オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
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  3. エオニア、食の祭典!

エオニア、食の祭典! 九里原十三里

形態
ショート
難易度
易しい
価格
1000
ジャンル
日常 
参加人数
154~15人
予約人数
10010100
基本報酬
180000G
180SP
1800EXP
おまけ報酬
20000G
相談期間
4
締切
2020/07/23 08:00
完成予定
2020/08/04 08:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●エオニアの食材を食べる、アピールする!
 北半球の国々では、いよいよ夏本番の雰囲気、そしてバカンスのシーズンに向けた浮かれた空気が帯びてくる季節が到来した。
 かつてナイトメアに襲撃され、今もSALFの防衛拠点であるエオニア王国もそれは例外ではない。
 王国では復旧・復興の機運を高めるべく、各地で観光客の受け入れが行われ、徐々に「エオニアのファン」の数も増えていっている。
 この夏を逃してはならない――そんな気合を入れるエオニア王国の人々の中でも、農林水産大臣ドニス・アンセルは「エオニアをアピールする事」に関しては特に熱い人物の1人であった。

「我が国を訪れた観光客のSNS投稿や口コミにより、我が国特産の果物『ミーベル』や農林水産物、そして『エオニア料理』の認知度が徐々に高まっている! 中には帰国後に『作ってみた』という投稿もある! これは実に嬉しい限りだ!」
 首都エオスの王城の一室にドニスの声が響く。
「しかし、私はそんな中にこんな声があるのを聞いた! 『エオニアの食材を、ウチの国の料理にしてみたらもっと美味しいのに』という意見だ!」
 ドニスがスクリーンに映し出した画像には、お土産で買ったドライフルーツのミーベルが日本人の手により、「抹茶パフェ」のトッピングとしてピンクと白の求肥の横に添えられている様子が写っていた。
 これを見た会議の参加者たちは思わずその美味しそうな見た目に「ゴクリ」と喉を鳴らした。

「他にも、日本人の旅行者からは『エオニアの美味しい魚をお刺身で食べてみたかった』、『酢飯があったらもっとよかったのに』などという意見も見られた!」
 エオニアを盛り上げるための「マーケティング」に余念がないのだろう。
 会議の参加者に対し、ドニスは次々と資料を上げて見せた。
「しかし、正直言って私には『スシ』だの『サシミ』だの言われてもピンとこない! エオニアに来てくださる方々の国の料理をろくに知らんのだ! これは農林水産大臣として情けない限りだが、この国にいる『井の中の蛙』は私だけではないだろう!」
 これから海外へのミーベルや農産物、海産物の輸出を広げるために、エオニアの食に関わる者は輸出先の国々にどんな料理があるのか知らねばならない。
 そこでドニスはエオニアの食材を使った様々な料理を楽しむイベントを行い、エオニアの人々と海外からの来訪者を交えた情報交換の機会にしたいと考えていた。

 このイベントの企画・出資に名乗りを上げたのは、世界各国で様々なフードイベントを開催している団体だった。
 イベントを行い、海外からの来訪者にも参加してもらえばエオニアの食材や食文化の海外へのPRとなる。
 まだまだ未開拓である「エオニア王国の美味しいもの」を新たなビジネスチャンスと考える企業などが現れれば、エオニア復興の起爆剤となるような投資をしてくれるかもしれない。
 エオニアの人々、そしてエオニアに興味を持つ人々にとってもこれは「ウィン・ウィン」の素晴らしい機会になるだろう――そんな期待の下、企画は着々と進んでいった。

●ライセンサー、エオニアの食の祭典へ!
 イベントは「エオニア農林水産祭」と銘打たれ、エオニアの国際空港のある町「ステラ」で開催された。
 そして、ライセンサー達も「大事な仕事だ!」とドニスに呼ばれ、朝から会場に足を運んだ。
 するとそこにはドニスに抱きかかえられた4歳の王子アガピオスが待っていた。

「あのねー、きょうはあねうえがいそがしいからねー、ぼくがドニスだいじんといっしょに『しさつ』のおしごとなの!」
 エオニア国主パルテニア・ティス・エオニス(lz0111)の弟であるアガピオスはまだ4歳だ。
 仕事は主に「イベントで美味しいものを食べる」という事になりそうだが、それも立派な公務といえるだろう。
 ライセンサー達は「アガピオスの身辺警護兼遊び相手」として参加しつつ、まずはオープン前のイベント会場をドニスの案内で回ることになった。

「イベントのエリアは4つだ! どれも魅力あふれるものばかり! ぜひ余すことなく楽しんでいってくれ!」
 そう言ってドニスが紹介したのは以下のようなイベントエリアだった。
 ライセンサー達もアガピオス王子の傍を離れなければ「お祭り感覚」で楽しんでいいようだ。

【1】エオニア料理エリア
 ・エオニア料理を提供する屋台が並ぶ
 ・海外の人にエオニア料理を知ってもらうためのエリア
 
【2】世界の食エリア
 ・エオニアの食材を使ったいろいろな料理を提供する屋台が並ぶ
 ・海産物、農産物を使ったランチ・ディナーを提案するためのエリア

【3】スイーツエリア
 ・エオニアの果物等を使ったスイーツを提供する屋台が並ぶ
 ・ミーベルなどをエオニアから輸入することを考えている人にアピールするためのエリア

【4】グリルエリア
 ・エオニアの新鮮な食材を購入し、その場で自分で調理できるエリア
 ・バーベキュー感覚で楽しめるほか、調理をサポートするスタッフも常駐しており、エオニアの人々に向けて料理を提案したりもできる

「私はこのイベントを通してエオニアの農業・水産業などに関わる者達の士気を上げる事ができるのではないかと考えている! まだエオニア国のあまり知られていない素晴らしい食材やその生産者も一気に日の目を見られる機会になるからな!」
 ドニスはそう、熱く語った。
 例えば同じミーベルでも、育て方によっては味にかなりの差が現れる。
 肥料の種類や木の選定のしかた、畑の場所など、生産者にはいくらでも工夫の余地があるのだ。

「王宮に献上するような甘く、柔らかく、極上の芳香を持つ生食用の『高級ミーベル』に力を入れている者いれば、逆に程よい酸味やコクを出すことに力を入れ、ワインやジャム、コンポートなどに加工した時に本領を発揮するミーベルに力を入れている農園もある! エオニアの食には様々な可能性があるのだ!」  
 そうドニスは語る。
「あまり物々しくなるとアガピオス王子も興覚めだろうから、今日は任務をこなしつつ……という感じで頼む! あとついでに、海外の食品系商社から出張で来てそうなビジネスマンなぞみかけたらエオニアの食をさりげなくアピールしておいてくれ!」 
 これからのエオニアの農林水産業の発展を応援しつつ、今回はアガピオス王子と共にこの食の祭典を1日楽しもう。
 ライセンサー達にとってはそんな機会になりそうだ。

 エオニア王国にて、農林水産祭に参加します。
 お仕事はドニスから依頼された「アガピオスの身辺警護兼遊び相手」という感じですが、皆さんも半分日常シナリオかな? という感じで一緒に楽しんでください。

●PL情報
 お仕事は護衛ですがエオニア側も「他所から人がいっぱい来るし、一応SALFにもお願いしておこうか」という感じで依頼してきています。
 また、今回はアガピオス王子に身の危険があるような事は起きないと思ってください。

●各エリアの楽しみ方
【1】エオニア料理エリア
 地中海風の魚介系の料理を中心に楽しめます(テイクアウトのブイヤベースみたいなのとか)
 
【2】世界の食エリア
 世界各国の「エオニアの食材できそうなメニュー」をいろいろ楽しめます(OPに出てきたお寿司、お刺身もありますよー)

【3】スイーツエリア
 エオニアの果物等を使った新作スイーツを楽しめます(ミーベル以外にも野菜のスイーツなどもあります)

【4】グリルエリア
 自分で何か作りたい人向けのエリアです。
 ドニスや会場にいる人たちに何か作って紹介したり、アガピオス王子に何か作ってあげたりするといいかもしれません。
※調理サポートの人もいるのでスキルが不安な人も結構本格的なものに挑戦できますが、「3時間以内に出来上がるもの」でお願いします。  

最初は「エオニア餃子祭」でやろうかなと思ったんです。
でも、いきなりエオニアで餃子オンリーイベントは流石にみんなびっくりしちゃうかなー、と思いまして。
まずは色々食べられる「食の祭典」をお楽しみください!(今回もう餃子食べたいな、って人はプレイングにその旨お願いします!)

絡みアドリブ歓迎

▼心情
エオニアも色々と行事が盛んになってきたよな、良いこと、だよ

▼同行者
幼馴染兼恋人の水無瀬 奏(la0244

▼行動
アガピオス王子の身辺警護と遊び相手を兼ねながらエリアをめぐっていく
俺は基本的に奏と一緒に行動
俺自身はエオニアの酒も飲みながらエリアごとの食べ物をつまみに食べたりしつつ食も楽しむ
王子は可能なら一緒に奏と会話しつつ手を奏と共に両端で繋いで同行
「……王子は何か食べたいものとか、ある?
「……奏も何か食べたらどうかな?

【3】スイーツエリアで王子と奏に甘いミーベルのアイスを勧めてみる
俺は甘いものは苦手なので、野菜のアイスを担当(
「……どうかな? 美味い?
「野菜のアイスは甘さはそんなにないから俺でもいける、ね

【4】グリルエリアでは他の人の料理を観てのんびり
奏には絶対に作らないように指摘(
「……お前は絶対に作らないよう、に(苦笑

くんくん。金の匂いが……いえ、うまそうな匂いがするです。


私はエオニア料理とやらを堪能しておくですか。
どんなモンがあるか分からねーので人間どもの間をぬっていろいろ食べ歩きしておくです。
もともと食事をする必要がねー私では特に感想は思い浮かばねーですけど
もぐもぐ未知の感覚を堪能しておいてやるですぅ。

一通り食い歩いたらアイス好きの友人のためにそれっぽいモンを探すのです。
けっしてお土産とかじゃなくたまたーまついでにしかたなーく買っておいてやるだけだから勘違いとかするんじゃねーですっ!!

  • 太陽の守護者
    吉良川 奏la0244
    人間17才|スピリットウォーリア×グラップラー

心情】「パティちゃんは、私の妹みたいなものだから、アガピオスくんは私の弟みたいなものだよ!
目的】アガピオスくんの身辺警護と遊び相手をしつつ、食の祭典を楽しむよ!
同行】恋人の鳴くん(la0075
行動】たしかパティちゃんは、アガピオスくんをピオスって呼んでいたと思うから、私もピオスくんって呼んでもいいかな?
鳴くんと一緒にピオスくんの相手をするよ

【3】スイーツエリア
「鳴くんのオススメのミーベルのアイスと…、ピオスくんは何かオススメのアイスはあるかな?
ミーベルのアイスとピオスくんが薦めてくれたアイスを食べるよ(きっと自国の美味しいものをしっているよね?
逆に日本にしかないようなアイスとかあれば、ピオスくんに勧めてみようかな?(予め好き嫌いは確認したうえで好きそうなものを選ぶ
→将来外交を担うときのために、自分の国の料理の利点や他国の料理の知識を自然に身に着けてくれるとよいかな?
鳴くんに味を訊ねられ「美味しいよ! ピオスくんはどう?

【4】グリルエリア
料理を作らない様に鳴くんから念押しされる←
「むー

【心情】
由利菜ちゃんだけでなく、あたしのところにも農林水産祭のお誘いが来たわ。送ってくれたのは、多分王女様かしら?

アガピオス王子様、ナイストゥミーチュー♪あたしはユリア・スメラギよ。
今日は義妹の由利菜ちゃんと一緒に、食の祭典にお誘いを受けてね。よろしくね♪

あー、由利菜ちゃん、あたしも王子様が普段どんなことをしてるのか気になるわ

王子様を見てると、あたしの弟の小さい頃を思い出して。
…ふふ、可愛くて、とても頼りになる…あたしの自慢の弟よ。王女様にとっても、王子様は自慢の弟だと思うわ

由利菜ちゃん、そりゃ勿論よ、王女様も王子様も人生これからだもの。未来ある子達を守るのは、あたし達大人の義務だわ

【目的】
王子の警護と遊び相手をしながら、食の祭典を楽しむ

【準備】
選択肢:3

【同行者】
月鏡由利菜

【行動】
由利菜ちゃんとミーベル関連のスイーツを食べ歩きながら、王子と会話
やっぱり、ミーベルを使ったスイーツを中心に食べたいわね

【心情】
王子様と一緒にお祭りを見てまわれば良いのね。
光栄なことじゃない。欲を言えば王子様があと20年、
早く生まれてくれていれば文句なしだったわね(冗談)。

【目的】
アガピオス王子に同行してエオニア農林水産祭を楽しむ

【行動】
「私はちょっと違った形で参加させてもらおうかしら」
【4】グリルエリアに『フルーツアート』を出品する。
食べて楽しむためでなく盛り付け、見て楽しむための
作品を出して、グルメエリアの何処かに置いてもらう。

「王子様、好きな絵があったら貰ってくださいね」
堅いフルーツを彫刻刀で刻む『フルーツカービング』、
林檎を掘ってハートやシンボル等の模様、動物を
イラスト化した絵を刻んだ林檎を並べて飾っておく。
林檎の周りをカラフルなフルーツで盛り付けする。

「たくさん楽しんで、お姉さんに話してあげましょうね」
作り置きはできないため、祭典の準備時間(3時間)に
仕上げるか、王子一行が他をまわっている間に作成し、
グルメエリアに来たら紹介して以後は王子に同行する。
(加工したフルーツは後で配布または自身で頂きます)

「ミーベルを使ったワインは面白そう」
「販売があるなら支援もかねて1本もらおうかしら」

【心情】
エオニア…初めての場所。初めての食。魅惑の依頼…。

【目的】
兎に角食べる。食べまくる。飽きるまで食べつくす。飽きないけど。

【行動】
【1】沢山の郷土料理。見た事の無い料理から、見た事のある料理。食べた事のある料理もあれば、無い料理も…。
「…美味しそう……。
「お勧め…ありますか?
「じゃあ……全部下さい。お勧めは勿論、メニュー下から上まで。
その場で食べれるものは食べ、テイクアウト可物は公園とかで食べようかな。

王子の事も気に掛けますね。動向…迷子とか…?何を一番気にしながら歩いているかとか…。
国の発展、国民の想いなど、今後考えて行くんだろうな……今ももう、考えているのかな…。
「王子もコレ、いかがですか?とても、美味しいです。
(テイクアウト品を薦めてみる)
自国の王子だから、勿論食べた事のある品かもですけれど…立ち歩きが下品だとかは言いっこ無しです。
立ってが駄目ならテラス席とか外で座れる場所で食べましょう。ピクニックとかした事はあるのかな。
王子だから、国民が親しく食べて居る物と縁遠いかな?国民が普段食べている物、味の感想とか色々、如何思われたかな。

美味しかった。まだまだ食べたいけど…時間、か…。お土産に出来そうな物何か買って行こう。

「…素敵な国ですね……皆にも教えたい…今度は誰か誘って、是非お邪魔したいです。


  • 陽波 飛鳥la2616
    放浪者22才|スピリットウォーリア×スナイパー

最近、激戦続きだったしね・・
美味しいものを食べて、リフレッシュしたいな・・

あ、アガピオスさんの護衛もちゃんとやるわ、うん
礼儀として、アガピオスさんに挨拶と自己紹介はちゃんとしておきたい

○行動
【3】スイーツエリア

ストレス解消と言えば、スイーツ
癒しといえば、スイーツ
メンタルには、スイーツ

というわけで、ミーベルと野菜のスイーツ達を沢山食べるわ
甘味は別腹
いくらでも入るわ、ふふふ・・(もぐもぐ

体重?
こういう催しでそれを考えるのは無粋ってものよ、うん、しあわせー(現実逃避

「アガピオスさんは、スイーツだと何が好きなの?

と、聞いてみたい
おすすめがあれば、一緒に食べたりとか

「同じミーベルでも、農園で全然違うのね
奥が深いなぁ・・

【4】グリルエリア
エリアの兼任が大丈夫なら、エオニアの食材で焼き餃子を作りたい
餃子の美味しさはパリパリ感だと思うので、それを確り出したい

強力粉と薄力粉と塩と熱湯で生地を作って、餃子の皮を作る

ボウルに豚挽き肉と塩と事前にみじん切りにしたキャベツ、ニラ、ニンニクを加えて混ぜて、餃子のタネを作る

後は、餃子の皮にタネを乗せて包んで閉じる

そして、火加減と時間に気をつけながら、油と熱湯で蒸し焼きにしてフライパンで美味しくパリパリに焼く

そんな感じで頑張る

上手く出来たら、アガピオスさんに御馳走出来ると嬉しいです

  • 転生のタンザナイト
    都築 聖史la2730
    人間22才|セイント×グラップラー

「王子様、今日のお祭りを一緒に回るライセンサーです。よろしくおねがいしますね
周囲や一緒にいる人間の態度が王子の評価に直結する可能性も多々あると思うので、
堅苦しいと思われても、そこは一線引いといた方が良いと思う
(あと、ライセンサーと一緒だと自由に行動できるって王子に思われるのも良くない

仕事内容として「王子の護衛(主に一緒に行動」をメインに
迷子にならないよう手を繋いだり、王子のペースに合わせて歩き、
王子の気になったお店に一緒に行く


【1】
王子にたくさん質問し、答えられたら褒める
「王子の一番好きな食べ物はどれですか?(自分も食べたい
「王子、この国の事たくさん知ってますね
「王子、今度会った時、私にまたエオニアのこと沢山教えてください


【3】
スイーツ写真撮影(後でSNSに投稿
販路確保と言うには程遠いけど、この写真が近所の個人カフェ店長さん等の目に触れて興味を持ってもらえたら嬉しい
お客側から希望が出れば輸入業者もより興味を持って調べるだろうし


王子が楽しく会場を見やすくする配慮は常時(肩車等
疲れた王子は、背負う・抱き上げる等で運ぶ

「王女様や女王様に視察を頑張った話をしてあげると、きっと喜びますよ
王子の回ったお店と、王子が気に入ったお店は理由も含めてドニスにひっそり報告
王子が帰っても楽しい時間が続く一助に

  • 月下の姫騎士
    月鏡 由利菜la3027
    放浪者21才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

【心情】
ユリア姉様と共にエオニア農林水産祭へ招待して頂き、ありがとうございます。

アガピオス王子、初めまして。私は月鏡由利菜と申します。よろしくお願い致しますね
私のドレス姿、もしかしたら他の国の姫や貴族に見えるかもしれませんが…私自身は、王女というわけではないんですよ。ある人に姫らしく躾けられたものでして
今、ナイトメアの気配はしませんが…万一のことがあれば、私達ライセンサーが守りますよ

王子は普段、どのような暮らしをされているのでしょう?

…王子にとって、姉のパルテニア王女はどんな方ですか?

ユリア姉様…アガピオス王子の未来も私達の手で守りたいですね

【目的】
王子の警護をしながら、農林水産祭を楽しむ

【準備】
選択肢:3

【同行者】
ユリア・スメラギ

【行動】
主にユリア姉様とミーベル関連のスイーツを食べ歩きながら、王子と会話
王子が好む食べ物を話術3で聞き出し、目利き1でそれを見極める

あっ…!このスイーツ、とても美味しいですよ!姉様や応じもいかがですか?

心情】警備のついでに美味いもの食えるって聞いてたんだが…何でうちの妹作ろうとしてんの
目的】警備の任務を果たしつつ、妹を手伝う
行動】
■同行:リーナ(la4100)/妹

■任務全う
薄々警備はおまけだなと思いつつも、そう依頼されたのであればやるのが筋と言う物
<探索・追跡>で王子や大臣の周囲の安全を常に意識しておく
「ま、建て前っぽいが、要人が出歩くなら警戒するに越した事は無いさ

■いつもの
妹がまた無茶を言い始めたのでよそ様にご迷惑がかからないよう手伝う
<目利き>でちょうどいい食材を探し、<料理>で下ごしらえを行う
「何か前にもあったなこんな事…んで、何が欲しいんだ?

道具など手間がかかりそうなものは調理サポートの人に手伝ってもらい、無ければそれっぽいのを作る
「お好み焼き!? コテとか道具ここにねぇだろ……え、探せってか!?

■渉外担当
食材調達時に同じように食材を吟味している人を見かけたら<話術>で会話
「高級食材はちと扱い辛いよなぁ、ある程度安くて量がある方がおためしには丁度いいかもな。これとかどうよ?

※絡み・アドリブ歓迎

  • 薔薇花園のツンデレラ
    矢花 すみれla3882
    ヴァルキュリア20才|セイント×グラップラー

・何をしに?
色々食べに来たわよ。たまには一人でね。
あー、お腹が……空いた。
……よし、何か食べよ。

・エオニア料理エリア
ふーん、白身魚と野菜のスープね。(←プサロスパ的な)
へぇ、レモン多めに入れるんだ。そういうのもあるのね。
ハーブをマシマシにして魚の味を潰したりはしない。こういうのでいいのよ、こういうので。
しつこくない白身魚に、レモンのさっぱり風味。夏の気温でもどんどんいける。幸せなことじゃない?
ううん、地中海。ギリシャやローマを産んだ海の幸。私は今、西洋文明を食べている。

・スイーツエリア
んー、食べやすいから結構食べちゃったわね。……んんッ、スイーツエリア!?(くわッ)
まだそんな相手が控えていたなんて。さすがはギリシャとローマ。戦上手がいるようね。
お茶飲みながらミーベルのアイス。熱いスープの後にそう来るのね。
バニラアイスの中で存在感を主張するミーベルのソース。甘くなった口の中をお茶で流す。
流れるような連携。完璧ね。

……ふう。ごちそうさまでした。

・対王子会話ネタ
エオニアに来たことがあるかって?
この前来たばっかりよ。撮影会でウェディングドレス着て、その後にインタビューされて……。
(【銀梅花】エオニアコレクション⇒【銀梅花】空を夢見る花たちへ)
(↑思い出してちょっと赤くなる)

●グリルエリアで料理
ミーベルを練りこんだ生地に、エオニアの果物をふんだんに使った生クリームを包んでロールケーキを作るわ
エオニアへの大好き、を料理に込めて一生懸命作るわね!

果物は小さく賽の目切りにし、食べた時に色んな食感が楽しめるように
生クリームはヨーグルト風味を少し効かせ、後味さっぱりと
口の中で、ミーベルの甘い香りと果物の爽やかな甘さが広がる…
そんなイメージをお手伝いしてくれるスタッフさんに伝えて、適宜ご助言いただければ嬉しいわ
沢山お料理が振舞われる中で、素人の僕でも誰かの印象に残る料理が作れたら…
エオニアの食材で、僕でもこんなに美味しいものが作れるのよ、って

完成したケーキは王子様や臣下の方々にも召し上がっていただければ…
飛行船から見た町並も、幻想的なランタンも、歴史情緒ある遺跡も、皆大好きになったの
エオニアが幾久しく栄え平和であり続けるようにと、僕も微力ながら力になりたいと伝えたい
ありがとう、って

王子様には難しいお話や外交は、時々疲れてしまうでしょうから、もしお時間いただけるなら、息抜きにママから教わった童話や、王宮ではどんな遊びをしていらっしゃるかとか、お話ししてみたいわ

心情】閃いた!(ダメな奴
目的】庶民的な料理でエオニア食材をアピール!
行動】
●同行:フィドル(la3294)/兄

●護衛
護衛として王子の近くで<センジュ>を装備していつでも守れるように行動
王子が飽きないようにお話(同年代の普通の子がする遊びとか)をしたりする
「王子くらいの歳の男の子だとゲームとかで遊んでるかなぁ…例えばこんなの(所持品の<携帯ゲーム機>を見せつつ

●夏の定番!
天啓が閃いてしまいグリルエリアで夏の屋台の定番な食べ物
 お好み焼き(魚介たっぷり)や焼きそば、焼きモロコシ
などを作って大臣や王子にご紹介(<料理>使用)
「たくさんの人に食材を使ってもらうには、庶民的な料理で攻めるのもありだと思うんですよね!
「兄貴、材料と道具の調達よろしく!

お好み焼きは王子にもひっくり返すところを体験してもらう
火傷には注意!
「王子ー、これひっくり返してみてー
「あ、誰か動画とか写真撮って! ネットで公開したらいい宣伝になるよ!

※絡み・アドリブ歓迎

「海産物使って何か作ってみるかな。」

【4】グリルエリアで自分で何か作る

■作る物■

・真鯛のアクアパッツァ
真鯛にあさりにミニトマト、その他諸々使います。

・鯛とわかめの酒蒸し
鯛の切り身と生わかめを使います。

・ガーリックシュリンプ
エビは甘みがあるので殻ごと使います。

エオニアの特産品である海産物使って料理。
手軽に出来る物を三品作る。

出来た物は大臣と王子に。

「美味しく出来上がったと思うんで、どうぞ召し上がってください。」

余裕があれば海鮮餃子を作ってみようかな。
材料は他のエリアで探してこよう。結構色々使うからな。


  • 美味しい幸せ
    瀧澤 理生la4301
    人間16才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

「アガピオス王子の護衛と、ミーベルのコンポートを作ろう!」

◆スイーツエリアで加工用のミーベルを入手。
グリルエリアでミーベルのコンポートを作るよ!
用意するものは水と砂糖と白ワイン。白ワインはアルコール飛ばすから
まだ小さいアガピオス王子でも食べられるよ。
食べるのが大変ならお湯を注いで突き崩しハチミツを入れて
飲み物にも出来るんだ。
「はい、王子。コンポートとドリンクをどうぞ。」
美味しく食べてくれれば幸せ。

コンポートがちょっと余ったのでパウンドケーキも作ろうかな。
材料もあるし、割と短い時間で作れるんだ。
ケーキもありますよ?
同じコンポートでも色んな食べ方をすれば飽きずに食べられる。

料理終わったら後片付けもちゃんとするよ。
王子からあまり離れなければ自由にしていいという事だし
料理は準備から後片付けまでが料理だ。

全て終わったらまた王子の護衛に戻るよ。
王子の視察は続くからね。
「アガピオス王子、楽しいですか?」
小さな王子が楽しいと思えるように手助け出来てたらいいな。


「王子様、今日のお祭りを一緒に回るライセンサーです。よろしくおねがいしますね」
 都築 聖史(la2730)は恭しくアガピオスに挨拶する。
(周囲の人間の態度が、「アガピオス・ティス・エオニス」の評価に直結する可能性も多々ある。あと、ライセンサーと一緒だと自由に行動できるって王子に思われるのも……)
 あくまで仕事として「王子の護衛」を務めたい聖史。
 だが、相手は元気な4歳児――すぐにたったかと走り出したアガピオスを、ユリア・スメラギ(la0717)が待ち構え、「捕まえた♪」と抱き留めた。
「アガピオス王子様、ナイストゥミーチュー♪ あたしはユリア・スメラギよ。今日はあなたのお姉さまが呼んでくださったのかしらね?」
 逃がさないわよー♪ とアガピオスを抱きしめるユリア。
 それを月鏡 由利菜(la3027)が楽しそうに見ていた。
「アガピオス王子、初めまして。私は月鏡由利菜と申します」
「おひめさま!」
「ふふ、ドレス姿ですし、そう見えるかもしれませんが……王女というわけではないんですよ」
 由利菜はそう言いながらアガピオスの傍らにしゃがみ込む。
「そろそろ行きましょうか? 万一のことがあれば、王子は私達ライセンサーが守りますよ」
 外敵はなくとも、幼児は何をしでかすか分からない。
 好奇心が止まらないアガピオスを、とりあえず聖史が肩車して歩くことにした。
「王子の一番好きな食べ物はどれですか?」
「えっとね、これー! あとね、あれ!」
「エオニア料理を愛されているのですね。素晴らしいです」
 うん! と元気に頷くアガピオス。
ライセンサー達の「おにいさんおねえさん」に囲まれ、嬉しくて仕方がないようだ。
「おねえちゃんも、ふぁっしょんしょーでてたひと?」
 矢花 すみれ(la3882)はアガピオスにそう言われ、「ええ……そうよ」と頬を赤らめた。
 6月に行われたファッションイベントの動画を王子も見たようだ。
「ウェディングドレス着て、その後もTVにインタビューされて……ふふ、ねぇそれよりお腹空かない?」
 見ると、白身魚と野菜のスープを売る店の店員が王子に向かって敬礼している。
 レモンを多めに入れて食べる、「プサロスパ」のようなもののようだ。
「ハーブマシマシで魚の味を潰しちゃうような料理もあるけど、こういうのでいいのよ、こういうので。さっぱりしてて夏の気温でもどんどんいける。幸せなことじゃない?」 
 すみれはそう、声を上げる。
「ううん、地中海! 流石はギリシャやローマを産んだ海の幸。私は今、西洋文明を食べている!」
「……なるほど、これは食ったらそういう感想が出るものなんですか」
 ギャラルホルン(la0157)はすみれが美味しそうに食べるのを見て、自分もくぴくぴとスープをすする。
「うーむ……もともと食事をする必要がねーヴァルキュリアの私では特に感想は思い浮かばねーです。人間どもの様子見ると多分、美味いもんなんだってのは分かりますけど……」
 スープの屋台には人だかりができている。
 なかなか人気のようだ。
「……それ美味しそう……王子も食べてみますか?」
 ユキナ・ディールス(la1795)もアガピオスが「うん!」と頷くのを見てスープを注文した。
 だが、アガピオスは屋台の水槽の中で泳ぐエビが気になるらしい。
「あの……店員さん……このエビでお勧め……ありますか?」
 そうユキナが言うと、店員は「言ってくれればなんでもできるよ」と答えた。
 客のオーダーでお任せアレンジメニューもできるらしい。
「じゃあ……できる料理全部作って下さい。お勧めの食べ方……一通り全部。胃袋には自信があるので」
 そうさらりと口にする「痩せの大食い」ユキナを前に店員は目を丸くする。
 まだ体の小さなアガピオスは少しずつ味見し、ユキナは「いつものペースで」ガンガン平らげていく。
「……素敵な国ですね……皆にも教えたい……今度は誰か誘って、是非お邪魔したいです」
「おともだち?」
「ええ……そうですね」
 お土産も見ましょう、とユキナは王子を連れ歩く。
 その様子を見て、由利菜が「お勉強ですね」と口にした。
「普段王子はどうされているのかと思っていましたが……こういった機会にご公務についても学ぶのですね」
 ライセンサー達と楽しそうにしているアガピオスを見て、ユリアも「可愛いわね」と微笑んだ。
「懐かしいわ、あたしの弟の小さい頃もこんな感じだったかしらね」
「ゆりあおねえさんのおとーと?」
「……ふふ、可愛くて、とても頼りになる……あたしの自慢の弟よ。王女様にとっても、王子様は自慢の弟だと思うわ」
 ライセンサー達はアガピオスを連れ、エリアを順番に回っていく。
 小さいアガピオスが歩きにくそうな場所に来ると、今度は吉良川 鳴(la0075)が肩車の役を買って出た。
「うむ! 時にはこうやって遊ぶのも良かろ!」
「あ! おりょうりしてるとこあった! むこういくー!」
 アガピオスは鳴の肩の上で小さな手を伸ばす。
 水無瀬 奏(la0244)は「よかったねー」と微笑ましげにアガピオスを見上げた。
「ピオスくんはグリルエリアに行きたいのかな?」
「……待って、奏。……王子はこの辺で何か食べたいものとか、ある?」
 鳴が飲み物の店の前で立ち止まり、自分用のお酒とアガピオスが選んだ飲み物を買った。
 続いて目についた「おつまみ」を選んでいると、グリルエリアで待っていた陽波 飛鳥(la2616)がアガピオスに手を振った。
「初めまして、陽波 飛鳥よ。今から、エオニアの食材で作った餃子を焼くの。上手くできたから、ご馳走するわ」
 フライパンを温め、油と熱湯でじゅわっと蒸し焼きに。
 パリパリに焼き上がった餃子に、アガピオスが「おいしー!」と声を上げる。
「餃子の美味しさはパリパリ感よ。まずは、強力粉と薄力粉と塩と熱湯でこねて、餃子の皮を作って……」
 飛鳥はレシピを聞きに来たアガピオスのお付きにそう説明する。
 ボウルに豚挽き肉と塩とみじん切りにしたキャベツ、ニラ、ニンニクを加えて混ぜて、餃子のタネを作る。
 後は、餃子の皮にタネを乗せて包んで閉じれば完成だ。
「楽しんでるわね、王子様も。私の力作も見て欲しいわ」
 ジュリア・ガッティ(la0883)はそう言うと、フルーツで作ったカラフルなアート作品を披露した。
 ハートや様々な意匠、シンボル、動物などのイラストを「フルーツカービング」で刻み込んだリンゴの周りに、カラフルなエオニアのフルーツが飾り付けられている。
「お料理もいいけど、私はちょっと違った形で参加させてもらったわ。王子、いかがでしょう?」
「ちょうちょ、ほしい!」
「ならこれは差し上げます。この『フルーツアート』はスイーツエリアの前に飾ってもらうの」
 ジュリアはリンゴを手渡しながら、アガピオスの護衛の輪に加わる。
「今日はたくさん楽しんで、お姉さんにも話してあげましょうね」
 エオニアの食材を使って調理してみよう。
 何人ものライセンサー達がグリルエリアにいろいろな食材を集めている、そんな中――。
「前にもあったなこんな事……んで、何が欲しいんだ? お好み焼き!? コテとか道具ここにねぇだろ……!?」
 グリルエリアにフィドル・チェイサー(la3294)の声が響いていた。
 リーナ・チェイサー(la4100)は「うん、よろしく」と大きく頷いた。
「コテみたいなの、『世界の食エリア』の誰かが持ってるかもしれないって」
「……分かったよ。じゃあ、エビの背ワタとりは調理サポートの人に頼んでいいか?」
 フィドルはアガピオスの護衛も心配なさそうなのを確認すると、屋台の方に向かう。
 すると、どこかの営業マンが屋台の店員に話しかけていた。
「へぇ、エオニア料理を冷食で作りたいんだな。だと、高級食材はちと扱い辛いよなぁ、ある程度安くて量がある方がおためしには丁度いいかもな。これとかどうよ?」
「あ、フィドルさんそのあさり、俺も貰いたいな。『真鯛のアクアパッツァ』を作りたいんだ」
 顔を出したのは大きな鯛をぶら下げた日下部 槐(la4252)だった。
 これからグリルエリアで何品か作るつもりらしい。
「うお! すげーな槐! でっけー鯛!」
「今朝、エオニアで上がったらしい。あと、どっかでミニトマト見なかったか?」
 店に置かれたトロ箱を覗きながら、フィドルと槐はそんな話をする。
 リーナはその間、アガピオスに料理の説明をしながら準備を進めていた。
「兄貴まだかなぁ? ねぇ王子、これ知ってる?」
 料理ができるのを待つアガピオスが飽きないように、リーナは携帯ゲーム機を手渡す。
 そうしている間に、どうにかコテをゲットしたフィドルも戻ってきた。
「リーナ、あったぞ。これで十分だろ!」
「いいね! あれ? 兄貴、後ろの人達誰?」
 どうやら会場で知り合った人々がフィドルについて来たようだ。
 兄弟はエオニアの食材をアピールすべく、その前で調理を実演する事になった。
「たくさんの人に食材を使ってもらうには、庶民的な料理で攻めるのもありだと思うんですよね! なので今日はまず、日本の焼きそば! それから焼きもろこし、そしてエオニアの海鮮たっぷりのお好み焼きです!」
 トウモロコシを炙り、鉄板の上で焼きそばの材料を重ねて蒸す間、リーナはその隣にお好み焼きの生地を落とす。
 そしていい具合に表面が焦げたのを見て、アガピオスを傍に呼んだ。
「いい? 王子、コテしっかり持って。あ、誰か動画とか写真撮って! ネットで公開したらいい宣伝になるよ! いくよ……せーの!」
 リーナはアガピオスの後ろからコテを支え、「よいしょー!」と大きなお好み焼きをひっくり返す。
 そして見事成功すると、ギャラリーから拍手が起こった。
「わぁキレイ! やったねー! あ……す、すみませんっ! つい……」
 うっかりアガピオスを撫でてしまい、慌てるリーナ。
 だが、ライセンサーとアガピオスが仲良さそうにしているのを見ていたためか、今更気にした者はいなかったようだ。 
「こっちも完成です。『鯛とわかめの酒蒸し』です」
 槐がそう言って、鯛の切り身と生わかめを使った一品をテーブルの上に置く。
「美味しく出来上がったと思うんで、どうぞ召し上がってください」
「これはこれは! 初めて見る料理だがこれは分かるぞ! 酒が進むやつだな!」
 ドニスがそう声を上げる。
 アガピオスも「おさかな!」と身を乗り出した。
「おいしー!」
「気に入っていただけて良かったです。では次に、『ガーリックシュリンプ』です」
 フライパンからじゅわっと皿へ。
 槐は手早く二品目を仕上げる。
「エビの甘みを活かすために、殻ごと使いました。王子には剥いて差し上げますね」
「……むむ、先ほどから思っていたが! 私はライセンサーとの飲み会を企画したほうが良いのだろうか!」
 皆、センスがいいな! とドニスが唸る。
 そして手早く三品目のアクアパッツァも仕上がった。
「では、最後は『海鮮餃子』を。エオニアのいろいろな海鮮を使ってみました」
 じゅわっと蒸気と共に食欲をそそる匂いが立ち上り、「やはり飲み会を……」とドニスが唸る。
 アガピオスも「ぎょーざおいしー!」と喜んだようだ。


「ピオスくん、よかったねー。ねぇ鳴くん、奏も」
「……お前は絶対に作らないよう、に」
 鳴に苦笑いされ、奏がむー、と膨れて見せた。
 気づけば、そろそろおやつタイムにしてもよさそうな時間だ。
「んんッ! これ全部スイーツエリア!? 広―い!」
 くわっと覚醒したように、すみれが駆け出していく。
「ふふふ……まだこんな強敵が控えていたなんて。さすがは古代ギリシャ&ローマの流れをくむエオニア……戦上手がいるようね」
 オーガニックの熱いお茶を飲みながら、今年のミーベルで作られたアイスを。
 エオニアの太陽の下、優雅なティータイムだ。
「熱いスープの後にそう来るとは。バニラアイスの中で存在感を主張するミーベルのソース。甘くなった口の中をお茶で流す。流れるような連携。完璧ね」
 今日はもう満足! とすみれが伸びをする。
 その向かいの店では、由利菜がスイーツを選び、注文している。
「王子はこの赤いオレンジが気になるんですね。でしたら、きっとこのスペシャルパフェがいいですよ」
「あねうえもきたらよかったのにね!」
「そうですね……王子にとって、姉上のパルテニア王女はどんな方ですか?」
「あねうえ? だいすき!」
「ですって。ユリア姉様、アガピオス王子の未来も私達の手で守なければいけませんね」
 由利菜がそう言うと、ユリアが「もちろんよ」と頷いた。
「未来ある子達を守るのは、あたし達大人の義務だわ。さぁ、パフェができたわよ。さすが由利菜ちゃんの目利きね! ミーベルもたくさん入ってとっても美味しそう♪」
 向こうで座って食べましょう、とユリアが2人を促す。
 奥の店では、聖史は撮った画像をジェラートの店を出店したミーベル生産者に見せている。
「こういう写真、個人カフェ店長さんが見るかもしれません。SNSで見たお客さんが興味を持てば、そこから注文に繋がるかもしれませんし」
「……くんくん。このエリアもなかなか金の匂いが……いえ、うまそうな匂いがするです。持ち帰りのアイス、スゲー種類ありますね」
 ギャラルホルンは白い持ち帰り用のケースが並ぶ店の前に立ち止まる。
 店員に「ギフト用ですか?」と声をかけられると、ギャラルホルンは「ちげーです!」と吠えた。
「けっしてお土産とかじゃなく、たまたーまついでにしかたなーく買っておいてやるだけだから勘違いとかするんじゃねーですっ!! とりあえず、この住所に送りつけるです!」
 ガシガシと送り伝票を書くギャラルホルン。
 その後ろを、奏はアガピオスを真ん中にして鳴と3人で手を繋いで歩いている。
「ピオスくんは何かオススメのアイスはあるかな?」
「あのね! あかーいの!」
「……多分、さっき見たザクロのアイス……だな」
「じゃあ、鳴くんお勧めのミーベルのアイスとザクロのアイスと……あ! 日本の抹茶アイスあるって!」
 奏はアガピオスが「たべるー」というのを聞いて、アイスを注文する。
 その向こうで、鳴は野菜のアイスを味見しているようだ。
「……この黒トマトのアイス、砂糖使ってないのか……俺でもいける、ね」
「美味しそうなのいっぱいあるねー。ねぇ、ピオスくん、アイス、パティちゃんやお母さんへのお土産にどうかな?」
 口の周りを拭いてあげたりしてアガピオスの世話を焼きながら、奏がそんな事を口にする。
 今日はお土産もたくさん買えそうだ。
「……どうかな奏? 美味い?」
「美味しいよ! ピオスくんもこういうのいっぱい知っておくと、将来大きくなって、よその国の人と会った時にいろいろお話できるよね!」
 幼いうちから外交の知識を少しずつ、と奏はそんな話をする。
 その向こうで、飛鳥はミーベルを食べ比べている。
「確かに同じミーベルでも、農園で全然違うのが分かるわ。奥が深いなぁ……あ、アガピオスさんはどんなおやつがおすすめ?」
「けーき! にんじんの!」
 果物や野菜を使った、お勧めのスイーツを順番に。
 飛鳥は心ゆくまで楽しんだ。
「ストレス解消と言えば、スイーツ。癒しといえば、スイーツ。メンタルには、スイーツ。甘味は別腹……いくらでも入るわ、ふふふ、しあわせー」
 体重なんて気にするのは無粋というものだ。
 とろけるような笑顔を浮かべ、飛鳥は現実逃避の世界へ突っ走る。
「ミーベルを使ったワインは面白そうね。王子様もあと20年早く生まれていれば一緒に楽しめたし、文句なしだったわね……ふふ、冗談よ」
 そんな事を言いながら、ジュリアはミーベルのワインのボトルを手に取る。
「販売があるならエオニアの支援もかねて1本もらおうかしら」
 ライセンサー達がアガピオスと一緒にお土産選びやスイーツ探しに回る中、グリルエリアでスイーツを作る者もいた。
 ミーベルを使い、美味しいものを作っているようだ。
「王子も後で見に来てくれるかな。よし、始めよう」
 瀧澤 理生(la4301) は加工向きのミーベルを会場に来ていた生産者から手に入れたようだ。
 これで何かスイーツを作るつもりらしい。
「水と砂糖と、白ワイン。アルコールはまだ小さい王子も食べられるようにしっかり飛ばさないとね」
 ミーベルの皮を剥く理生の傍らで、鍋がくつくつと煮え立っている。
 そこへつるりと向けた果実を落とし、煮たてて冷まし、甘みを染み込ませていく。
「パウンドケーキも作れるかな? 色んな食べ方すれば、王子も飽きずに食べられるよね」
 コンポートを生地の中に落とし、オーブンへ。
 焼けるのを待っていると、アガピオスが戻ってきた。
「はい、王子。『ミーベルのコンポート』とドリンクをどうぞ」
 理生はそう言って、アガピオスに器を差し出した。
 冷たく冷やしたコンポートをアガピオスは美味しそうに「つるん」と飲み込んだ。
「みーべる、おいしいね! しあわせ!」
「ありがとうございます。俺も、王子が美味しく食べてくれて幸せです。そっちのドリンクは、コンポートのミーベルにはちみつを入れたんですよ」
 アガピオスと話をしながら、理生は手早く片づけをこなす。
 料理は準備から後片付けまでが料理なのだ。
「ケーキが出来上がるまで、僕がママから教わった童話をお話ししましょうね」
 ツィー・プラニスフェル(la3995)はミーベルの皮を剥きながら、アガピオスといろいろな話をした。
「王子様はお城ではどんな遊びをしてらっしゃるのですか?」
「あのね、きのうみんなでかくれんぼしたの!」
「ロールケーキができたら、お付きの皆様も王子様と召し上がってくださいね。僕、エオニアに来てこの国が大好きになりましたの。飛行船から見た町並も、幻想的なランタンも、歴史情緒ある遺跡も」
 ヨーグルトを加えた生クリームをふんわりと泡立てながら、ツィーはそんな話をする。
「エオニアが幾久しく栄え平和であり続けるように、僕も微力ながら力になりたいと思っています。だから今日は、このケーキでエオニアにありがとう、と伝えたいのです」
 ふわふわのスポンジに、ヨーグルトで後味をさっぱりとさせたクリーム。
 そこに賽の目に切ったミーベルやエオニアの香り高く色鮮やかな果実をたくさん乗せて、くるくると巻いていく。
「さぁ、できました。さっそく、切ってみますわ」
 沢山の料理が振舞われる中で、素人の自分でも誰かの印象に残る料理が作れたら。
 ツィーはこのロールケーキにそんな願いを込めた。
(エオニアの食材で、僕でもこんなに美味しいものが作れるのよ、って)
 断面に色鮮やかな果物の色彩が現れる。
 アガピオスや周りの者達からわぁっと歓声が起こった。
「王子、楽しいですか?」
「うん! たのしー!」
 料理の片づけを終えた理生が、アガピオスを連れて歩く。
 だが、そうしているうちに次第にアガピオスは目をこすり始めた。

「……寝ちゃったか。まぁ、今日は楽しかった、な。また、な?」
 ついにはドニスの腕の中で寝息を立て始めてしまったアガピオスを起こさぬよう、鳴はそっと頭を撫でた。
 ドニスは口の動きだけで「感謝する!」とライセンサー達に言うと、アガピオスを送り届けるために帰っていった。
「……今日はお疲れさん。エオニアも活気がどんどん戻っていくようで良かった、よ」
 そう言いながら、鳴が煙草を咥える。
 うん、と奏も大きく頷いた。
「みんな、がんばっているんだもん。もっとよい国になるよ!」
 こうして、ライセンサー達のエオニアでの任務の一日は終わった。
 またこの国でアガピオスが公務を行うようなイベントがあれば、今日のようにライセンサー達にお呼びがかかることもあるかもしれない。

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