オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
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バートークRPGで遊ぼう・幽霊屋敷編♪ 瀬川潮

形態
ショート
難易度
普通
価格
1000
ジャンル
ホラー 日常 
参加人数
63~6人
予約人数
10010100
基本報酬
200000G
200SP
2000EXP
おまけ報酬
20000G
相談期間
3
締切
2020/05/31 20:00
完成予定
2020/06/20 20:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●本編とは関係ないけど、みんなお仕事したんですよ
 ここは地中海の風薫る島国「エオニア」。
「スイーツ小隊リーダー、ショコラよりメンバーへ。異常はあった?」
「ミル、異常ありません!」
 ライセンサーの深夜百世(lz0083)は部隊仲間の無線連絡を受け慌てる。
「フィーユ、異常なしですー」
 返答しつつ今回もリーダーだけが美味しそうなコードネームだなぁ三人そろえばショコラミルフィーユでちゃんと美味しそうなんだけど、などと任務には関係ないことを思う。前はプリン・アラ・モードだったし、その前は……。
「じゃ、偵察任務完了ね。次はみんなが美味しそうなコードネームになるように、いいアイデア持ち寄りましょう」
 リーダーからの連絡。
 いつもこのやり取りをするけど結局適当なのよね~とか思う百世。ま、いっかと思うのもいつものことで、結局三人一緒で可愛い名前ならそれでいいのだと納得の上なのだったり。
 ともかく任務完了。これでエオニア首都のSALF支部に帰投できる。
 あとは緊急事態がなければ自由に過ごすことができる。
 もちろん、百世たちの小隊以外にもエオニアのとある地方の広域偵察任務を遂行したライセンサーは多数いる。さまざまに羽を伸ばすことだろう。

●バートークRPG酒場「ドレシド」
 でもって、百世が向かったのがバートークRPGバー「ドレシド」。
「いらっしゃいませ。RPG酒場『ドレシド』へようこそ」
「二回目なんですけど」
「覚えてますよ。今日は【幽霊屋敷】の卓が立っています。本日限定の特別ルールとして、【捜査能力】、【戦闘能力】、【感知能力】のいずれか一つを特技として習得したキャラをメークして楽しみましょう」

▽▽▽以下、ルルブ▽▽▽
■BARトークRPG「ソード・シング・ソング」(SSS)
 ここは剣と魔法の世界。突如実体化して人々を襲う「無魂(むごん・パントマイム)」を退治するため「音斧(おんぷ)」の魔法武器や魔法媒体で武装した「魔奏者(まそうしゃ・キャスト)」が立ち上がる。「魔奏協会(まそうきょうかい・オペラ)」に所属し人々を、王国を守れ!
 魔奏者が魔奏能力を発揮するにはPLの瞬間的な「酩酊」状態が必要だ。
 魔奏者(PC)の背後(PL)たちよ、いざ酒を飲まん!(20歳未満はプレイ禁止)

※簡易ルールでは
・PCの能力は決めず、PLの飲酒能力に合った職(ジョブ)をロールする
・PCの攻撃、攻撃魔法、補助魔法(味方に飲ませるために自分も飲む)をするたびに飲酒が必要
・必殺技や範囲魔法など強力な攻撃をPLが望めば、一度に飲む酒の量を増やすことで許可する
・PLはダイスロールが必要な判定ごとに飲酒する

 敵「無魂」は各種形状があるが、無言が基本。倒すと消える。通常武器では歯が立たず、二つの音符(ド・レなど)を組み合わせて生成した魔法の武器や道具「音斧」でないとダメージを与えられない。したがって、現時点で実体化する敵は弱いものである(強いとすでに世界崩壊)。
 武器や装備の形状は個人サイズなら問わない。威力は音符の数により、初期の音符は二つだけ。

 なお、繰り返す。
 攻撃や魔法発動時、ダイスロール時には【宣言後に必ず酒を飲むこと】!
 一口でもいい。酒場で酒を飲まないのは不義理であり、そうしないのであれば別の場所で別のゲームを楽しむべきだ。
 また、経験値の保存やデータの保管は、PLのキープしたボトルに掛けるタグを使うといい。そうしないのであれば以下略である。
 もちろんゲームの展開に関係なく普通に飲んでもいいがいざという時に飲む余力を残しておくべきだ。
△△△ルルブ、以上△△△

「魔法使いが隠れて住んでいたという村はずれの森の中の屋敷に明かりが灯るようになったそうです。魔法使いは大昔に亡くなり、村の教会に埋葬されています。昼間に村の若い者が総出で調査しても異常はありませんでした。しかし、誰もいないのに日暮れになると窓から白い人影が覗いたり中から笑い声が響いたりするのです。そして、夜に調査した村人十数名の内、三人が屋敷の中で突然姿を消したのです」
 そしてオペラに調査依頼が舞い込んだ、というシナリオのようだ。
「あの……怖いの?」
「幽霊は出るでしょうね」
「ひぃぃ……」
 百世に付き合ってシナリオに参加してもらえる人、求ム。

※お酒の飲めるPC推奨
 エオニア王国での広域偵察任務後、打ち上げで訪れた酒場でお酒と酒場専用のテーブルトークアールピージーを楽しんでください。

 ゲームの魅力は
・PCが実際に酒を飲んでゲーム内PCが敵と戦う
・【探索】には飲酒が必要。どこを探すかなど考えながら飲んでもらう(じっくり飲みたい派)。
・【戦闘】には飲酒が必要。特に屋内戦闘なので即応性の高い戦術が必要(くいっと飲みたい派)。
・【感知】には飲酒が必要。常に警戒するには少しずつ回数を飲むといい(ちびちび飲みたい派)。
 など、みんなで協力して酒を飲むもとい、ゲームを有利に進めることです。

 今回は簡易ルールで遊ぶので、ゲーム内PCの名前だけ決めて能力値はPC情報に基づく感じで行きましょう。

 ゲーム内ゲームの依頼は屋内探索と突然現れると敵との戦闘です。
戦場:二階建ての館。探索が必要なエリアは以下のとおり。
・一階…メーンホール、食堂やキッチン、応接間など。
・二階…寝室、客室、執務室、書斎など。
・地下室…ワイン倉庫だけのようだが、さて。
時間:日暮れから夜(日中に被害がなかったため。また、人数が少なかったから敵が襲いやすかったのではないかという指摘があったため少人数に)。
敵:以下。魔奏者は音斧で武装しているため、武器攻撃も魔法攻撃も通用する。
・幽霊(一度に1~2体が登場)
・雑魚幽霊(特定条件で登場。弱いけどたくさんいる!)
トラップ:一階と二階に一つずつ
おまけトラップ:ただのお笑い要素なので気にしないでください(笑

 この店のミーベル酒は甘いピーチツリーフィズみたいなカクテルにしています。
 ほかは水割りがメーン。カクテルはまあ、それなりに。
 食べ物はつまみのみで、堅果やチーズ、干し肉など保存の利くものばかりです。

※なお、【探索】、【戦闘】、【感知】は、持っている人が有利というだけで誰もが探索・戦闘・感知ができます。

 ふらっと、瀬川です。

 この酒場は2度目の登場。
 なんかダイスロールの代わりに酒を飲む、な感じになりつつありますが(

 以下、深夜百世の現段階のキャラシート
名前:モモ(18歳・魔奏使い)
武器:桃色の縄跳び(音斧=シ・ド↑)
行動:お酒を飲む魔法少女。縄跳びを振って音波を飛ばして攻撃するよ。お酒は弱いから【感知】でじっくり飲むね。行動はみんなの意見に従います。

 では、よろしくお願いします。

【心情】
百世ちゃん、おひさー♪ユリアよ、あたしのこと覚えてる?
それじゃ、今回も音とお酒のTRPGを始めるわね。
あら…百世ちゃん、幽霊は苦手?じゃあ、あたしがついていてあげようか?

【目的】
セッションを楽しむ

【準備】
☆キャラシート
名前:マリヤ
武器:真紅の薔薇の扇(ラ・ド)
設定:酒場の踊り子。裏の顔は美しき魔物ハンターであり、刃を仕込んだ扇で舞うように敵を倒していく。【戦闘】経験が多い。

今回はキャラも今回のゲーム独自設定にしてみたわ

【同行者】
【感知】【探索】メンバー、百世ちゃんも可能なら希望

【行動】
うわばみ2でアルコールに中耐性
お酒へ強くなるようにイメトレしてきたわ。前回より飲めるはずよ

探索は別の班と被らないように行う。
自分は仲間の近くでの護衛と、探索・感知を行う

敵が仲間を襲ってきたら、トリテレイアで守る
スキル使用宣言!せっかくエオニアに来たんだし、ミーベル酒を頼むわ!
ふふふ…この扇は盾にもなるのよ?

複数幽霊はブラックバカラ&タンクロールで一気に虜にする
ゴーストも黒薔薇の舞の虜になりなさいっ!パパ・メイアン!

ディシジョン・リリーは回復と攻撃のどちらでも活用する

【ステータス】
名前:アイ(20歳・魔奏使い)
武器:弓(音斧=ソ・ラ)
行動:お酒はそこまで強くないので【感知】で頑張る。
でもいざとなったら飲むよ。
お酒は甘いカクテルを中心に。途中でチーズ等を食べ酔いを緩和しつつ楽しんでいく。
ちびちびとお酒を飲み味を楽しみつつ適宜周辺警戒。突然お化けが出てくると怖いので出来るだけ先に見つけられるように。
探索は各部屋を一つずつ調べていく。特に地下室とかは隠し部屋がよくあるお約束の場所なので慎重に。
戦闘になったら弓でちまちまと狙い撃つ。
でもあまりに数が多そうならたくさん飲んで複数の矢を番えて一気に複数攻撃。
乱用すると全力で酔っ払うので使い時は考える。
ついでにお化けもあまり得意じゃないので怖がりながら弓を撃ってたりするかもしれない。
「お酒は嫌いじゃないですがそこまで強くないですから注意しないとですね~。やはり飲みやすい甘いカクテルを中心にしましょうか~」
「こうなったら一気に飲んで一気に倒してしまいましょう~。はふ…美味しいお酒ならまだいけますよ~(酔」

  • 首があるなら刈ってみせる
    紅迅 斬華la2548
    人間25才|セイント×ネメシスフォース

ふふふ♪あんまりお酒は強くありませんが、ミーベル酒がとっても美味しかったのでつい来ちゃいました♪

目的
ミーベル酒とゲームを楽しむ

行動
「ふふ~ん♪お姉さんは当然音斧の形状は大剣で遊びます♪」
特技は【戦闘能力】を選択
職は首刈り士
「幽霊だろうとなんだろうとお酒をたくさん飲んで全部刈っちゃいますよ♪」
一回から順に幽霊屋敷を探索
探索にも飲酒が必要なので味方と手分けして、自分は戦闘に備え程々に探索
「何かアイテムとかあるのかしらね???」

食堂やキッチンなど細々したところを探してみる
「ぷはー!ミーベル酒美味しい!ふふ~ん♪(ご機嫌)」
割とがぶがぶ呑む
何か見つけたら皆にも教える
敵を見つけたら嬉々としてお酒を飲み範囲スキルで暴れる
「あはは♪いきますよー!首刈り嵐♪」
1F2F地下室※他の味方の調査順にあわせる
を順番にこなし、戦闘時はがぶ飲み
「んふふ~♪大分酔っ払ってきちゃいましてね♪ちょっとズルですがあれを使いましょう…♪」
紅迅家に伝わる耐毒の呼吸法で発刊を促進し、汗からアルコールを体外に排出

ボス戦はもうミーベル酒をかっくらいフルパワーで戦う!
「流石に呼吸法だけじゃ厳しいですね…!ですがもう少し!」
最終奥義首刈り滅殺斬りを繰り出す

「百世ちゃん~呑んでる~♪」
絡み酒もする


  • 陽波 飛鳥la2616
    放浪者22才|スピリットウォーリア×スナイパー

あ、深夜さんだ、こんばんは
お久しぶりね(嬉しそうに

前回のバートークRPGが楽しかったので
また遊べれば、と思い、仕事帰りに遊びに来ていた

○キャラ
名前:ユラセ・カホ
武器:屋内用にメリケンサック型を持ってきた(=シ・ド)

筋骨隆々で体格の良い乙女女子
特技は【感知】

○攻略
各個撃破されないよう、仲間と離れすぎないように探索する事を意識
他の【感知】持ちの人と警戒方向の分担等で連携して、効率的に仲間の危険を感知して導きたい

ちびちびお酒を飲みながら【感知】で常に敵襲と罠を警戒
探索時は先頭を進み
死角や、扉の前に無防備に身を晒さないよう、目だけ出して先を警戒し死角を確認
罠は床、周囲壁、天井と良く見て警戒
広い場所は仲間と警戒方向を分担したいかも
扉や一本道など必ず通る場所は特に警戒

戦闘は「慈愛の咆哮」(酒+1)で回復支援
隙を見て「乙女のベアハッグ」(酒+1)で攻撃

○行動
トロン、ぽやんとなって皆を可愛いとか、魅力的とか無意識に好意的な本音で褒めながら(
「前回より上手くやりたいわ」と楽しみたい
幽霊は苦手でホラーの描写はガチで怖がる(
「こ、怖くないわよ?
とは強がるけれど(

深夜さんはエオニアで活動してたの?と近況を尋ね雑談出来ると嬉しい
深夜さんが元気そうなら何より
私は各地の前線を転々としてたわね・・今はあちこち忙しいわよね・・

  • 桃花の縁
    千草 凛la2955
    人間17才|グラップラー×セイント

「私は千草 凛です!よろしくね」
元気よく挨拶します。
え、お酒は20になってから?
わ、私、これでも成人してますからっ!
もう学生じゃありませんから!(←割とよく言われてる)

とはいえ、お酒はそれほど強くない(というかそんなに呑まない)為、
特技は【感知能力】を選択。

○行動
「じゃ、さっそく行こうよ!」
ロールプレイは基本的に自分と同じ性格で実名プレイ。
異世界にいる自分を演じる方向で。
案にしたがって手分けするようにして、班をわけるなら感知を選んだ人達となるべく重ならないように。
「がんばろうね」と声をかけたりしていきます。

何か見つけたらすぐに皆に周知します。
感知する時にはお酒をゆっくり飲みながらどこを調べるか考えりようにしていきます。
どこから敵が出てくるのか警戒。
なんだかホラーみたいでどきどきするね。
物陰とか死角になってる場所が基本だし…扉開ける時は注意しよう。
天井とか、足元になんかいる!は、勘弁して欲しいなあ…

  • サンタクロースの使い
    城崎 織枝la3744
    人間24才|スピリットウォーリア×グラップラー

アドリブ・絡み歓迎

お酒と聞いてやって来ましたが、此処はゲームも窘めるBARなのでしょうか?
なにぶんこのような事には不慣れな身ですが、折角ですので最善を尽くしましょう。
うわばみ3があるのでじっくり飲んでも、それこそ飲みすぎといえる程の量だったとしても大丈夫のはずです。
美味しいお料理やおつまみ、そしてゲームを酒の肴に楽しみたいですもの。

とにかく、此処違いますよ?という所があれば遠慮なく仰って下さい。

■ゲーム内の名前
オリガ・キサラギ

■武器
君影に相当

■行動
ゲームでは探索担当。持っていくスキルはスカウトを意識した形ですね。
探気に相当するスキルにより敵が居ないかを探知。
戦闘にしても一撃離脱を考慮するものであり、陽波さんの感知結果を確かめるべく、そして戦闘班につなげる為にも動き。
その為に縮地突撃に相当するスキルで、少ない手数で片付けるか見つかる前に見敵必殺。
探索範囲は1階と地下階を……べ、別に何かお酒や食べ物が無いかなー、なんて思っていませんよ?(

性格としてはよく言えばお茶目、悪く言えばちゃらんぽらんな感じのお姉さん。
しかしてその実態は、凄腕の流離の剣客!……なーんてロールが出来たらいいですねえ。

●一
「戦闘人員が不足気味のようですが……いいのですか?」
 ドレシドのバーテンが落ち着いた口調で再確認した。
「えー、どうしよ?」
 深夜百世(lz0083)、皆を見る。
「班分けしなければ大丈夫です!」
「あ、そっか。ええと……」
「私は千草 凛です! よろしくね」
 元気な千草 凛(la2955)の指摘に百世の不安は吹き飛んだ。
「幽霊屋敷なんですからまずは探索しないと、ね? ……地下室とか」
 凜の横から城崎 織枝(la3744)が指摘する。
「え?!」
「ち、地下室?」
 びくっ、となった百世。その隣で陽波 飛鳥(la2616)も仲良くびくっとなっている。
「あら?」
 二人の様子にピンときたユリア・スメラギ(la0717)。やれやれと席を立ち、百世の右隣に座る。
「百世ちゃん、幽霊は苦手? じゃあ、あたしがついていてあげようか?」
 仕方ないわねぇ、な感じで体の左側全体で、つん。あんもうユリアさんそんなんじゃないですー、と百世も体ごと軽くぶつかり返す。
「あ、あれ? 深夜さん大丈夫なの?」
 あ。
 飛鳥はそんなんじゃないわけじゃないようで。
「え、ええと……幽霊たくさん出たらお酒たくさん飲まなくちゃだし……」
 もごもご言い訳の百世。
 そこにてててっと回り込んでユリアの隣に座る狐耳娘が。
「愛菜、お酒はそこまで強くないけど……」
 大崎・愛菜(la0926)である。
 で、ユリアの横からひょいっと顔を出し、続けて言うのだ。
「いざとなったら、飲むよ」
 にこぱ。
 上目遣いで、髪をさらっと揺らして、狐耳をぴこっと動かして……。
「私も、飲むっ!」
「深夜さん……頑張ろうね!」
 百世と飛鳥、意気に感じたッ!
 ……今回もまたこのパターンのようで。
「ふふ~ん♪」
 ここで愛菜のようにユリアの背後を回り込んで愛奈の向こうの席に座る女性の姿が。
「キャラメイク? お姉さんは当然音斧の形状は大剣で遊びます♪」
 バーテンに改めてキャラシートを見せるのは、紅迅 斬華(la2548)。
「幽霊だろうとなんだろうとお酒をたくさん飲んで全部刈っちゃいますよ♪」
 特技はもちろん【戦闘】だ。
「そろいましたね」
 確認するバーテン。
 7人のキャラは以下の通り。

◆ユリア・スメラギ
名前:マリヤ
武器:真紅の薔薇の扇
職業:酒場の踊り子【感知】
◆大崎・愛菜
名前:アイ
武器:弓
職業:魔奏使い【感知】
◆紅迅 斬華
名前:斬華
武器:大剣
職業:首刈り士【戦闘】
◆陽波 飛鳥
名前:ユラセ・カホ
武器:メリケンサック
職業:不詳。筋骨隆々で体格の良い乙女女子【感知】
◆千草 凛
名前:凛
武器:鉄扇
職業:不詳【感知】
◆城崎 織枝
名前:オリガ・キサラギ
武器:太刀【探索】
◆深夜百世
名前:モモ
武器:桃色の縄跳び
行動:魔奏使い【感知】

「あら、感知だらけ」
 ユリア、呆れる。
「突然お化けが出てくると怖いので先に見つけたいですよね~」
 愛菜、しっかり考えてた!
「じゃ、感知の人で手分けして警戒~♪」
「各個撃破されないよう、仲間と離れすぎないようにしたいわね!」
 のんきな百世に慎重な飛鳥。
「何か感じたら探索するからお呼びくださいね」
「ふふふ♪ あんまりお酒は強くありませんが、ミーベル酒がとっても美味しかったので楽しみですよね~」
 にっこり織枝にご機嫌な斬華。
「じゃ、さっそく行こうよ!」
 凜の声で全員がマスターの方を向く!
 きゃいきゃいした女子会の雰囲気が一変。真面目な雰囲気になった。
「準備ができたようですね。……では、皆さんは魔法使いが隠れて住んでいたという村はずれの森の中の屋敷に到着しました。すると……」

●二
「じっとりした森林特有の湿った空気のなかにたたずむ屋敷は日没後の半月に照らされやや明るさがあったのですが、急に……」
 マスター、言葉を切った。
 ミーベル酒を手にするユリア。前のめりの凛。あらまあな織枝に愛奈は狐耳ぴくぴく。斬華はわくわくしている。
 で、飛鳥と百世がびくっと肩を寄せる。
 マスター、その二人に向き直りぐぐっと前のめりになった!
「バターン! と窓が開いてぶわっとカーテンが膨らむように揺らぐのです。中は誰もいないと聞いていたのに明かりがほんのり灯っています!」
「その窓、どこかしら?」
 ひいい、と身を引く飛鳥と百世。それを庇うように身を乗り出したユリアがミーベル酒を飲んで聞く。
「2階の一室のみ、ですね」
「ほかの窓は?」
 凛が反応。そこだけだというマスターの返事にピンと来てミーベル酒をチビリと飲むが……。
「カンを働かせてみても、そこだけのようです」
「じゃあ屋敷の中に入ってまずは2階を……」
「ちょっと待ってください」
 異変の確認を優先しようとした凜を織枝が止めた。
「1階を先に調べたいですね」
「ほへ? ……あ、そうか。入った途端に入り口ばた~ん?」
 百世、疑問を呈したがすぐにホラーの定番に気付いた。
「それじゃ、感知担当が一列になって……」
 飛鳥、死角がないようにお互いを確認しつつ探索することを提案した。
 かくして。
「入り口の大扉を開くとエントランスホールは2階まで吹き抜けで左右から2階への階段がぐるっと円を描くように伸びて……」
 マスターの情報。どうやら入った途端扉がばたん、はなさそうだった。
「ここは私が」
 入り口扉には織枝のオルガが残る。
「ふふ~ん♪ ここなら戦いやすいかしらね」
 斬華、大剣を担いでホール中央に君臨。
「愛菜が階段ですよ~」
 愛菜のアイ、狐尻尾を揺らして階段の2階部分に。
「通路2か所の警戒はあたし。百世ちゃんはそこ」
「うん」
 ユリアのマリヤが左右に分かれる2階の通路に立つ。百世のモモは窓の開いた部屋の入口だ。
 これで相互警戒による連絡網構築完了。
 が、しかし。
「あれ? 鍵がかかってる」
 百世、がちゃがちゃ。
「周りはどうなってます?」
 凛、ちびりと飲んで視線をマスターに。
「少し先に扉があります。月明かりだけですので薄暗いですが閉まり切ってないようです。中でつながっているかもしれませんね」
 マスター、判定に色を添えた。
「入ってみる!」
「怖いかもですよ?」
 飛鳥の口調に意地悪するマスター。
「こ、怖くないですよ。カホは筋骨隆々で体格の良い乙女女子。私と違って……あ、とにかく怖がらないと思う」
「どこから敵が出てくるのか分からないよ? 深夜君、モモと一緒にカホさんを追いましょう」
「うん、凛さん行こう!」
 というわけでカホ、凛、モモが異変のあった部屋の隣に突入。
「中は執務室……やはり隣と細い通路でつながってますね」
「天井とか、足元になんかいる! は、勘弁して欲しいなあ……」
 マスターの説明にちびっと飲んで警戒する凛。
「扉や一本道など必ず通る場所は特に警戒……だけど」
 飛鳥もかなり慎重だ。
 しかし、部屋に特に異常はない。細い通路を通って隣の異変のあった部屋に行くしかなさそうだ。
「どうしよ……あ、飛鳥さん?」
「慎重に……先頭を行くよ」
 迷う百世に答えるように酒を飲む飛鳥。カホを通らせる決心をした。
「罠は床、周囲壁、天井と良く見て警戒します」
 酒もしっかり飲んでいる。
 飛鳥、勝算あり!
 しかしッ!
「もうすぐ通過できる、というその瞬間、足元に魔法陣が輝き……カホさんの姿は消えました」
「え、どうして?!」
 飛鳥、納得いかない。
「感知で気付いたとおり、危険を承知で通ったので仕方ないかもしれませんね、これは」
「マスター、そこを調べます」
 凛、すぐさま反応。
「百世ちゃん、あたしたちを呼んで」
「あ、はい。モモはユリアさんに知らせるね」
 ユリアの呼びかけではっとする百世。
「あたしは当然、アイちゃんに知らせて現場に急ぐわ」
「みんなを呼んで集合しますよ~」
 ユリアは愛奈を呼んで、愛菜は一階の二人に呼びかける。
「ふふーん? 固まってた方がいいですかね」
「そうですね」
 というわけで、全員集合するのだった。

●三
 2階の異変があった部屋。その部屋に狭い通路でつながる隣の執務室に集合した一行だが、そこを調べて得られた情報はなかった。
 すでに狭い通路の床にあった、転移トラップと思われる魔法陣は消えていた。そこを通って全員が隣の部屋に移動できた。
 執務室の隣の部屋は書庫で、外から開いたのを確認した窓はなぜか閉まり、灯っていた明かりもどこにもなかった。
 異変なし……。
「いや、幽霊二体が書架の裏から湧いて出て来ました。白く半透明で、目と口の部分が黒いだけ。この世の無念を叫ぶように細かく口を震わせて、それでも声も出さずに襲ってきました」
 無魂なので無言なのだ。
「ぷはー! ミーベル酒美味しい! ふふ~ん♪」
「あーっ! 斬華さんすでに飲んでるーっ!」
 斬華がくいっと飲んだのはもちろん攻撃の合図。百世、ここ書架で狭いのにーと悲鳴。
「弓……狭いかもですね~」
「狙われてるのはアイちゃんね」
 ワインを飲もうとして遅れた愛菜。その横で勢い余って腕を振ろうとする斬華。ユリアは愛菜と百世を抱き寄せて身を沈める。
 もう一体は……。
「見敵必殺、ですよ」
「ええと、敵は本当に二体でしょうか?」
 ミーベル酒のカクテルを煽って前のめりの織枝。隣の凜はユリアたちを見習い少し身を沈めてちびり。ほかに敵がいないか感知している。
「では、狭いですからダイスロールを。いい飲みっぷりですから長物の武器でも失敗は5以下です」
 マスターに促され、斬華と織枝が2D6。見事に大きな目が出て成功。
「書架などが倒れて人的被害が出るなどはなく、綺麗に退治できました」
 なかなか細かく戦闘設定してあるようで。
「ふふん? 首刈りは?」
 あ。
 斬華、さらに細かい戦闘結果を求めた。
 自覚があるのかないのか、酒はたくさん飲んでいる。というか、ただただ酒がうまいようで。
「もちろん、ずばっと首の部分が分かれてから白いもやが渦を巻いて消滅しましたよ」
 ダイスは4のゾロ目だったようで。
「派手な動きでしたが、ユリアさんが防御して味方のへの誤爆を防いでましたし。
「ふふふ……この扇は盾にもなるのよ?」
 ユリア、酒場の踊り子なので手首の返しは優雅なものだ。
 そんな皆の活躍とは別に。
「あの……私はどうなってるの?」
 取り残された飛鳥、少し寂しそうに聞く。
「ええと、失礼します」
 バーテン、テーブルの下で少しごそごそ。
 刹那!
「きゃあっ!」
 飛鳥が椅子から飛び上がる勢いで悲鳴を上げた。
 テーブルの下からバーテンがふいごを使い飛鳥の足に冷たい風を送ったのだ。
「はい。どこからか飛鳥さん……カホさんと思われる悲鳴が聞こえましたね」
「感知します」
 凛、耳を澄ます。
「お酒は嫌いじゃないですがそこまで強くないですから注意しないとですね~。やはり飲みやすい甘いカクテルを中心にしましょうか~」
 愛菜、先ほど活躍できなかったのでもっと飲むべくミーベル酒のカクテルに切り替えて……。
「狭い書庫でしたからね。通路でしたら弓も有効かもしれませんね」
 マスター、親切にアドバイス。
「通路ですか~」
「そうか。内側からなら開くかも……」
 愛菜とユリアが鍵のかかっていた扉の前に歩み寄った時だった!
 ぴかー、と足元に魔法陣が光った。
「ええと、二人とも転移魔法に引っかかりましたね」
 マスター、愛菜とユリアの足元にもふいごで冷たい風を送る。短い悲鳴を上げる二人。
「というわけで、魔法陣で飛ばされた三人のパートに移りますよ」

●四
「先ほど足元に送った冷風は……幽霊に足をつかまれたからです」
「ひいぃぃっ?」
 飛鳥、がたっと身を震わす。
「実は地下の隠し墓地に送られて、地面からたくさんの幽霊がわらわら湧いて出ました」
「ええ~っ!」
「ご安心ください。ユリアさんとアイさんも送られてきて足をつかまれました。ほかの幽霊は浮き上がって周りを回りながら襲ってきました」
「ちょっと、すぐにお酒飲むわ!」
「こうなったら一気に飲んで一気に倒してしまいましょう~」
 慌てて酒を飲み足元の敵を振り払う三人。
「百世ちゃん、感知感知」
「あん、斬華さんそんなに飲ませないでーっ!」
 二階も大慌てだ。
「これ、すでに地下から悲鳴が聞こえてるって理解していいよね?」
「はい」
 鋭い指摘の凛。マスター、頷く。
「あら~。それじゃオリガに地下を調べさせます」
 嬉々として織枝が探索宣言して飲酒。
「地下はワイン倉庫ですね」
「まあっ。きっとほかに何かありますね」
「何かとは?」
「ふふん♪ 地下墓地」
「ありませんね。ほかには?」
「……べ、別に何かお酒や食べ物が無いかなー、なんて思っていませんよ?」
 斬華は外れたが織枝は……。
「ありました。隠し棚に高級そうなワインが。……そしてレバーがついてますね」
「慎重に操作するね!」
「発見した高級ワインを手に満足したオルガに代わり凛が操作すると秘密の扉が開き、地下墓地が目の前に広がりました。先に飛ばされた三人が戦ってます!」
 ここで斬華が幽霊の群れに突っ込む。
「あはは♪ いきますよー! 首刈り嵐♪」
 斬華、飲む・飲む・飲むっ!
 幽霊の首が胴体と泣き別れ・泣き別れ・泣き別れっ!
「斬華さん、助かります……百世さんはエオニアで活動してたの?」
「ううん。みんなと同じくらいの関わり方~」
 飛鳥は乙女のベアハッグで幽霊を絞め付けつつ寄って来た百世に聞いたり。
「ゴーストも黒薔薇の舞の虜になりなさいっ!」
 ユリアも反撃に出た!
「凛も鉄扇で合わせます!」
 これに凛も駆け寄り加わるッ!
「パパ・メイアン!」
「双蝶【鳳】!」
 黒薔薇が舞い、黒い揚羽蝶が羽ばたく。白い幽霊たちは巻き込まれるようにして闇に帰す。
 なお、百世のモモは縄跳びで音波攻撃をしていたが自分の身体に絡まっていたり。
「きゃん!」
 ――ざしっ!
 尻餅をついたモモの前に凛々しく立ったのは、織枝のオルガ。
 手にした太刀で幽霊を真っ二つ。ほへぇ、と見上げるモモに向かって背中越しに大人びた笑みを見せる。
 でもって、ここで悲劇が。

●五
「はふ……美味しいお酒ならまだいけますよ~」
 愛菜もたくさんお酒を飲んでいた。
 だもので……。
「暑くなってきましたね~」
 ぐ、と薄着の胸元に手をやった。
「少し脱いでも大丈夫ですか~?」
 頬を染めて聞いた横では、斬華が身振り手振りを交え絶好調首刈り中!
「よくない~」
 百世、ユリア越しに止めようとする。
「あ。百世さん、お酒がこぼれそう」
 背の高い織枝が一番遠いところから身を乗り出す。
「きゃ~っ!」
「何~っ!」
 どし~ん。
 というわけで全員が抱き着きながら倒れたり。
「深夜さん、可愛い……斬華さん、髪きれい……」
「飛鳥さん、いまそれどころじゃない~っ」
「とにかく地下墓地の幽霊たちは全滅です」
 マスター、見ないふりをして淡々とゲーム進行するのだった。

 この後も楽しく酒を飲んで、無事に幽霊を退治し村の不安を解消するのだった。

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