
えー、ボクに文句を言われてもー
でもこれで、サメくらいなら仕留められるかなぁ?

【もふもふ方針】
寒がっている人がいたら、ボクのもふもふ(尻尾)で温めてあげるよ
「寒い?これをお使い…(びしゃびしゃ尻尾)」

【野球盤】
混乱と戸惑いの果てにガチガチ震えて黒のサーフパンツ着用で海へ
「か、過酷な環境での活動も必要なときがあるのは理解できますが、心が納得できていませんね」
指名されたのでピッチャー担当
ピッチャー返しは眼鏡と急所を守れるなら負傷覚悟
悲鳴は上げません、プライドがあるので
それに離脱はさせてもらえないそうです、2月の海は女性も怖いんですね

ビーチボール(堅い方)でアンダースロー
下から浮き上がるような軌道でストライク(もしくはバッター)を狙っていきます
皆さん本気なのは気迫で分かるのでそれに応えて見せましょう
「俺らしくないと理解しています。ですが、今この時は流れに身を任せます!」

  • 太陽の守護者
    V・V・Vla0555
    ヴァルキュリア16才|ゼルクナイト×セイント

【野球盤】Aチーム
野球か、なかなか楽しそうではないか♪
球を遠くにかっ飛ばせばよいのだろう?
ならばしっかりしたバットを吟味しなければ

待たせたな!さあ始めよう!(フリルビキニ姿で鬼棍棒の如き流木を担ぎ

我は逃げも隠れもせぬ、何処からでも投げて来るがよい!(無駄なロードリーオーラ)
一!撃!必!殺!フルスイング!!
……お?バット(流木)は何処に…
やあ、すまんすまん!手が滑ってしまった(てへぺろ☆

与一殿は滅びぬ!何度でも甦るのだ!(ヒールでマウンドに立たせ続ける支援に加わる

焼き土下座までされては応えぬ訳にいくまい
さあこれで火照った身を冷やしてプレイボールだ!(氷水バケツ構え

  • らぶちょこせーばー
    神桜りりのla0725
    放浪者17才|ネメシスフォース×セイント

『さ、さむい……です。でも2月には海に行くべきだと、誰かが……』
スカート付きビキニとパーカーを着こみふるふる

【野球盤】Aチーム

「ふむ、野球盤……です?」
とりあえずスマホで野球と野球盤を検索するところから始まる初心者はとりあえず全力で頑張る
結果、見事なピッチャー返しが発生するなどと誰が思っただろう(
「わわ、ごめんなさい…です。大丈夫なの。きちんと手当てします、です」
せっかく遊んでいるのに途中離脱は勿体ない
善意の精神でヒールも救急セットも完備、味方も敵チームも関係なく治療準備は完璧(途中離脱なんてできません
「冷たくて大変なの……」
鉄板土下座冷たそう、咲き乱れる赤で温めれる?

  • 静寂を生み出す弾き手
    九重 陸la1069
    ヴァルキュリア18才|ネメシスフォース×スピリットウォーリア

アドリブ絡みOK

「うわ寒っ…
「この寒さの中あそこまでハシャぐのは、インドア派の俺には無理だな
修学旅行にも持って行ったヴァイオリンを今回も(防水ケースで)持ってきたので
適当にぶらぶらしたり貝でも拾ったりしながら(演奏中にぶつかったり水がかかったりしないような)場所探し

「ニキ教官、お疲れさまです!
「チョコ、くれるんすか?ありがとうございます!
チョコをくれるのなら有難く笑顔で受け取るが
実はファンから部屋を埋め尽くすほどのチョコを貰った
律儀にも『ホワイトデーまでにそれぞれ少しずつでも食べておかないと』と思ってるため
若干チョコに飽きている

場所を見つけたら海の映画の曲とかを演奏

  • 頼れる盾役
    山神 水音la2058
    人間18才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

【心情】
 「まさか2月の冬に海に来るとは思わなかったよ!?」
【行動】
アドリブ歓迎
水着は青色の水着に緑色のパレオで上半身に赤いラッシュパーカーを前を開けた状態で着ている
アキレイアさんや泉さん等といったスイカ割りに参加する人たちと一緒に遊んでいくよ
用意するスイカは皆で遊べるように人数分用意するよ
スイカ割りをしている時はスイカを割れるように感覚を澄ませてスイカを割ろうとしたり、声で場所を教えたりして楽しんでいくよ。
割れたり余ったスイカは海に着ている皆に分けて食べようと思うよ
「季節外れだけど海に来たからにはスイカ割りは欠かせないよね!」
「感覚を済ませれば行けるはず…そこだね!」

  • 白の守護者
    音切 奏la2594
    放浪者17才|ゼルクナイト×セイント

海ならば泳がなければならないでしょう!
それが海に対する礼儀というものですわ!
もしもの為にヒールもありますので問題ありません。
私は事前準備も万全の姫!(どやぁ

準備運動をしっかりして海に飛び込む
洗練されたクロールを見せつける
あ、寒い、これ人が死ぬ温度じゃないですか?
(帰りは自分にヒールかけつつ帰還
(いきはよいよい帰りは怖い
「ふふっこの程度の寒さ。私の前ではなんの問題もありませんでしたわ!」(精一杯の強がり
(唇紫(ガクブル
寒すぎて足がもつれてころんだ拍子に誰かの海パン下げてしまうと良い

アドリブ絡み歓迎
2月の海らしくカオスに行きましょう!

  • 夜桜佳人
    アキレイアla2618
    放浪者16才|グラップラー×スピリットウォーリア

ボクは水音や泉と、スイカ割りとやらを体験してみようと思う。
どのようなものか知らないからな、まずは教わるところから始めなければ。

(教わった後)
つまり視界を遮断した状態でスイカを破壊すればいいわけか。
これは今後の戦闘にも役立ちそうだな。
敵の気配を目に頼らずに察知することが出来れば、有利に立ち回れるのは間違いない。
しかし回して方向感覚を狂わせたりと、想像以上に自分を追い込むのだな。

  • 魔性の艶華
    染井 桜花la2693
    人間15才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

⚫服

黒のビキニ&ホットパンツ、「温かいのあります」と書かれた旗を装備

⚫行動

大型保温バックを担いで、温かい飲み物を
移動販売で、売り歩く。
主に、寒そうにしている人、休憩中の人等が
ターゲット

「・・・暖かいの ・・・いる?」

「・・・いろいろある」


完売後、素潜りで、海の幸を捕獲
その後、浜焼きにして、食事にする


「・・・とったどー」
「・・・浜焼きにするか」


浜辺に人が少なくなってきたら、浜辺を
探索しながら、ゴミ拾い
ついでに、綺麗な貝殻も拾い集める

「・・・見つけた」
※「・・・綺麗」
「・・・ゴミ集め終わり」

◉登場
安全・安心印の万能家事家電医療ロボ
―ジャガジャガジャガッ…『家内』『安全』…
一応、医療小隊隊長らしい
◉目的
海難事故時対応
◉準備
救護所テント
◉症状及び対処
心肺蘇生:ヒール
状態異常:ホーリーライト
人工呼吸:檸檬リップクリーム塗布した排気口で
体温低下:機体表面温度上げ寄り添い
◉注意事項
保険適用可
改造・培養承〼
◉行動
はっちゃけ過ぎた方が居た場合の対処
罰ゲーム的

  • 寒中すしや
    月居 愁也la2983
    人間45才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

【野球盤】Bチーム
競泳水着(ビキニパンツ)にアロハシャツ&サングラス
「初めてなのに毎年2月は泳いでた気がする…これが走馬灯ってやつか」
寒い!痛い!と喚きながら波打ち際ダッシュ

いい倒木がなかったので流れ着いたコンブ拾って三つ編みする
振り回せば当たる、ライセンサーならできるできる俺はやれる子もといオッサン
素振りして自分にパーンッしても泣かない
危険球には「そういうの寄越せよもっと!」と煽り入れながらコンブ振り回す

泣きの土下座はしぶしぶ…と思ったら冷えた鉄板で滑った!
おおっと目の前に何故かちょうど良い穴が!
上半身が埋まって古の映画のワンシーンのようになった挙げ句そのまま蒸される

  • 鰹の中のかつおみ
    加倉 一臣la2985
    人間50才|スナイパー×グラップラー

【野球盤】Bチーム:指名投手(黒サーフパンツ+コート

2月といえば海だよね!(唇紫

ふ、投手にご指名かい…ってピッチャー返し狙いじゃないですかーやだー!
審判にニキパイセン指名(照

ルール不明な人に丁寧な解説
砂辺にHRとか2BHと書いた印があります
そこを狙って打ちます
(今あなたに中略、聞こえますか…狙うのはそこだけ……

ところでビーチボール、投げづらくない?
でもこれならピッチャー返しも痛くn

バットすっぽ抜けてるの、誰ー!?
残機0までヒールで強制マウンド復帰
人それを球葬と呼ぶ

敗北後、秒で冷やし土下座
さすが鉄板、全員載っても大丈夫…冷た!待って温める方法ちがくない!?

  • 月下の姫騎士
    月鏡 由利菜la3027
    放浪者21才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

【心情】
「さ、寒いですが、招待を受けたのに断るわけには…」

【目的】
寒さを乗り切る

【準備】
白のビキニ+青と緑のパレオ

【同行者】
スイカ割り組(山神水音)
染井桜花(途中から)

【行動】
スイカ割りに参加
「陸上での遊びで丁度良かったです」

スイカ割り中は、蒼の女騎士の喋り方
「…水音殿、遊びにも私は全力を尽くす」
「突然話し方が変わってすまない。…大雑把に言えば第二人格だ」
「運動効果で少しは暖まったな」

途中、移動販売が来たら呼び止め
「桜花さん、メロンフロートを購入します」

  • 優しくささやかなねがい
    la3088
    放浪者20才|グラップラー×スピリットウォーリア

うぅぅぅみぃぃぃぃ!(ばしゃばしゃばしゃ
つめっったっっっ!!さっっっぶっっっっ!!
意味わからんんんん!!(けらけら

川とか泉でやった遊んだけど海は初めてやねぇ
寒中水泳?言うやつ?するんが普通なん?
それにしても人居らんけど…

水音(la2058)とアキレイア(la2618)とスイカ割すんで♪
目隠しして鉄バット持って…回ってドン?
イマイチルール知らんよって教えてもらお♪
割ったスイカは美味しゅういただきますよってね

水着の上にコートはアレなのでパーカー
でも寒い

海の家も何も無いならそれっぽい場を作れば良いんです
…と、言う訳では無いがコンロと食材と鍋を持ち込んで豚汁とお汁粉を作る
甘い物が欲しい人もいれば苦手な人もいますしこういう時の定番でしょう?
間違っても闇鍋ではありません、だって昼間ですし
別に火の傍でぬくぬくしたい訳ではないですよ、本当に
欲しい方は言って貰えれば、容れ物は紙コップですが

それにしてもあの教官のノリは妙に既視感…なので
あんパンお好きなら餡繋がりでお汁粉食べますか?と声を掛けてみる
寒いところで食べる温かい物は美味しいですねと言いつつ記憶を探ってみる
思い出せないけど、いいか

●海だ! 01

 ゴー、トゥー、ヘル……じゃない、二月の海。

「海だぁぁぁぁぁぁ!!」
「うぅぅぅみぃぃぃぃ!」
「海いこうぜー! なのー」
「海だーっ!」

 上から……
 88(la0088)、ブーメランパンツ&フード付きパーカー@全部黄色@シバリング。
 泉(la3088)、「つめっったっっっ!! さっっっぶっっっっ!! 意味わからんんんん!!」とざぶざぶしながらけらけらしている。
 そよぎ(la0080)、ラッシュパーカー姿できゃっきゃとはしゃいでいる。
 氷室 藍(la0198)、ダイブした直後に「むりむりむりむり寒い寒い」と撤退。

「うみー! 気温いっけたー! 寒ちゅー水えいー!」
 ルージュ・遠山・リオン(la0037)も続こうとしたが。
「……って、年始にもやったな? また泳ぐ必要はあまりないな?」

 ――時は二月、場所は海。
 青い空、青い海、そして……

「二月といえば海だよね!」
 ……加倉 一臣(la2985)の紫の唇。
「二月の海は……義務、と聞いた」
 頷く常陸 祭莉(la0023)はサーフパンツ、なれど上着を羽織ってカイロを完備。近くにいた唇パープル男にスッとカイロを差し出す。
「さ、さむい……です。でも二月には海に行くべきだと、誰かが……」
 スカートつきビキニにラッシュパーカー、神桜りりの(la0725)は可哀想なぐらい震えていた。
 月居 愁也(la2983)はビキニパンツにアロハシャツにサングラス。「寒い! 痛い!」と叫びながら波打ち際を走っている。
「初めてなのに毎年二月は泳いでた気がする……これが走馬灯ってやつか」

 それは知る人ぞ知る恐ろしい都市伝説であった。
 すなわち、二月は海の季節である、と。

「まさか二月の冬に海に来るとは思わなかったよ!?」
 でも安心して欲しい。山神 水音(la2058)のような常識人もちゃんといる。青い水着に緑のパレオ、前を開けた赤いラッシュパーカーとバッチリ水着でキメているので、常識の定義が不安定な気もするが!
「うわ寒っ……この寒さの中、あそこまでハシャぐのは、インドア派の俺には無理だな」
 常識人(絶滅危惧種)その二、九重 陸(la1069)は遠い目をした。
「さ、寒いですが、招待を受けたのに断るわけには……」
 白のビキニに青と緑のパレオ姿の月鏡 由利菜(la3027)は、常識人というか律義というか。
「俺は何で海水浴に……?」
 化野 鳥太郎(la0108)は自我を失いかけていた。サーフパンツの上にコートを羽織っているが、これコートをバッと開けたらヤバイやつでは。

「海!? こんなに寒いのに水着なの!?」
 ビキニ姿のモーリー(la0149)は狼狽のままに周囲を見渡すと――

「これも強いライセンサーになる為の鍛練なのですね」
 星杜 望(la0072)は久遠ヶ原学園の指定水着姿で、「二月に海にいくのって初めてです」と瞬きをしていた。「遊びながら学ぶのが一番身になる」と父親も言っていたことを思い出す。

「海ならば泳がなければならないでしょう! それが海に対する礼儀というものですわ!」
 もしもの為にヒールもありますので問題ありません、と音切 奏(la2594)は得意気だ。
「私は事前準備も万全の姫!」

「……なるほど。地球の文化もなかなかに攻めの姿勢なんだね! 負けてられないな! よーし!!」
 ノコノコ族の誇りを見せつけねば、とモーリーは海へと駆け出した。



●海だ! 02
「川とか泉でやったら遊んだけど、海は初めてやねぇ。寒中水泳? いうやつ? するんが普通なん?」
 白黒ツートンビキニ姿の泉は興味深そうに周囲を見渡していた。
「それにしても人おらんけど……」
 ここにライセンサー以外はいないようだ。振り返れば馴染みの顔。
「スイカ割り、しませんか?」
 水音がそう言って、友人達にスイカを見せた。
「スイカ割り?」
 白色のセクシーなバンドゥビキニを着たアキレイア(la2618)が、興味深げに首を傾げる。
 放浪者にとって“スイカ割り”は馴染みがないものだ。ならばと水音がアキレイアと泉にルール説明を。
「――つまり視界を遮断した状態でスイカを破壊すればいいわけか。今後の戦闘にも役立ちそうだな」
 アキレイアはニッと笑むと、大太刀獅子王を抜き放った。

 それでは早速、スイカ割りの始まりである。

「陸上での遊びで丁度良かったです」
 目隠しをした由利菜は苦笑を一つ、深呼吸をすれば――蒼の女騎士となった。
「……遊びにも私は全力を尽くす。ああ、突然話し方が変わってすまない。……大雑把に言えば第二人格だ」
 気にするなと言いながら、ぐるぐる回ればいざスイカ割りへ。
「右、右!」
「ふむ、声で仲間の支援をすれば良いのだな。――己が手腕を信じろ!」
「がんばれ~! がんばれ~! えーと。がんばれー!!」
 水音、アキレイア、泉がワイワイと由利菜を応援する。
 その甲斐あってか、由利菜は見事にスイカを両断できた。デザイアアックスで割ったのは生真面目さと天然ボケだ。

「次! うち!」
 目を輝かせて泉がバットの素振りをしている。
 目隠しをしてぐるぐる回って――

「いっくでぇぇぇ! 斬!! 鉄!! 剣!!!」

 スピードこそパワーと言わんばかり、野生のカンで真っ直ぐ突っ込んでフルスイング。舞い散る砂。飛び散るスイカ。赤いのがブシャッとなったのでちょっとグロい……かも。
 これは鍛錬と判断したアキレイアは、真面目な目で観察していた。目に頼らず敵を察知できれば、有利に立ち回れるに違いない。
「しかし回して方向感覚を狂わせたりと、想像以上に自分を追い込むのだな」
 など言いつつ、これは遊びの側面もある。ならば堪能するべきである。仲間のサポートに導かれ、翻った獅子王は見事にスイカを両断した。

「季節外れだけど、海に来たからにはスイカ割りは欠かせないよね!」
 水音も友人に続く。目隠し布で視界を閉ざせば、明鏡止水――感覚を研ぎ澄ませる。勿論、仲間達のサポートの声も忘れない。
「感覚を済ませればいけるはず……そこだね!」
 居合のごとく、一閃。手に伝わるのは確かな衝撃、耳に届くのは仲間達の歓声。目隠しをどければ、そこには綺麗に割れた真っ赤なスイカが。

「運動効果で少しは温まったな」
 由利菜――蒼騎士の人格だ――は、割れたスイカをもぐもぐしながらそう頷いた。
 アキレイア、泉、水音も砂浜の上に腰を下ろし、賑やかな冬の海を眺めつつ、割ったスイカを頬張っている。旬でこそないが、甘くておいしい。この気温でキンキンに冷えている。……味に不満はないけれど、真夏の暑い時に食べれば、このヒンヤリすっきりした甘さは格別だったろう。まあ、二月の海でスイカ、というのもそれはそれで格別ではあるが!
「おいしいですね」
「せやなーっ!!」
「うん、悪くない」
 水音の微笑みに、泉とアキレイアが頷いた。

「……温かいの ……いる?」

 と。
 その前を通りかかったのは染井 桜花(la2693)だ。
「……いろいろある」
 黒ビキニにホットパンツ、装備しているのは「温かいのあります」と書かれた旗だ。 
「桜花さん、メロンフロートを購入します」
 由利菜――元の人格に戻った――がそれを呼び止める。
 メロンフロート。それは冷たいやつだ。桜花はちょっと考えるように瞬きを一つすると、担いだバッグをごそごそして……
「……メロンソーダなら」
 と、キンキンに冷えた缶を渡してくれた。

(メロン……)
 受け取った由利菜は、缶に描かれたたまぁるい果実にふと過ぎるものがある。
『……私の胸はスイカではないぞ。……メロンだ』
 それを察したか否か、はたまた天然ボケか、蒼き騎士は真面目な声でそう返した。

 桜花の飲み物売りは好評のようで、思ったよりも早く荷物はなくなった。
 ならばと桜花は旗と鞄を置くと、準備体操をしてから海へと向かう。
 その理由は、
「……とったどー」
 海の幸を捕獲するためである。
「……浜焼きにするか」



●海だ! 03
 水着の上にコート……はちょっとアレなのでパーカー。それでも寒いものは寒い。
 千種 樹生(la3122)はズビと鼻をすすりながら、持ち込んだコンロと食材でお汁粉と豚汁を作っていた。海の家、ないなら作ればいいじゃない。別に火の傍でぬくぬくしたい訳ではない。本当に。
「……」
 作った豚汁を紙容器に入れてのんびり飲みながら――良識と白日の下、闇鍋ナイズはされていない――樹生は風景をのんびり眺めている。
「お汁粉おいしーね」
 そんな時だった。真横で声がした。ニキ・グレイツ教官がお汁粉を勝手に紙容器に入れてズズズと飲んでいる。
「……どうも。ちょうど、食べますかとお尋ねしようかと」
「そんな雰囲気をね、俺ビビッと察したわけよ」
 と答えるニキ、に樹生はなんだか既視感を覚えるような。
「寒いところで食べる温かい物は、おいしいですね」
「そだねー。甘いのはいいねー」
「あんこ、お好きですか」
「好きだよーアンパンとか」
「……」
 何か思い出しそうになって、でも結局思い出せなくて、「そうですか」と樹生は呟いた。

 と、そこへ現れたのはズブ濡れオバケ……ではなく藍である。
「かき……わかめ……」
 藍は寒すぎてなんか可哀想なことになっている。カキとワカメを持っている。
 というのも。彼女(あるいは彼)は海中で素潜り漁をしていたのだ。……海中で凍り閉ざす銀を用いて。ただでさえ寒いのに氷系の魔法を使って。
「サメくらいなら仕留められるかなぁ?」――そう思っていた時代が藍にもありました。途中から寒くてよく分からなくなって今に至る。
「だ……大丈夫か? 火に当たりな……?」
「わかめ……」
「うん、うんお前は頑張ったッ……」
 ニキに労われながら、藍はコンロの火に手を翳した。
「あ……。寒い? これをお使い……」
 いくらか温まった藍は、自慢の尻尾をそっと差し出した。ズブ濡れてボリュームダウンしていて、可哀想なことになっていた……。
「休め、もう休め……」
 ニキにタオルかけられた。

 ――これは驚くべき事実なのだが。
 二月の海は、寒い――。

(あ、寒い、これ人が死ぬ温度じゃないですか?)
 完璧な水着。完璧な準備運動。完璧なフォームのクロール。
 奏の海遊びは完璧だった。季節が二月ということを除けば。
「……」
 真冬の海で泳ぎ続けながら、奏は真顔になっていた。おかしい、何かおかしい、自分がやっていることはなんか……なんかアレだ。
「……」
 そんな真顔のまま、ざぶ……ざぶ……と砂浜に上がる。無言のまま自分にヒールを施している。行きはよいよい帰りは虚無。
「……ふふっ。この程度の寒さ。私の前ではなんの問題もありませんでしたわ!」
 火の傍にスッとしゃがみこみながらこのドヤ顔である。ガタガタ震える唇は紫色である。寒すぎて気が動転していて、藍がさっき採ってきたワカメをスカーフに幻視して首に巻いていた。

「ひ、やぁあああ」
 そよぎもいるかフロートにしがみつきながら、二月の海の異様な冷たさに空気が抜けるような悲鳴を上げていた。
「つめ、つめたいの……」
 これダメなやつだ。ダメなやつだこれ。幼いそよぎにも分かる真理だこれ。
「……、」
 ぷるぷる震えながら、そよぎはそっと砂浜に上がった。
「探索しよーっと!」
 気を取り直して、波打ち際をちょろちょろと散策し始める。
「貝殻とかねぇ、ひとでさんとかねぇ、たくさん見つけられると良いな」
 ね、と背負ったいるかさんに語りかけるのであった。

「ニキ教官、はじめまして! ボクはノコノコ族の戦士にして、久遠ヶ原学園高等部のモーリーだよ! よろしくお願いします!」
「グレイツ教官、本日はご指導よろしくお願いします!」
 モーリーと望はニキにペコリとお辞儀をした。
「おう、二人共! エンジョイしろよ!」
 ニキは二人に親指を立てる。
「よーし! それじゃあさっそく海に突撃だっ!」
 挨拶も済めばと、モーリーは海へと駆け出した。心臓を良く叩いてから……
「突撃ーーーっ!!」

 ざっぱーん。

「ウアアアアアアアアアア」
 容赦のない冷たさが、もはや“突き刺さる”。
「水が冷たい……。寒い……。一体コレに何の意味があるんだろう……!?」
 唇が紫になる。歯の根がガチガチ鳴り続ける。体の震えが止まらない。
 波間に漂いながらモーリーは「なぜ」を繰り返し続け……
「宇宙とは……生命とは……」
 なんか悟りの境地になってきた。
「ノコノコ族の誇りにかけて……ふええ……」

 ――アバンチュールどころじゃない。
 望は冷たすぎる海にそう理解すると、寒中水泳もそこそこに砂浜に上がった。真顔のままタオルで体を拭いて、父親が心配から用意してくれたもふもふもこもこもふら風コートを羽織る。
 父親といえば。そうそう、父があんこをこしらえたので、それを少し分けて貰ったのだった。それをおしるこにして持ってきたのだ。
 折角だから、と望はニキを呼び止める。
「おしるこ、よろしければどうぞ」
「いいねぇ~頂こう」
「二月なので、隠し味にビターチョコがほんのりですよ」
「君……料理上手ね~。よしよし俺からも麦チョコをあげようね」
 寒い時はあったかくて甘いものを。二人で並んで海を見て、のんびりひととき。

「あれーニキのおじちゃんだ!」
 と、そこへそよぎが駆け寄って来る。
「あのね、お日さまね、当たってね、きらきらしてたの! おじちゃんにあげるっ!」
 差し出したのは空色のシーグラスだ。
「おー! ありがとな!」
 ニキはニッと笑んでそれを受け取ると、少年の頭をうりうりと撫でた。

「うー、さむさむ……」
 陸は波打ち際近くを気ままに散策していた。
 片手には防水ケース入りのバイオリン。見渡す目は、綺麗な貝殻やシーグラスでも落ちていないかと砂の上を辿る。
「おーい」
 と、ほど近い場所で声をかけられる。振り返るとお汁粉を飲んでいるニキがいた。
「ニキ教官、お疲れさまです!」
「あいよ。チョコいる?」
「くれるんすか? ありがとうございます!」
 貰ったのはコイン型の駄菓子チョコだった。
 陸はそれを笑顔で受け取るも、実はファンから部屋を埋め尽くすほどチョコを貰っていたり……。「ホワイトデーまでにそれぞれ少しずつでも食べておかないと」と律義に思っていることも相まって、申し訳ないがチョコにはちょっと辟易していた。
 また食べるチョコが増えてしまった。なんて思いつつ。陸は流木に腰かけて、気遊びにバイオリンを奏で始めよう。海の映画のオープニング曲だ。



●海だ! 04

 野球盤。
 砂浜に適当に配置を書いて行われる、リアル野球盤。
 道具は現地調達(漂流物とか流木とか)。
 ABの二チームに分かれてバトル。
 相手方がピッチャー指名。ピッチャー返し有効。

「えー、スポーツマンシップに則り、則られ、がんばりましょう」
 88はそう開戦の挨拶を締め括った。
「は、なに野球するのあんたら? まあ、体動かすのは悪かねえよな、うん」
 コートの下は水着おじさんこと鳥太郎が加わる。
「か、過酷な環境での活動も必要なときがあるのは理解できますが、心が納得できていませんね」
 黒のサーフパンツ姿な各務 与一(la0444)は寒さに震えながら、混乱と戸惑いにも戦慄いていた。
「ふむ、野球盤……です?」
「野球も……義務?」
 りりのと祭莉が首を傾げる。そもそも野球盤とは何ぞや、である。
 解説を名乗り出たのは一臣だ。
「砂辺にHRとか2BHとか書いた印があります。そこを狙ってボールを打ちます」
「ふむ、丁寧な解説、感謝だ。とりあえず投げる者を狙うのだな」
 頷いたのは好野 渚(la0076)@白のラメ入りブーメラン。とりあえず理解していない。
(今、あなたに中略、聞こえますか……狙うのはそこだけ……)
 一臣はテレパシーを試みた。すると渚はハッとした顔をして、
「言い忘れてた! 好野渚だ。よろしく頼む」
 全力の「違うそうじゃない」。兎角、「男には戦わねばならぬ時がある」と渚は燃えていた。
「野球か、なかなか楽しそうではないか♪ 球を遠くにかっ飛ばせばよいのだろう?」
 V・V・V(la0555)はいそいそと肩を回している。
 せんせー、ここにもルール把握していない人がいまーす。

 そういうわけで、ニキを審判に迎えて、チーム分けだ。
 Aチーム――祭、与一(ピッチャー)、ファオドライ、りりの。
 Bチーム――渚(チアリーダー)、88、鳥太郎、愁也、一臣(ピッチャー)。

「諦めるにはまだ早い」
 まだ何も始まっていないが、チアリーダー(ソロ)の渚がBチームを応援してくれている。ポンポンなかったからなんかヌルヌルした藻で。
 先攻はBチーム。
「勝つんだよ! ここで諦めて良い訳ねえ、見せてやろうぜ俺達の戦いをぉ!!」
 鳥太郎はコートを脱ぎ捨てて水着姿になった。海ガチャを制する者は試合を制する、強いバットを探して海に潜った彼の手には――ブリかぁ素潜りでポッとゲットできるかなぁ判定してみよと思ってダイスころころしたんだけど出目そんな良くなかったから――ナマコがあった。
「うぇええいヒョロ玉放ってんじゃねえぞ!」
 鳥太郎はがんばって煽りながら、そしてちょっと半泣きになりながらナマコを握り締めている。「化野さんその気迫だ! よくわからないがナイスだ!」と渚が応援してくれている。

 対するは与一。“ビーチの”ではなくガチのバレーボールを持っている。
「俺らしくないと理解しています。ですが、今この時は流れに身を任せます!」
 与一は肌で理解していた。全員本気だ。ならばそれに応えるのみ。
 放つのは下から浮き上がるような軌跡、針穴すら通さんばかりの精密さでストライクを狙う。祭莉が施した束ね連なる因果によって、球の威力は倍増していた。
 それに対し鳥太郎は。
 まあナマコでは打てなかった。ていうかナマコ可哀想だし。ナマコが死んじゃう。
「駄目だ……俺には……できないっ……!」
 大切にナマコを両手に乗せて、ボロボロ泣きながら戻って来る鳥太郎。ナマコは海に返してあげた。よかったね!

 次にバッターとして立つのは愁也だ。
 バットにするに良い流木がなかったので、流れ着いたコンブを三つ編みにしたブツを構えている。
(振り回せば当たる、ライセンサーならできるできる俺はやれる子もといオッサン――!)
「月居殿のあの目の輝き……!うむ、よほど名のある昆布屋なのだろう」
 渚はチアリーディングに飽きて実況を始めたらしい。鳥太郎も缶ビール飲みながらテキトーにヤジを飛ばしている。完全に休日のオッサン。

 ――ピッチャー、投げました。
 バッター、フルスイング空振り。
 空ぶったコンブフレイルが暴走して愁也の体にッパーン。

「チクショー! なんでコンブなんだよ!」
 キレながらコンブを構え直す愁也。今一番困惑しているのはナマコとかコンブで戦いを挑まれている与一である。
 とまあスッとアウトになりまして、バッター交代だ。

「かかって来いよ各務!! 今日こそその眼鏡、狩ってやんよぉ!!」

 88が流木を手に与一を見やる。「流木バットォ!!」とピッチャー返し宣言までしている。
「88の挑発が効いてるぞ! 流石だな。うむ88を狙う殺意を感じるぞ!」
 鳥太郎と砂浜で○×ゲームを始めながら、渚は平和なものだった。

「ピッチャー返しですか。……俺はね、覚悟して来てるんですよ。眼鏡と急所意外なら、どうなってもいいと――」
 与一は眼鏡クイしながら冷静に頷いた。
「悲鳴は上げません、プライドがあるので。……それに離脱はさせてもらえないそうです、二月の海は女性も怖いんですね」
 チラッと見やるチームメイツ。
「……怪我したら、言って」
「ですの」
「与一殿は滅びぬ! 何度でも甦るのだ!」
 祭莉とりりのとファオドライ、チームセインツがコクリと頷く。だって怪我は痛いし大変なことだ、それを拭うのはセイントとして当たり前のことだ。つまりは善意と親切心だ。無自覚的に「ダウンすれば楽になれると思ってんじゃねえぞ」「楽に死ねると思うなよ」「貴様らに生き地獄というものを教えてやる」状態に追い込んでいるが、無自覚だからしょうがないね。
「……皆の為に、倒れない」
 祭莉なんかこの日の為に知覚防御上げて来たそうですよ。

 とまあやってる間に88はぬるっと凡退アウトしていた。奇跡も技術もなかったよ。ノーヒットノー出塁達成。
 攻守交替。

「ふ、投手にご指名かい……」
 一臣は水着にコートというアレなスタイルでピッチャーとして立った。
「待たせたな! さあ始めよう!」
 対するバッター、ファオドライは可愛らしいフリルビキニ姿で――手には禍々しい造形をした鬼棍棒のごとき流木を携えていた。
「ところでこのバットを見てくれ! コイツをどう思う?」
「凄く……大きいです……」
「ふふふ! 我は逃げも隠れもせぬ、どこからでも投げて来るがよい!」
 ロードリーオーラもギラッギラである。

「一! 撃! 必! 殺! フルスイング!!

 スローモーに見えた。投げられたボールにファオドライが流木を振り抜く――

(ところでビーチボール、投げ辛くない?)
 一臣はふと思った。でもこれならピッチャー返しも痛くn

 ひゅっ。

 彼の耳の横をかすめて行った何か。
 流木だ。一臣の真横を飛んで行って、88と愁也を薙ぎ倒し、座っていた鳥太郎の脚の間に刺さっている。
「……お? バットはどこに……やあ、すまんすまん! 手が滑ってしまった」
「ヒエ……」
 テヘペロるファオドライに、息を飲む男子ズ。

 ――この後。

「わわ、ごめんなさい……です。大丈夫なの。きちんと手当てします、です」
 りりのも綺麗にピッチャー返しを不本意に起こしまくり。
「でも、せっかく遊んでるのに……リタイヤは、悲しいの、です」
 そんな善意から来るヒールが尽きるほど起きまくり。(人それを球葬と呼ぶ)

 ――Bチームは物理的に再起不能になって負けた。

「誠に申し訳ありません、泣きの延長お願いします」
 88を始めBチームは土下座する。
 理由は不明だが渚が「こんなこともあろうかと」と用意した鉄板の上だ。「これでもう大丈夫だ」「熱いと大変だからな、ちゃんと海水で冷やしおいたから安心して欲しい」と渚は言っているがちょっとよく分からない。
「さすが鉄板、全員乗っても大丈夫……冷たいけど」
「ちょおおこれ濡れてる滑るんですけど!!?」
 一臣は遠い目をしている。鳥太郎は滑ってスライディング土下座になった。
「……」
 愁也は足を滑らせた挙句、なぜか空いていた鉄板の絶妙な穴に上半身が埋まって、足が V こういう感じになっている。ヒップラインが見事だ。

「鉄板……?」
 祭莉は形容できなさすぎる光景に眉根を寄せていた。なんだこの、濡れた鉄板の上のオッサン共。こわ。
 とりあえず、なんというか……冷たそうだ。祭莉が見やれば、りりのがコクリと頷く。
「冷たくて大変なの……」

 ――咲き乱れる赤。
 定点にイマジナリードライブによる火炎を出現させる、ネメシスフォースの有名なスキル。

 せーの、と二人が声を揃えた。
 火柱が上がる。鉄板どころじゃなくない? これスクエアごと燃やすやつじゃん?
 上手に焼けました。
 でもこれコメディだから、全員黒焦げアフロになっただけで済みました。よかったね! 次のコマで治るから!

「何かちょっとあったかかった……気がする……俺達の想像の力は本物だね……?」
 ネメシスフォースってスゴイ。鳥太郎(黒焦げアフロ)はそう思った。困ったな、ちょっと走馬灯が見えた気がする。
「待って温める方法ちがくない!?」
 一臣(黒焦げアフロ)の真っ当な言葉を真っ当な言葉として聞いてくれる人は残念ながらここにはいない。
「……」
 愁也は V こうなっている。スネ毛まで綺麗だ。
 ちなみにこれはコメディ展開なので、88もフードを貫通して黒焦げアフロです。3Dモデルもよく髪の毛が突き抜けてるしそういう物理演算だと思って欲しい。

「――焼き土下座までされては応えぬ訳にいくまい」

 さてそんな彼らの誠意にファオドライは胸を打たれた。
「さあこれで火照った身を冷やしてプレイボールだ!」
 快活に笑って、彼女は氷水バケツを構えるのであった。

 なおこの一連の騒動(?)、88が固定カメラで撮影して、後日動画サイトで配信されたそうです。
 サムネは愁也(Vの姿)。



●海だ! 05
 立つ鳥跡を濁さず。
 というわけで、桜花はゴミ拾いをしていた。尤も皆マナーは良く、漂流物以外のゴミは見当たらない。
 ではと桜花は貝殻拾いにシフトした。砂浜を見渡す、彼女の眼に留まったのは。
「……見つけた」
 小さな貝殻の欠片だ。形も色も、それはまるで桜の花弁のようだった。
「……綺麗」
 その微笑みは無自覚にも底知れぬ物騒さがあったようななかったような。

 ルージュもまた、「ヒーローらしく!」とゴミ拾いに勤しんでいた。
 お気に入りのブルーに白ラインのビキニ……だとちょっと寒いので、パーカーを羽織っている。
「この海岸の端から端までを俺のナワバリとする!」
 トングをカチカチ鳴らしながら、ルージュは勇ましく辺りを見渡した。
 チリ一つ残さず、は流石に難しいが、吸い殻くらいは駆逐してやる――そう思っていたが、そもそも人がいない・ライセンサーはマナーをしっかり守っているので、ちらほらと漂流物程度のゴミしかない。
 それでも漂流物だってゴミはゴミ。どこぞから流れ着いたあれこれを、ルージュはしっかり分別しつつ拾ってゆく。集めたゴミを捨てる場所も、キチンとニキに聴いておいた。
(そうだ、ついでにお土産も……)
 一段落したところで、ルージュは改めて砂浜を見渡した。何かよさげな貝殻でもないものか。
「……法螺貝ねぇかな、法螺貝!」

「――ジャガジャガジャガッ……『家内』『安全』……」
 二月の海、季節外れの乱痴気騒ぎ。
 それをつぶさに見守っていたのは、安全・安心印の万能家事家電医療ロボ――殺戮機械バーサーカー(la2836)である。自称医療小隊隊長である。
 生あるモノ(生活)を全て滅ぼす(隙間なくサポートする)ことこそ、この恐るべき装置の本懐。その傍らには「救護こちら」「保険適用可」「改造・培養承リマス」と書かれた旗。
「……『破壊』『処理』……」(意訳:心配蘇生も、状態異常治療も、人口呼吸も、体温低下対応もできますよ)
 ヒールにホーリーライト。人工呼吸はレモンのリップクリームでツヤッツヤな唇(排気口)で。体温低下には、この温かい鋼の体で寄り添おう。優しさは頭痛薬にだって負けない。
「――ジジ ジ……」
 人類の為と海を見守っていたが、どうやらバーサーカーが危惧していた事態は起きなさそうだ。
 野球盤の面々についてはニキが「アレはコメディ負傷だから次のコマには治ってる」と言っていたし。
「ギギ……」
 バーサーカーはこう思った。

 ――平和な海と空だ。



『了』

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参加者一覧

  • 凪の果てへと歩むもの
    常陸 祭莉la0023
    人間19才|
    ネメシスフォース×セイント
  • シューティングスター
    ルージュ・遠山・リオンla0037
    人間18才|
    ゼルクナイト×セイント
  • 盾界のフロンティア
    星杜 望la0072
    人間12才|
    ゼルクナイト×セイント
  • 空の目
    好野 渚la0076
    人間25才|
    ネメシスフォース×スピリットウォーリア
  • 人魚の揺り籠
    そよぎla0080
    人間15才|
    ネメシスフォース×セイント

  • 88la0088
    人間33才|
    セイント×ネメシスフォース
  • 戦場のピアニスト
    化野 鳥太郎la0108
    人間39才|
    ネメシスフォース×スピリットウォーリア
  • メシのメシア
    モーリーla0149
    放浪者18才|
    セイント×ネメシスフォース
  • 見守るカミサマ
    氷室 藍la0198
    放浪者10才|
    ネメシスフォース×スナイパー
  • Freischutz
    各務 与一la0444
    人間20才|
    スナイパー×グラップラー
  • 太陽の守護者
    V・V・Vla0555
    ヴァルキュリア16才|
    ゼルクナイト×セイント
  • らぶちょこせーばー
    神桜りりのla0725
    放浪者17才|
    ネメシスフォース×セイント
  • 静寂を生み出す弾き手
    九重 陸la1069
    ヴァルキュリア18才|
    ネメシスフォース×スピリットウォーリア
  • 頼れる盾役
    山神 水音la2058
    人間18才|
    ゼルクナイト×スピリットウォーリア
  • 雛鳥の導き手
    護鋼 刀夜la2104
    人間58才|
    ゼルクナイト×グラップラー
  • 白の守護者
    音切 奏la2594
    放浪者17才|
    ゼルクナイト×セイント
  • 夜桜佳人
    アキレイアla2618
    放浪者16才|
    グラップラー×スピリットウォーリア
  • 聖なる力を秘めし者
    ファレイシア タトゥースla2684
    人間17才|
    セイント×スナイパー
  • 魔性の艶華
    染井 桜花la2693
    人間15才|
    ゼルクナイト×スピリットウォーリア
  • 料理も戦いも火力
    殺戮機械バーサーカーla2836
    ヴァルキュリア30才|
    ネメシスフォース×セイント
  • 寒中すしや
    月居 愁也la2983
    人間45才|
    ゼルクナイト×スピリットウォーリア
  • 鰹の中のかつおみ
    加倉 一臣la2985
    人間50才|
    スナイパー×グラップラー
  • 月下の姫騎士
    月鏡 由利菜la3027
    放浪者21才|
    ゼルクナイト×スピリットウォーリア
  • 優しくささやかなねがい
    la3088
    放浪者20才|
    グラップラー×スピリットウォーリア
  • 淡々と
    千種 樹生la3122
    放浪者21才|
    セイント×ネメシスフォース

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