オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
  1. グロリアスドライヴ

  2. SALF本部

  3. 霧に潜む山のミサキ

霧に潜む山のミサキ 真人

形態
ショート
難易度
難しい
価格
1000
ジャンル
バトル ホラー 救出 
参加人数
84~8人
予約人数
10010100
基本報酬
230000G
230SP
2300EXP
おまけ報酬
20000G
相談期間
3
締切
2019/02/19 12:00
完成予定
2019/03/01 12:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●城山にて
 その日、5人の少女達はT市のはずれにあるK神社を訪れていた。
 部活動の一環として、郷土研究を行うためだった。
「砂金ブームがあったの、K川でした?」
「違うよ。S川、隣町。あたしその時行ったもの」
「7つに分けて隠したって話だから、S川のはその1つかも」
「もしボク達が発見できたらスゴイよね」
「皆……忘れちゃダメだよ。私達の目的は埋蔵金じゃなく、それにまつわる言い伝えなんだから」
 はしゃぐ友人達を、部長であるユイが優しく窘めた。
 これから少女達が向かうのは、神社の裏に座す『城山』だ。険しいう訳ではないが、きちんと整備されている訳でもない。山頂の奥宮へ参る物好きな人が偶に通る程度の道。
 否、どんな時どんな場所でも、些細な気の緩みが予想もしない事故に繋がる可能性がある事を忘れてはいけないのだから。

 奥宮までは片道平均1時間ほど。
 好天という事もあり、少女達は比較的早いペースで進む。
 ほとんど風化した石像や縄の掛けられた古木などを写真に収め、記録を取っていく。
 そうして辿り着いた奥宮は、腰の高さにも満たない小さな祠があるだけの、寂しい場所だった。
 眼下に広がる僅かな緑と町並み。言い伝えに詠われる滝や淵のあった場所を古地図と照らし合わせる。
 ……名残と呼べるものは、微塵も残っていなかったけれど。
 ユイはため息をひとつ吐いた。
「私の大ジジが言っていたの。昔ここに新しい街を作るため、山ひとつ消したんだって」
 山を削って谷を埋めた。麓のK神社は、元々山の中腹にあったもの。気象条件が重なれば、谷は深い霧で覆われ、まるで白い湖のようになったという。

 一通り活動を終えた少女達は、山頂で昼食を済ませて帰路につく。

 異変が起きたのはそれから間もなくの事だった。
「……霧が出てきたね」
 最初はほんのりと。しかし半ばに差し掛かる頃には数メートル先も見えないぐらいになっていた。
 山霧が立ち込めるのは特に珍しい事ではない。少女達は登山道沿いに張られたロープを探りながら下山を続ける。
「チアキ、急に立ち止まらないで」
「だって……怖いです。足音、空耳じゃないですよね」
 他にも登山者がいるのだろう。最初は思い込む事で我慢していた。
 でも、それならどうして自分達の『後から』近づいてくるのか。
 山頂には自分達以外、誰もいなかったのに。登山道はこのひとつしかないに?
 もちろん地面がある以上、登山道以外を通れても不思議ではない。
 でも。
 聞こえる音数に比べ、近づいてくるスピードが早すぎる。
「行こう。怖くても、絶対に振り向いちゃだめ。私が一番後ろになるから、ね」
 ユイの言葉に恐々と頷いて、少女達は早足で歩き始める。
「ねぇ、誰か来るよっ」
 先頭を歩いていたショウコが指し示した。
 白い霧の中、前から現れた影は2つ。
 落武者のような天狗のような衣装。頭を覆う薄汚れた布から垣間見える、枯れた木のような肌。両眼は真っ暗な空洞で、不気味な光が灯っている。
「やだぁっ」
 カナエの悲鳴で少女達は一瞬でパニックに陥り、林の中へと走り出した。
「きゃっ」
 足に激痛が走り、ユイが転ぶ。木の根に躓いてしまったのだ。皆はユイの状況に気付いていないのか、無我夢中で走っていく。
(大丈夫。どこもケガしていない。)
 転んだのが自分で良かった。そう思いながらもすぐに立ち上がり、ユイは薄くなった霧の中を走り出す。
 先へ進んだ友達の無事を願いながら。


●SALF支部
 城山で化け物に襲われた。
 事件の報告は山中の小屋へ逃げ込んだという4人の少女達から寄せられた。
 まだ霧は濃く、化け物が怖くて下山できずにいるという。
 途中、逸れてしまった友達がいる事も、泣きじゃくりながら伝えていた。

「T市の城山埋蔵金伝説、か」
 ライセンサーに緊急招集をかけた後、武藤は新聞のデータベースを漁り始めた。
「My雑巾ナノデス!?」
「もう10年も前になるか。T市近くのS川で砂金が見つかった事がある。それが、その地方の伝説と関連付けられたんだ」

 ――昔、都を追われた貴人が『城山』のどこかにある湖に砂金を隠した。
 貴人は秘密が漏れるのを防ぐため、財宝を運んだ7人の山伏を殺し、財宝を守る御霊として奉った。
 やがて時は移ろい戦国の世。ある武将が軍資金として財宝を求めたが、捜索にあたった者達はことごとく狂死し、武将も奇病に冒され死んでしまったという……。

 元々は日本のどこにでもあるような、取り留めもない伝説だった。それが何度も繰り返し訪れた心霊ブームの中で複数の噂と混じり合った。
 例えば山頂の祠には山伏が人柱として埋まっていて、黄金を狙う者を呪い殺す、とか。
 麓と山頂の社はダミー。真の社は別にあり、それを見た者は鬼に食われるとか魂を奪われるとか。
 他にも……
 ゴールドのアクセをしていると異次元に連れて行かれる。
 鬼が苦手とする犬を飼っている人だけが助かった。
 好物のおはぎを差し出せば助かる。
 奇数人数だと襲われる(5人組と2人組では5人組が危険)。
 親指を隠して歩けば鬼に見つからない。
 ……等々。
「こ、怖いノデス!」
 ぷるぷると震えて耳を塞ぐハナビに、武藤は単なるウワサだ、と言い捨てた。
「何事もなかった人が全員『ゴールドアクセを身に着けていなかった』と誰が調べた? 助からなかった人の中に『犬を飼っている人がいない』と言い切れるか?」
 そもそもT市の城山で変死者が出たという話は、今世紀に入ってからひとつもない。
 仮に犠牲者全てが『異次元に消えたから事件になっていない』のであれば、一体誰が『犠牲になった者の情報』を伝えたというのか。
「第一、遡れば戦国時代からある怪談を、安直にナイトメアと繋げるんじゃない」
 そんなネット上に溢れた根拠のない情報でライセンサーを混乱させる必要もないだろう。
「……だから単なる作り話だと言っているだろうがっ!」
 武藤が忠告するより早く、ハナビは諸々の情報を集まったライセンサーへ送信していた。

 最初の通報から20分後――新たな情報がSALFへと寄せられたのは、招集を受けたライセンサーがキャリアーに乗り込んだ直後の事だった。
 通報者はK神社の管理を任されている氏子の老人。
 内容は『ナイトメアに遭った、ユイという少女を保護した』と……。


●清めを待つ部屋
 山中で偶然見つけた小屋の中で、たくさんの人形に囲まれながら少女達は身を寄せ合っていた。
 霧は薄くなってきたが、外を覗き見るという勇気は持てなかった。
「あたし達どうなるのかな」
「『大丈夫』……ユイがいれば、きっとそう言うと思うぜ」
「そうだよ。だから助けが来るまで頑張ろう?」
「部長……」
 カナエは腫れた足首に手を添えながら、声を震わせる。
「部長が転んだの、きっとあたしのせいなの。あたし、部長の足を踏んじゃったの」
「カナエさんだけの責任じゃないです。……私も、転んだユイさんを助けませんでした」
 ユイのアカウントに連絡を入れたが、いつまで経っても既読にならない。
 あのオバケに捕まってしまったのだろうか?
 直電しようにも、自分達と同じように隠れていた場合、着信音が響けば見つかってしまうかも知れない。
 どうか無事でいて欲しい――そう願う事しかできなかった。

●任務
クラブ活動をしていた少女達がナイトメアに襲われました。
ナイトメア討伐し、少女達を保護してください。

●状況
現場は山の中。
登山道は2人が並んで歩ける幅。森林部との違いは下生えの雑草(足首が埋まる程度)の有無。
雪は日当たり等の影響で薄く積もっている場所もありますが、行動に支障はありません。

●伝承
埋蔵金伝説は日本中に点在する伝説の1つ。
K神社は地元の若者の間で心霊スポットと言われる。
少女達のいる建物は中腹にあります。お炊き上げを依頼された品々を保管している小屋で、氏子の老人は「真の社」の元ネタになっているのでは? と証言している。

●少女達
市外の中学校に通う女子生徒。
県のあちこちに伝わる埋蔵金伝説を、地形や歴史等から共通・相違点を研究中。
ユイ(すでに保護済)
チアキ、アユム、ショウコ、カナエ(保護対象)
・カナエは足を挫いていますが、辛うじて自力歩行は可能です。


●ナイトメア
仮称『山伏』×3
外見はボロボロの鎧を纏ったミイラ。
手にした武器(錆びたように見える日本刀、槍、薙刀)で個体の区別が可能。

スキル(物理/複数対象指定/識別可)
・薙刀:自身の周囲(1)を攻撃。
・槍:自分の前とその両隣を攻撃。
・日本刀:前方3スクエアを直線移動しながら攻撃。
薙刀   槍  刀■
■■■ ■■■ □■□
■◎■ □◎□ □■□
■■■ □□□ □◎□

・纏う霧(パッシブ)
自身の周囲5スクエア、高さ1スクエアを霧で覆い、敵に【移動-2】【命中--50】【回避-50】を与える。効果は重複しない。

※彼らは特定の条件を基に、優先して襲撃する対象を選びます。


●その他
山の地形等は大雑把に考えてください。
OP内の『清めを待つ部屋』と解説内のナイトメア『スキル』以下はPL情報となっています。


質問があればNPC・ハナビ(同行しません)が答えられる範囲でお答えします。

こんにちは。
今回はオカルト的なシナリオです。

巷で語られる「友達がトモダチから聞いた話」は胡散臭い内容が多かったりしますよね。
この現場で起きているのは心霊現象でも都市伝説でもありません。正真正銘のナイトメア事件です。
くれぐれも油断なさらぬよう、お願い致します。

  • 空の目
    好野 渚la0076
    人間25才|ネメシスフォース×スピリットウォーリア

山伏に7人か…まるで7人ミサキみたいだな。
7人ミサキを模しているなら4人の少女を追いかけたのなら山伏の数は3体か?

●行動
味方と随時連絡・情報共有
遊撃班対応
事前に山の霧の状況確認
霧が薄い:霧が濃くて動けないと言っていたので濃霧の発生が山伏出現の合図と推測
霧が濃い:視界不良ならば周囲警戒
周囲観察・不審な点があれば共有
霧の濃度確認出来れば警戒
「ふむ、FOFの噂だとしてもその中に真実が混ざっている事はある。試す価値はあるだろう。

●戦闘
・救助前敵と遭遇
遠距離攻撃で戦闘班の援護
山伏の数に注意(推測通りなら3体いるはず、接触した数が2体なら1体潜んでいる可能性大
噂の関係より小屋(真の社?)にいる少女達の危険を危惧
救助班が山伏と接触した場合は護衛
スキル使用時:主武器・本に変換
凍り閉ざす銀(3体纏め)・レールガン・フォースアロー使用

・救助後遭遇
救助班の護衛
山伏が追ってくる条件を考察
数が多い方?合計7人になるようにしてるのか等(偶数・奇数の関係等
条件が分かればそれに合う様に戦闘班と数の調整を行う
親指を隠して行動:効果があれば救助班に連絡
救助班への道を塞ぐように間に入る

通常攻撃:主武器1使用
敵接近時:主武器盾変換
レールガンを霧を払う様に使用(一時的でも敵の姿確認出来れば良し

【心情】
 悪夢ある所にナイトメアあり
 マニアックな所に出ましたけど、今回は中々難儀ですね


【目的】
 少女達の救出
 
【準備】
 救出班
 ナイトメアの行動条件が色々ありそうなので、救助に当たってスマホと貴重品に反応されない様にアルミ製のバッグを用意し、通信も切っておきます

【行動】
 まずは…各班と霧で見失わない様にかつ固まらない程度に距離を置いて現場に移動します

 少女達を発見したら私は動ける方から二人を担当し、殿として後退します
 ある程度の距離まで離れてかつ3体とも交戦状態にあるのを確認し、必要なら私は増援に戻る事になります

 もし、戦闘になった場合はシールド受け主体でグラン・シャリオで腕狙いです
 これなら一方的に殴られる事はなくなりますが、位置取りには注意していきます
 

 戦闘班が近くで交戦時は霧と流れ弾に巻き込まれない様に速やかに撤退します
 また、余裕があればl理由を説明しつつスマホは電源を切って貴重品と共にアルミ製のバッグに収容し、出来る限り探知されない様にします

なお、予想外の事は当然として、最低限ナイトメアのカウントを間違えて通さない様にし、後はその時の状況に合わせて考えて動きます

終わったら預かった物は返却します

「皆さん……ご無事だと……よいのですが」
【目標】全員無事の帰還
【行動】
回復はヒールで間に合うならヒール、それ以上ならフィールキュア
全体的に被弾しているなら福音の雨雫と使い分ける
【全体方針】に従う、【戦闘班】
回復以外は射撃で援護、被弾状況によっては盾で庇う
山伏の様子は常に通信で全体に報告
戦闘終了後は要救助者の治療を行い、励ましの言葉を掛ける

【全体方針】
山伏との戦闘は基本的に下山しながら行う
救助をする時、要救助者は貴金属・スマホは置いていくよう説得

前衛5名後衛3名で要救助者の場所まで駆け付ける(後衛:好野/劉/天城)
山伏と遭遇時、こちらに目標が変わるのであれば前衛がそのまま戦闘を行い、後衛は要救助者を抱え下山
目標が要救助者の場合は【戦闘班】4名【遊撃班】2名【救助班】2名に分かれる
救助班は要救助者を各々2名抱えて、一集団に見なされない程度に離れて同じ方向に離脱
山伏の目標が戦闘班なら、そのまま戦闘班がメイン戦闘、遊撃班は援護を行う
遊撃班が山伏の目標になるなら、戦闘班は二人ずつに分かれお互いに離れすぎないように戦闘
どちらの場合も救助班は安全圏まで要救助者を誘導後は自分で下山を促し、山伏戦に加勢
山伏の目標が要救助者のままなら戦闘班と遊撃班は3人ずつに分かれて離れすぎない様に戦闘を行う
その時片方はエレーナ/ヴァルヴォサ/四乃宮の女性班に

  • 義理堅い武侠
    劉 黒晶la2079
    放浪者24才|グラップラー×ゼルクナイト

隠された金か。この山は面白そうな伝説があるな。
だが時を経て色々な話が混ざり合っているから
山伏の姿をしているというナイトメアも面倒そうだな……
彼女達に危険が届かぬよう気を付けるとしよう。

■行動
全体方針に従い、往路は前衛の一人として救助者の待つ小屋へ。
途中で山伏が現れて俺達を狙うようならそのまま戦闘。
復路で少女達を狙うなら【救助班】として彼女達を連れて戦場を離れる。
歩行可能とはいえ、足を怪我しているカナエは俺が背負って行こう。
もう一人くらいなら気を付けていられると思うので
殿を引き受ける慧佳が良ければ残り三人の内もう一人を引き受けて先行しよう。

山伏との戦闘に巻き込まれない安全圏まで離脱出来たら
少女達にはこのまま下山して貰って俺達は山伏戦に加勢する予定だが
山伏の狙いがずっと少女達の場合は心配なので下山まで傍にいるか、
慧佳に任せて俺だけ全力移動で戻ろうかと思う。状況次第だな。

戦闘に参加する場合は敵の範囲攻撃の間合いに
重なり過ぎないよう注意しつつライトバッシュで攻撃。
敵の攻撃は飛雀幻舞で回避しよう。霧の中でも少しは足しになってくれると良いな。
救助中の場合はカナエ達が危ないので抱えて全力移動で逃げる。

誘いだしに【純金】が用いられるなら乗る

『絶望の宴の開幕だ』

【戦闘】
基本ダメージを負った敵を優先的に攻撃、ダメージがない場合は刀を優先して攻撃
初撃に沈墜勁(鳳翔必墜)による伏虎による攻撃で敵の出足を殺ぎ、他の面子の攻撃が通りやすい下地を作る
『至福の悲鳴を上げろ』
上記行動がかぶる場合は別の敵刀があいていれば優先して同上の攻撃を行う、成功すればそのまま他に割り込ませない様にし
他の面子が一体を落すまで注意を引きつけておく
『甘美な絶望』
この場合は武器を盾に持ち替えて防御よりに行動、攻撃は四肢を使った攻撃で特に足への攻撃を重点てきに行う
互いの間合いを殺して戦闘を行うので打撃力は犠牲とするが、劈掛拳による曲線的な歩法と円運動による遠心力で補う

鳳翔必墜による攻撃が成功した場合は切らさないように重ねがけをする様に攻撃を当てていく
インパクトを使用した攻撃は人体に準えた急所に入れていく

■心情
あたしらが必ず助け出してやるよ

■目的
少女達に怖い思いをなるべくさせず、無事に連れ帰ってやらないとねえ
そのためにナイトメアには早々にご退場願うよ

■準備
自然の霧対策としてペンライト、【純金】のために純金のレイ・フィッシャー像を持参する
ユイ、あるいは少女達の保護者に尋ね、少女達の誰かのメールアドレスを得る

■作戦【純金】
山伏は金を所持している者が下山しようとしたら出現すると予測
少女達との合流前、全員で山を下りるふりをする
金として純金のレイ・フィッシャー像を所持
少女達から離れた場所での山伏撃破を狙う

■行動
【全体方針】に従う

少女達の携帯端末にメールを送り、ライセンサーが救助へ向かっていること、ユイは保護されて無事であることを伝える
だから安心してその小屋で待っていてほしい、とね

移動中霧が出ている場合、ペンライトを灯してはぐれたりしないように
復路では少女達にも渡す

山伏は「最も人数の多い集団を襲う」傾向があると推測
【戦闘班】として、仲間3人と近くにおり、山伏の狙いを引き付ける

咲凛が敵の足止めをしてくれるなら、その山伏からは班全体で距離を取って、攻撃を受けないように

あたしは「鳳翔必墜」で山伏の回避を下げて味方が攻撃を当てやすくする
「飛雀幻舞」で攻撃は避ける
「ヒール」で負傷者は癒やす

⚫移動
救助等は仲間に任せひたすら山伏に注意
集団の最後尾を行き、周囲の様子、特に「足音」と「霧」の異変に黙々と注意を巡らせる
敵の気配を捉えた瞬間に戦闘に移行

⚫戦闘
敵が濃い霧を利用して立ち回ってくる事は予想済み
攻撃を避けられても落ち着いて霧による命中阻害効果を味方に伝達

前衛に立ち、【戦闘班】行動
長期戦は必至だが、戦闘時間が長くなればなるほど此方が不利になると考える
多少の被弾やリスクは度外視し、可能な限り素早く数を減らす事を心掛ける
霧で視界が効かない代わりに、声でお互いの位置や連携を確認
特に味方のヒール圏内にはすぐに入れるようにしておく

敵出現時、味方・救助対象と敵の距離が離れている内に速攻で咲き乱れる赤を放ち攻撃
霧で視界が悪くとも、辺り一面全て攻撃すれば関係ないという目論見もある

本格的に戦闘が始まったら、命中と火力を確保する為ブラッディクロスを主軸に立ち回る
味方の鳳翔必墜に合わせる形で使用、効率良くダメージを与える
また敵の攻撃の特性(範囲)を武器毎に判別し伝達、纏めて攻撃されないよう配置をその都度工夫する
全方位攻撃の薙刀を最優先撃破

孤立など緊急時の移動手段として全力移動を使用。強引に霧から脱出する
また、山伏が役割分担をして救助対象を襲おうとした場合、救助班が手一杯なら全力移動で助けに入る

ヴァルヴォサの【純金】の案に乗っておきます。
往路は仲間とともに後衛として移動、周囲の霧の変化に注意を払いながら進みます。
「私たち来た、もう大丈夫ます。 ナイトメア倒す」
救助対象と合流したらちからこぶポーズをしてみせたり、出来るだけ緊張を和らげるようにします。盛り上がる筋肉はありませんが。

復路でも同じく霧の変化に注意、特に往路時の霧の状態より極端に霧が濃くなっているようなら仲間に注意を促して戦闘への警戒を怠りません。


途中で襲われたら足止めして、襲われている事を仲間に知らせ、少女達と護衛係を先に逃がす事を優先します。
霧の中には出来るだけ入らないようにして、少女達を追おうとしている敵は優先的に止めていきます。攻撃できる距離に味方がいるなら心射撃、居なければ足止めを選択。
少女達を追おうとしていない場合は、接敵していない敵から優先的に足止め、敵が全て味方と近接戦し始めたら心射撃で動きを阻害していきます。

●麓の神社で
『ユイです。私は無事です。これからライセンサーが助けに向かうから、安心して小屋の中で待っていてください』
 スマホを紛失したユイに自身の端末を貸し、ヴァルヴォサ(la2322)は少女達へメールを送らせる。
 十数秒の後。
『無事で良かった! あたし達も必ず帰るから』
 そんなメッセージが返ってきた。
「ククッ、これで一先ず安心ね。あとは……」
 喉を鳴らして笑いながら、純金のレイ・フィッシャー像を愛おしそうに撫でる。
 ナイトメア――山伏は『金』を所持している者が下山しようとしたら出現する。ヴァルヴォサはそう推測していた。
 オペレーター・ハナビ(lz0030)の同僚である武藤は『根拠のないウワサ』と切り捨てていたが。
「FOFの噂だとしてもその中に真実が混ざっている事はある。試す価値はあるだろう」
 同意を示したのは濃霧の発生が山伏出現の合図と推測する好野 渚(la0076)だ。
「皆さん……ご無事だと……よいのですが」
 老人から地図を受け取り、エレーナ フェドロワ(la1815)は改めて【全体方針】を確認する。
 その内容に――
「え? 俺、前衛じゃあ?」
「咲凛、後衛する、思ったます」
 劉 黒晶(la2079)晶と四乃宮 咲凛(la2884)が顔を見合わせる。
 どうやら個々の認識に微妙なズレがあったらしい。
 改めて意見をすり合わせ、救助担当のメンバーは一緒にいた方が良いという結論に達する。
「あの、信じて良い……んですよね?」
「私たち来た、もう大丈夫ます。 ナイトメア倒す」
 真剣な表情で尋ねるユイに、咲凛は笑顔と共に針金のような力こぶを作って見せた。


●山頂までの道
 少女達の保護とナイトメアを撃破するため、ライセンサーは山頂を目指す。
 前衛はヴァルヴォサ、エレーナ、咲凛、ヴラム ストークス(la2165)、ダスク・L・オーゼン(la2698)の5人。やや距離を置き、後衛の渚、黒晶、天城 慧佳(la0421)の3人が続く。
 両班とも霧の状況に気を配り、警戒を怠らない。
「……あっ」
 周囲に霧が立ち込め、咲凛が息を呑んだ。しかしそれは一瞬の事。霧は風に流され、視界はクリアに戻った。

「山伏に7人……まるで『7人ミサキ』みたいだな」
 呟いたのは渚だ。
 7人ミサキとは日本各地に伝わる亡霊の名だ。山伏、悪代官、巫女――集団の形は様々だが、人数は7人と共通している。
「目撃された山伏は3人、そして彼女達は4人。それに引き寄せられた可能性もあるぜ」
 もっともウワサでは奇数が狙われるという説もある。
 何が正しいのか見極める為には、一つひとつを確認する必要がある。渚が親指を隠して歩いているのも、そのためだ。
「スマホの所持という可能性もありますよ。ユイは転倒の際、それを紛失していますから」
 慧佳は別の視点から考えられる可能性を述べた。
「……色々な話が混ざり合っているとしたら、面倒そうなナイトメアだな」
 少女達の身に危険が及ばないよう気を付けなければ。
 伝説は決して面白いものだけではない――黒晶は改めて気を引き締める。

「例の小屋があるのはこの辺りのはずだねえ」
 山の中腹に差し掛かった時、ヴァルヴォサが足を止めた。
 目印は二股の大樹。そこから視線を左へ向けると、森林の奥に屋根らしき物が見える。
「小屋、行くます?」
 編成を調整した時に黒晶がそう言っていた事を思い出し、咲凛が確認をする。
「いいえ……山伏を誘い出す方が……先です。頂上へ……急ぎましょう……」
 戦いは山を下りながら。そう告げるエレーナの言葉に、一行は頷きあって歩き出す。

 ――それから数分と経たず。

「また霧が出てきたか」
 前衛の最後尾に位置していたダスクが眉を顰めた。
 もちろん霧は今までに何度も通り過ぎていった。しかし今度は明らかに気配が違う。風に流される事なく、横から近づいてくるのだ。
 注意深く耳を済ませれば、微かに聞こえてくるのは奇妙なリズムを刻む足音。
 これはおそらく……。
「そこかっ!」
 濃密な霧がライセンサーを捕らえるより先に、ダスクは先手必勝とばかりに攻撃を繰り出した。
 咲き乱れる赤い炎がそこにある全てのもの全てを容赦なく吹き飛ばす。
 木々が倒れた衝撃で霧が僅かに薄れ、ナイトメアの姿が曝け出された。
 《槍》と《薙刀》を手にした2体の山伏。それも僅かな間だけで、霧は再び周囲を覆いつくす。
「右手側に、恐らく3体目だ」
 前方から近づく新たな霧を、ヴラムが冷静に見極める。
「……まだ頂上まで……登っていないのに……?」
「『純金』を持つあたし達を狙ってきたのかもねえ。ククッ」
 タイミングは早いが推測は当たっていた、とヴァルヴォサが楽しそうに喉を鳴らした。

 ライセンサーは自ら霧の中へと飛び込んでいく。
 数メートル先すら見えない霧の中、異形なる者が放つ明確な殺意が、その居場所を明確に宣言していた。
「そっちの足止めは頼んだよ」
「任された、ます!」
 《槍》の相手を咲凛に任せ、ヴァルヴォサとダスクが《薙刀》を手にした山伏へ肉薄する。
 まずはヴァルヴォサが山伏の腹部に重い一撃を1発。動きが鈍った所を逃さず、ダスクが戦斧を振り下ろす。
 ヴラムは単身、《刀》を持つ山伏の方へ。
 素早く背面へ回り込むと、伏虎の構えで繰り出した攻撃で《刀》の動きを削ぐ。
「遅れてすまねぇ。『救助班』は小屋へ向かった!」
 ややあって、駆け付けた渚が息を整える間もなく『束ね連なる因果』をダスクへと繋ぐ。
「……気を付けて下さい」
 エレーナが注意を呼び掛ける。
 《槍》が自分達の方へ向けて走り出したのだ。
 エレーナは盾を構える。渚も咄嗟に盾へ持ち替えようとするが、手に触れたのは熱い鉄板で。
(や、やべ……間違えたか?)
 《槍》が得物を横一線に薙ぐ。
 直撃を受け大きく削ぎ取られた渚のイマジナリーシールドを、エレーナが素早く修復した。


●救出に向けて
 ライセンサーが到着した時、少女達は薄暗い小屋の中で互いに励まし合い、必死に恐怖と戦っていた。
「時間がありません。急ぎましょう」
 もう大丈夫、と優しい笑顔で慰める黒晶。その横で、慧佳はこのままでは下山する事が難しい、と冷徹に告げた。
 そして、山伏がスマホや貴金属を持つ者を襲う可能性がある事も。
「絶対に置いていかなきゃダメなの?」
「大切な形見なんです。アユムさんのお母さんはナイトメアに襲われて……戻ってきたのは指輪1つだけなんです!」
 そう懇願する友達を制し、アユムは自身の手で指輪付きのネックレスを外した。
「これを置いていけば、皆助かるんだ」
 友達の命を天秤にかけて、迷う理由などあるはずがない。
「置いていく必要などありませんよ」
 山伏がどんな原理でそれらを感知するのかは判らないが、スマホは電波を遮断すれば良い。貴金属も同様に。
 慧佳はアルミ箔を差し出し、少女達にスマホの電源を切ったうえで隙間なく包むよう指示を出す。
 貴金属も同じように包みこむと、それらを纏めてバッグに保管する。
「じゃあ、行こうか」
 全ての準備を整えた後、黒晶と慧佳は少女を2人ずつに分け、それぞれ護衛について下山する。
「カナエさんは足を挫いているって言っていたよね。背負いたいんだけど、俺の事、平気?」
あれだけ怖い目にあった直後だ。人外の身を拒絶されないか確認する黒晶に、カナエは小さく頷いた。
「……黒ラブ、飼ってるから」
「うーん。どちらかといえば猫なんだけどな」
 とりあえずは大丈夫そうなので、黒晶は安心して背中を差し出した。


●五里霧の中で
「もう少し俺に付き合ってもらうぞ」
 ヴラムは《刀》の懐深くに飛び込むと、その足を狙いインパクトアタックを叩き込んだ。
 俗にいう弁慶の泣き所である。
 人体の急所がそのままナイトメアに適用されるとは限らないが、それがヴラムにとって最も効率的な戦い方だった。
 可能な限り肉薄し、意識を自分へ釘付けにする。
 主武器に盾を据える事でダメージは最小限に抑えたが、シールドの維持を意識すれば繰り出す攻撃の数は限られてくる。

 ――戦いは、ややライセンサー側が圧される形で進んでいた。

 原因は視界を遮る濃密な霧だ。
 同士討ちの恐れこそなかったが、山伏の動きを読み切れず、反応が遅れる。足元に転がる倒木も行動を妨げる要因のひとつ。
 一方で山伏は霧の中でも問題なく見通す事ができるのだろう。
 その動きは不可解で、目の前で足止めをする者に背を向け、離れた位置にいるライセンサーを狙いに行く事も珍しくない。
 霧の中は乱戦状態。敵も足に根が生えている訳でなく、前衛援護の区別なく仕掛けられる攻撃の中、エレーナはシールドの修復に追われていた。
「ようやく傾向が見えてきたな」
 満身創痍の状態でダスクが吐き捨てた。
 自身の前一列を薙ぐ《槍》、周囲を一閃させる《薙刀》、そしてマンティスの突撃を彷彿させる《刀》――それぞれが『より多くのライセンサーを捉える』よう動いているのだ。
「やはり最も脅威は《薙刀》か。……渚君」
「あぁ、任せろ」
 因果が束ねられるのを持ち、ヴァルヴォサの拳が《薙刀》の腹を穿った。深く深く、骨の髄まで打ち砕く事をイメージして。
「さあ、今のうちにやりな!」
 ぐらりと揺らいだ《薙刀》にダスク戦斧を翻し、空間を十字に切り裂いた。
 己が身を削る攻撃なだけに、可能なら複数を巻き込みたかったが、今は数を減らす方が先だ。
 《薙刀》が立ち位置を変え、エレーナとヴァルヴォサ、渚を間合いに捉える。
「クッ」
「ちぃっ」
 衝撃に耐える声が2つ重なった。
 凶刃を盾で凌いだエレーナが即座に福音の雨雫を降らせ2人のシールドを同時に修復する。
「感謝っ」
 間合いを取り直す時間も惜しみ、渚は至近距離からレールガンを行使。極限まで凝縮させたエネルギーで《薙刀》の頭を吹き飛ばした。
 これで残りは2体。
 しかし撃破の余韻に浸っている暇はない。
 《刀》が足止めを抜けたのだ。
 ヴラムは無防備になった背に一撃を叩き込むも、《刀》は素早く間合いを詰め、ライセンサーの群れへと斬り付ける。
 背後から一撃を受け、修復しきれていなかった渚のシールドが消滅した。
 左肩から袈裟懸けに深く刻まれた傷は、たとえフィールキュアを注ぎ込んでも塞ぐことはできない。
「《槍》、足止めするます。皆、《刀》先倒す」
 咲凛はナイトメアを蝕む強力な毒のイメージを弾丸に込めると、異形の影に向かい引き金を引いた。
 《槍》の動きが止まった事を確認し、ライセンサーは攻撃を《刀》へと集中させる。

 不意に霧が押し寄せてきた。
 《槍》が心射撃の効果を振り払ったのだ。
 ひとり『霧』の外を維持し続けてきた彼女の近くに仲間は居ない。
 離れているのは30メートルほど。その僅かな距離が、霧の中ではとても遠く感じられた。
 息を吸う間もなく肉薄した《槍》がシールドを切り裂くように閃き――咲凛の意識は、昏い暗黒の中に堕ちていった。

 《刀》の攻撃範囲は前一直線。
 ライセンサーは四方に立つ事でそれを封じた。
 他の山伏と切り離した事で脅威も消え、ライセンサーは一気にダメージを叩き込んでいく。
 最後はヴァルヴォサの拳が決め手となった。
 完全に《刀》の息が絶えた事を証明するように、周囲を覆っていた霧が晴れていく。
「……《槍》はどこだ?」
 山伏はもう1体いるはず。なのになぜ霧が消えた?
 周囲に視線を走らせたヴラムの目に、気を失い倒れている咲凛の姿が飛び込んできた。
 血だまりから麓の方へ続く足跡は、次第に不鮮明になっていた。
「まさか、少女達を追ったというのかい?」
 戦いにおいて、山伏達は複数の対象を同時に攻撃する傾向にあった。つまりはそういう事。
 山伏は最も人数の多い集団を襲う――そういう推測もしていたはずなのに。
 ライセンサーの内2名が少女たちの救助に向かった事で人数は並び、山伏対応の2名が倒れた時点で均衡は崩れたのだ
「……繋がらない? ……なぜ……圏外に……」
 救助班との連絡を試みたエレーナは、自分達が立てた作戦を思い出し、愕然とする。
 少女達のスマホを置いて避難させるなら、同行するライセンサーもそれを手放さなければ意味がない。
「直接行くしかあるまい。……間に合ってくれ!」
 連絡不能という不測の事態を打破するため、ダスクは全力で山を駆け降りた。


●夜明けの前に
 森の中をある程度下った所で黒晶が足を止めた。
「ここまで来ればもう大丈夫かな。……少し、休もうか?」
 麓まではまだ距離があるが、少女達の疲労が濃い。カナエを一度下ろし、皆で呼吸を整える。
 結局、救助班は4人を同時に連れて避難していた。
 慧佳は分かれるべき理由を丁寧に説明したのだが、少女達が互いを心配するあまり、逆に避難の足が遅くなったからだ。
 大人の目から見れば、それは単なる我儘に映ったかもしれない。
 しかし、幸運にも助かったとはいえ、ユイ――大切な友を一度見捨ててしまった後悔の念、離ればなれになる事への恐怖が、少女達の心を縛っているのだ。
「どうやら援軍に戻れそうにありませんね。……!」
 ため息を吐いて山頂方向に目を向けた慧佳が息を呑んだ。
 先を見通せない程に濃い霧が、空気の流れに逆らい、こちらへと降りてきたのだ。
「……まさか、他にも敵がいたのでしょうか?」
 それとも戦闘班に何か不都合が生じたのか。理由がなんであれ、目の前に敵がいるという事実だけは変わらない。
 瞬く間に周囲は霧に包まれた。
 《槍》の初撃は救助班が身を挺して防いだ。
「ここはわたしが防ぎます」
「君達、走れるね?」
 慧佳が盾を手にして足止めをする間、黒晶はカナエを抱き上げ、少女達を守るように走り出した。
 しかし《槍》は1人より5人を目標に定めて間合いを詰める。
「うきゃっ!」
 坂道でバランスを崩し、チアキが転んだ。
 カナエを抱えた黒晶に差し伸べられる腕はない。
「チー!」
 代わりに駆け寄ったのはアユムだ。ショウコと共に2人掛かりで抱き起す。
 そんな少女達に対し無情な《槍》が迫る。
 慧佳がギリギリで回り込むも、全員を庇う事は望めない。せめてあと1歩という想いに応えるように、アユムが震える腕でチアキの背を押し、盾の後ろへと押し込んだ。
 霧の中に鮮血が飛んだ。
 ダスクが霧を目印に辿り着いたのは、その直後だった。
 少女達の悲鳴で事態を悟ったダスクの身体から漆黒のオーラが炎のように沸き上がる。
 これ以上の犠牲は許さん、と。煮えたぎる血と怒りの感情を十字に刻み、異形の者を焼き尽した。

 ――全てが終わり、霧が晴れていく。
 しかし、悪夢から目覚めた少女達を待ち受けていたのは、大切な友達の死という、あまりにも残酷な現実だった。






 ミサキ。御先。神霊の先触れ。
 今、災厄の予兆が去り、供犠の少女を捧げられた山に、新たな伝説の種が植えられた。

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    ゼルクナイト×セイント

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