オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
  1. グロリアスドライヴ

  2. SALF本部

  3. 【FI】三つ巴の激戦場

連動 【FI】三つ巴の激戦場 きりん

形態
ショート
難易度
普通
価格
1000
ジャンル
FI バトル 防衛 
参加人数
104~15人
予約人数
10010100
基本報酬
200000G
200SP
2000EXP
おまけ報酬
20000G
相談期間
3
締切
2020/05/11 23:00
完成予定
2020/05/21 23:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●新たなナイトメア
 都市を見おろす崖の上に、ナイトメアの群れが佇んでいた。
 姿は多種多様だが、共通するのは、まるでサイボーグを思わせる外見をしているという特徴だ。
 彼らの存在は都市の監視網に引っかかり、ライセンサーがEXISで確認したところ、イマジナリードライブ適正が感じられず、また既存の動物などにも思えないため、ナイトメアと断定された。
 迎撃に出たライセンサーたちは、戦っているうちに違和感に気づく。
 妙に強いのだ。
 もちろん、エルゴマンサーを相手にするような、相対するだけで絶望感が伝わってくる強さではない。
 しかし素早く倒そうとすると妙に手こずってしまう、そんな強さだった。
 その強さの種は、このナイトメアの集団だが、一時的に力を上昇させる能力を持っていることにあった。

「くそ、地力は普段戦っているナイトメアとそう違わないはずだが、強化してくるのが厄介だな」

 最初の一合で大体強さに当たりをつけてしまうと、次は強化して対応してくるため、計算を狂わされる。
 しかもこの強化は重複し、重ねがけするたび強力になっていくのだ。
 主な強化方法は二種類で、一つは単純な遠距離攻撃能力の強化。
 これは威力と命中が上昇し、重ねがけすることでその数値が上がる。
 もう一つは特殊な弾丸の使用。
 着弾と同時に凍りつき、動きを止めてくる射撃を通常の射撃に混ぜてくる。
 しかも、これも重ねがけすると、凍りつく時間や規模が上昇する。
 それぞれ知覚防御を積んだり、回避を高めたり、抵抗を高めたりすることで対策は可能だが、重ねがけされると結局上をいかれるため、厄介だった。

「あ、あれは……エルゴマンサー!?」

 帯同していたライセンサーの一人が、遠くを見て悲鳴をあげる。
 そこには、いつの間に現れたのか、エルザナが現れていた。
 SALFにも名前が登録されている、エルゴマンサーの一人だ。
 その力はエルゴマンサーの名のとおり強力で、ただでさえ新種のナイトメアに苦戦している状況下では、絶対に見たくないものであった。

「どうしますか!?」
「勝てるわけがない……! 戻って籠城の準備だ! 本部に応援を要請しろ!」

 撤退を決めたライセンサーたちだったが、その目の前で不可解なことが起きた。
 エルザナが、新種のナイトメアに襲いかかったのだ。
 たちまちエルザナはその爪で一体を血祭にあげ、骸を谷底に放りすてる。
 ナイトメアの群れは、自己強化で対応しようとした。
 冷凍弾を装填するものもいる。

「まだ弱いのよ」

 しかしそれらは容易く破壊され、最初の一体と同じ道を辿った。
 今度はナイトメアの群れは、自己強化や冷凍弾装填を重ねがけして、さらにパワーアップする。

「……無駄よ。諦めて死ぬことね」

 ひと睨みしたエルザナがあざ笑うと、ナイトメアの群れの強化が消えていく。
 たちまち元の強さに戻ってしまった。

「ど、どうします……?」
「とにかく撤退だ! だが一応このことは報告するぞ!」

 こうして、この状況はSALFの知るところとなった。


●グロリアスベース
 任務を受けたライセンサーたちが集まるブリーフィングルームに、SALFオペレーターがやってきた。

「今回の任務は、とある国にある都市の防衛です」

 ホログラムが起動し、現地の映像を映しだす。
 そこには都市を攻めようとするナイトメアの群れの姿があった。
 しかし、見たことのないナイトメアたちだ。

「群れはサイボーグのような見た目のナイトメアばかりで構成されています。新種です。ですが、もう一つ気がかりな点があります」

 ホログラムが拡大され、ある地点を映しだす。
 そこには、ナイトメアの群れの背後に佇むエルザナの姿があった。

「一見すると普通ですが、少々おかしな状況です。たとえば、ナイトメアの群れは、状況的に都市を攻めてきているとしか思えないのに、都市に背を向けているのです。まるで、エルザナを警戒しているかのようです」

 今度はナイトメアの群れにフォーカスが当てられ、確かに背後を向いているのが分かった。

「また、撤退したライセンサーたちから、エルザナが自分たちを襲わず、このナイトメアの群れとの交戦を優先したという報告もあります」

 ライセンサーたちのあいだでざわめきが広がっていく。

「不可解ですが、状況的には悪くありません。新種のナイトメアたちは強力な自己強化能力を持っていますが、エルザナはそれを無効化できるようです。うまくエルザナを利用しつつ、都市への侵入をくいとめてください。もしエルザナから聞きだせるのであれば、情報も欲しいところです」

 説明が終わると、ライセンサーたちは出撃準備に取りかかった。


●エルザナというナイトメア
 反対側の崖上にいるナイトメアたちを、エルザナは眺めながら髪をかきあげる。

「……やれやれ。私は人間を食べたいのであって、ナイトメアを食べたいわけではないのだけれど」

 新種のナイトメアたちの中には、エルザナに気づき敵意を向けている個体もあった。
 基本的に同じナイトメアならば上位の個体には従うものだが、そうではない反応だ。

「ふうん。あくまでそっちはその態度を貫くってわけ? いい度胸ね。なら、もし生きて帰れたら伝えなさい。地球は私たちの狩猟場よ。後からやってきたお前たちが、勝手な真似をするんじゃない」

 その唇が、ゆっくりと弧を描く。

「──縄張りを犯すというのなら、相応の返礼をしてあげる」

 エルザナの全身から、殺気が噴きだした。

●概要
 ナイトメアが攻めてきました。
 エルザナも現れ一見すると絶体絶命な状況下ですが、エルザナの様子が……?


●達成条件
・都市入口の防衛


●フィールド
[基本情報]
地形:正方形
種類:地上 天候:曇り 時刻:昼 風:強風
戦場Image:岩場

[解説]
都市近くの岩場です。
いるのはナイトメアとPCのみです。

[NPC]
エルザナ……本来は敵ですが、限定的に中立となっています。鬼の3回移動3回攻撃、視界範囲即時バフ無効化能力は健在です。とても会話がうまいPCが試みれば、対話が成立して情報を得られるかもしれません。味方ではないためPCに攻撃されると反撃しますし指示にも応じません。


●状況
      北
 | ̄ ̄ ̄都市入口 ̄ ̄ ̄|
 |          |
 | ̄ ̄\    / ̄ ̄|
 |   \  /   |
西|  A | | B  |東
 |    | |    |
 | \  | |  / |
 |   ̄ ̄   ̄ ̄  |
 |___エルザナ___|
      南

 PCは都市入口付近に布陣します。
 AとBは敵グループ。7体ずつ、場所は崖上です。
 都市入口付近とエルザナの初期位置付近は谷底で、エルザナの初期位置付近から敵がいる崖上まで上り坂となっています。高度差はありますが、射程が長めの狙撃銃などがあれば、谷底から崖上まで届くでしょう。


●敵
ナイトメア?……14体
[基本情報]
成長度:?? 大きさ:小型/5m 類型:サイボーグ型 体色:色々
移動力:4 通常攻撃:レーザーガン/知覚/射程6

[解説]
謎のサイボーグ型ナイトメア。人型とは限らない。エルザナに敵意を向けられている。

[スキル解説]
・レーザーブレード……射程1。レーザーをブレード状に伸ばし斬りつけて知覚ダメージを与えます。
・エネルギーチャージ……力を溜め、しばらく知覚攻撃、射撃命中を上昇させます。
・冷凍弾装填……次の通常攻撃に、行動不能が付与されます。

敵は自分へのバフを多用します。そして、エルザナの能力がそれによく刺さります。
よって、エルザナをいかに利用するかが、戦闘を有利に進めるコツです。
とはいえ指示や提案を聞いてくれる相手ではないので、そこは注意してください。
エルザナは被弾しないと攻撃と認識しません。ですので攻撃範囲にいても識別して除外したり、外れればセーフです。
また、エルザナはナイトメア? について少なからず知っている様子です。

▼心情
ナイトメアの新種らしきものとエルザナ、か。何やら様子がおかしいみたい、だな…

▼行動
エルザナの様子を見つつ新種の対応
基本的に新種を狙い崖の下から狙撃銃で狙撃(高速装填活用

エルザナが最初に向かう方向と反対の方向の新種を狙って狙撃
その方向の崖の上に近接で新種に攻撃する仲間が到達したら仲間と俺の崖の上と下からの挟み撃ちで連携攻撃
仲間が突っ込む前にバレットタイム使用して新種に行動妨害付与
仲間が突っ込んだ後は仲間が攻撃して残った新種や撃ち漏らした新種を優先排除

被弾時は盾で防御

エルザナに関してはエルザナからアクションがあるまでは基本的に様子を見る
エルザナに攻撃はしないようにする

崖の下から支援するが片方の崖の新種を撃破した段階でもう片方の崖の新種を排除しに動く
チェーンスライド使用して崖上に移動
エルザナがまだそちらに居るなら、エルザナを巻き込まないようにバレットタイムで新種に行動妨害付与して仲間とエルザナの援護

エルザナから会話含み俺自身にアクションあった場合、会話してみる
「……今回は、何事?
「……あんた、ナイトメアに嫌われでもした、の?(苦笑
「話したくないなら、良い、けどねぇ? 要は、裏切ったか裏切られたか、それとも、最近流行りの侵略者が関わってるのかな?

  • 太陽の守護者
    吉良川 奏la0244
    人間17才|スピリットウォーリア×グラップラー

心情】「ナイトメアとエルザナさんで同士討ち…? 何か理由がありそうですね
目的】都市入口防衛/サイボーグ型の情報得る
行動】
>基本方針
エルザナが此方に手を出すまで不干渉
エルザナが敵A群へ向かうなら、此方はB群に向かい
彼女がBに向かうなら此方はAへ
此方で対処できぬ程敵強化か全滅させたらエルザナ側へ移動

>行動
敵強化されぬ内に全力移動で南へ向かい坂を駆け上る
崖下の射撃班と挟み撃ちに
弱ってる敵優先攻撃
初撃は通常攻撃→コンボで狂詩轟で一気に削る
→攻撃UP切れまで通常攻撃→効果切で再度狂詩
敵命中上昇で爪翼で回避優先に、避けられぬなら盾に替え防御しつつ攻撃
対処できぬ程強化か敵全滅時はエルザナ側へ全力移動
エルザナがパフ無効化した敵優先で攻撃
「なんでナイトメアに狙われてるんです?(インベーダー絡みか聞く

生命0以下になりそうな攻撃はアイドル魂使う(耐え切れないなら生命10に置換
生命2桁以下時、鉈に替え通常攻撃→鎮魂撃で一気に片を付ける

  • 夜明け告げる者
    高柳京四郎la0389
    人間28才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

エルザナ以外の敵の殲滅を最優先に行動
エルザナに対してはこちらからは絶対に攻撃を仕掛けない
「エルザナも厄介だが、今回に関しては有効利用させてもらった方が良さそうだな

基本味方と共にエルザナの狙うグループとは逆のグループを集中攻撃
なるべく接近し一番威力の出る鉈で攻撃
敵複数巻き込める場合は幻想之刃使用で攻撃
負傷時に味方の回復追いつかない場合は行軍使用し自分で回復試みる
距離ある場合は威力高い順に優先でエクストラバッシュと各銃器を使用
「攻撃力、精度を高めて行動を封じてくる…なら、そうなる前に初手から全力でだな

戦闘中
エルザナがこちらの作戦に気付きA・Bの間を行き来してA・Bのサイボーグ型を交互に攻める等し邪魔・挑発してきた場合は
エルザナの移動についていきエルザナが狙ったりGS解除行った敵を速攻で狙う
必要に応じて全力移動も使用
「ひょっとしたら何かしら俺達の方にもちょっかい出してくるんじゃないかとは想ったが…
「遊ぶつもりなら、付き合ってやってもいいぜ…ただの殲滅戦じゃ退屈していたところだしな

戦闘終了後
エルザナと話す機会があれば気になった事を聞いてみる
「1つだけ、聞かせてくれないか。お前…前の部隊が遭遇した時、このガラクタ達を見て『まだ弱い』とか言ってたらしいが…こいつらは自立的に進化か改造でもして強くなるナイトメアなのか?

  • 胸に抱いた覚悟
    白神 凪la0559
    放浪者18才|スナイパー×ネメシスフォース

方針:エルザナには基本的に攻撃せず、攻撃対象からも外す。ただし、向こうがこちらを狙ってこないかだけは警戒する。
「…餌場の縄張り争いでも始めやがったか、あいつら?まぁ、今は防衛優先だな。」

行動:味方の前進に合わせて進みつつ、射撃の射程内に敵を捕らえる。
初動はエルザナと交戦していない敵陣
谷の底からセレブロの射程が届かなければイカズチに持ち替えて
攻撃しつつ、セレブロの射程内まで少しずつ距離を詰める

攻撃対象は前衛の味方が狙っているほうを優先し、ダメージのある敵から倒していく。
また、接敵までに中途半端に強化を開始されないように、前衛の接敵までは先行しえの攻撃を行わない。
攻撃時は初撃はエリアスナイプを発動させて攻撃、その後随時スキルを併用しつつ攻撃を行う。

エルザナへの対応は警戒しつつも不干渉。
戦闘の様子などは確認しそこから何か得られそうなことがあれば記憶しておく

【心情】
また現れたわね、エルザナ…って、例のインベーダーとの抗争かしら?

【目的】
エルザナ以外の敵全滅
門を守る
敵の情報収集

【準備】
範囲攻撃はエルザナを対象から外す
エルザナ含め敵が突然都市侵入を狙ってこないか警戒、追いつけるよう全力移動スタンバイ

【行動】
A・Bグループのうち、エルザナが向かったのと逆のグループへ向かう
1ターン目は他のメンバーが行くのを待ってから移動、崖の下から自分の射撃が届くか確認
届く場合は崖の下から射撃攻撃。天罰で巻き込めるなら大剣で使用
射撃が届かないか弾切れならば全力移動で崖の上に登り近接と天罰で戦闘。孤立して袋叩きにされないよう注意

味方二人以上神恵の回復力以上に消耗したら、効果範囲に入れ発動

もしエルザナが近づいて来たら話術3で会話、情報聞き出し狙う
エルザナ…取り込み中かしら?まあ、お互い実力は知ってるし、この状況で二つの敵を同時に相手取るのは得策じゃないわよね
利害は一致してるんじゃない?あたし達に手を出さないなら、あなたの邪魔はしないわよ
あたしにとっても、このサイボーグ達はある意味餌だわ。あなたが求める強い者になる為の「経験」って餌ね

依頼後
今回は単に利害が一致しただけよ。エルザナと和解して百人一首遊びとか、リアルじゃ絶対あり得ないし!

  • 宇宙系マスコット
    てくたんla1065
    放浪者10才|セイント×グラップラー

【心情】
第三勢力…つまりテコ入れ…

放っておいたら勝手にエルザナはんが倒してくれるん?
そないうまくいかへんかー…
ほな、きばってこかー。

【行動】
「なんや、ややこしくなってきたんやねー。」
「癒しの宇宙エネルギーをどーんとお届やー(回復」

目標:都市入口の防衛
回復・補助中心。
エルザナには個人的に声をかけられない限りは特に接触や会話はしない。
もし声をかけられたらフレンドリーに返事する。

冷凍弾装填の行動不能に注意。
エルザナと逆方向の敵を狙う仲間のサポートをする。
崖上に上る仲間についていく場合は全力移動。
行動不能にかかった仲間にはホーリーてくたん。
シールド多く削れた仲間にはフィールキュア。
天祐の宇宙の範囲に出来るだけ多く仲間が入るように位置をとる。

※アドリブ・交流、可

●心情
いつも連れてるクーガーが見当たらないけど……?
●目的:目標
都市入口防衛:エルザナとの会話、情報収集
●行動
初手行動順最遅、時雨で南下しつつ全体の様子見、新種の標的が私達、エルザナ、都市入口、どれにどれだけ集中しているか確認
都市入口へと集中している個体がいるならその個体を優先的に攻撃
崖上の敵軍A,Bの優先度は他味方で対応不可能ならそちらへ、対応可能ならエルザナの居る方へ赴く
接敵時新種のタゲ取り優先、都市入口へ意識を向けさせないよう注意しつつ、攻撃と回避を繰り返す、主に腕へと攻撃を集中させる
冷凍弾だけは絶対に回避、他の被弾はやむなし
新種が崖を降り都市入口へ攻撃を仕掛けた時崖下で対応出来る人が居る場合は任せる、居ない場合は時雨を使役、崖から飛び降り追撃する
エルザナとは対敵しないよう配慮、ちょっかい掛けてきたら気合でいなす
味方及び自分の生命5割以下でヒール

戦闘中及び戦闘後、エルザナと会話可能であれば話術使用
そもそもここに居る理由や新種を殺して味方ライセンサーを逃がした理由等

  • 首があるなら刈ってみせる
    紅迅 斬華la2548
    人間25才|セイント×ネメシスフォース

最近色々揉めてますね♪まぁいっか♪千羽矢ちゃん!変な方のナイトメアをぶっ飛ばしてあげましょう!

目的
インベーダーの首
エルザナちゃんとお話

行動
ロールスキル:絶刃絶滅は常に使用し、知覚攻撃射程+2する
「自分を強化しつつ戦うタイプなのね♪すごい!なので首をもらいます♪」

都市入口前で仁王立ち
冷凍弾装填を使用した敵から狙う
敵を一人たりとも抜かせないことを第一に、体を盾にしてでも止める
射程内に入った敵を即攻撃
「間合いに入れば斬ります♪」
集中攻撃と包囲に注意し、射程ギリギリから攻撃
複数巻き込めるなら、極光天照か神滅首穿の内多く巻込める方を使用
味方とエルザナは識別
「んふふ~♪結構効くかもしれませんよ♪更地にな~れ♪」
味方が十分に都市入口の守りを固められているなら、南に出撃
都市入口前がガラ空きなら自分がカバーする


南下した場合は、A・B劣勢の方へ応援に行く
味方とエルザナを識別し一番多く敵を巻き込める範囲スキル使用
戦闘機動は直進の際も、摺足で重心のブレを抑えゆらゆらと脱力状態で、スクエアを移動しない範囲で左右にジグザクに動き幻惑し的を絞らせない
歩幅と足運びの速度も大きく不規則に変え、敵の攻防間合い・距離感を狂わせる
白兵戦は、虚実織り交ぜ首を中心に攻撃を散らし攻撃軌道を読ませない
「本当はエルゴマンサー用なんだけれど…。極光天照…♪」

危険な状態の仲間は射線を遮り守る

声が届きそうな状況なら戦闘しつつ首刈りお姉さんの会話術を使用し、大声で無邪気にエルザナに質問する
「エルザナちゃ~ん!!なんで仲間同士喧嘩してるんですか~!?この人達なんなんですかー!?お姉さんとエルザナちゃんの仲じゃないですか!教えて下さいよぅ!♪」
と手を大きく振り振り

生命200以下で高天原使用
生命5割以下で神津風使用


  • 陽波 飛鳥la2616
    放浪者22才|スピリットウォーリア×スナイパー

無限バフか
敵が強くなる前に蹴りを付けられると良いんだけど

○行動
範囲攻撃は仲間とエルザナは巻き込まないよう識別したり外すように放つ
その上で出来る限りの多くの敵を巻き込むように放ちたい

皆と一緒に行動
まずはエルザナが対応してない方の敵集団を叩く

初撃は乱戦になる前に、敵に射程が届く位置まで前進し、仲間やエルザナの巻き込みに注意して敵集団を狙って大剣の灰の剣聖
必要なら全力移動で南下し一気に崖を登る(但し単騎突出はしないように
次撃は上げた火力で敵集団に向かって散弾銃のエフォートファイア
更に波動砲に持ち替えてエフォートファイア
敵がバフしきる前に高火力広範囲攻撃を仲間と叩き込み、出来るだけ数を減らしたい
バフの重ねがけで強くなるなら強くなる前に勝負を決めてしまえればと
「リミット解除。新技のオンパレード、行くわよ!

エフォートファイアを撃ち切った後は
大剣に持ち替えて敵に斬り込み、無尽光で薙ぎ払う
仲間の前衛と横の足並みを揃え、突出はしない
死角を補い合うように連携したい

敵の攻撃は大剣で防御

エルザナの視線で暴走が切れた時はかけ直してもまた切られそうなので、暴走するより、攻撃を優先
(敵に回したら、厄介な能力ね
私はバフしながら戦うタイプなのでやり辛い相手ね
今は流石に敵に回したくないかな、気をつける

狙った敵集団の撃破後はエルザナを刺激しないように残敵掃討を

心情】エルザナ…いや、こっちに来ないなら無視だ。まずはこの新顔!
目的】敵を撃破しつつ、エルザナから情報を引き出す
行動】
■基本行動
・エルザナを敵に回さない立ち回りで敵を撃破
・対象はエルザナが戦っている崖とは反対の崖の敵
・敵が射程に収まる位置まで南下、なるべく都市入口側に立つ

■敵殲滅
敵が「物理」に弱いか「知覚」に弱いかを見極めるため、<散弾銃>と<セレブロ>で<デスペラード>を打ち分けて検証
味方やエルザナは対象から外す
「さーて、どっちに弱いかなっと!

敵の挙動に注意し、都市入口へ向かう敵が居たら最優先で攻撃
「行かせるか!

■情報収集
エルザナに対して<話術>を用いてエルザナとこの敵の関係について情報を引き出し、ナイトメアとインベーダーで衝突している確証と可能であれば理由を得る
「こいつらなんなんだよ、お前の手下じゃねぇのか!?

※絡み・アドリブ歓迎

●戦闘開始
 都市入口を背に仁王立ちする紅迅 斬華(la2548)が、首刈りへの決意をイマジナリードライブに変え、踏みこんだ。
 その姿がぶれ、踏みこみ速度と距離が増大し、届かない崖上へと攻撃を届かせる。

「最初から大盤振る舞いですよ♪」

 突きの予備動作が、七剣星「オルタナ」を介して大地を鳴動させるエネルギーの螺旋波を生んだ。

「磨きあげた私の武……見せてあげますね」

 螺旋波が渦を巻き、七剣星「オルタナ」を包みこんでいく。
 嵐を纏うかのように周囲で風が荒れ、不可視の刃が斬華の手元へ集っていく。
 強烈な破壊力をこめられた渾身の一撃が、閃光となって斬華とサイボーグナイトメアを繋いだ瞬間。
 すべてを削り穿つ竜巻が放たれ、開戦の狼煙となった。
 陽波 飛鳥(la2616)は崖上に見えかくれするサイボーグナイトメアを見すえる。

「一気に叩くわ!」

 己を燃やし尽くすイメージが、飛鳥に限界を越えた力を与えた。
 灰色の髪に変わった飛鳥の身体から、灼熱の焔を思わせる黄金のオーラが迸る。
 青白い稲妻が火花のようにスパークし、オーラの周りを彩った。

「リミット解除……!」

 掲げたシュヴァリエ・ブランシュが極光に包まれ、光そのものと化す。
 光は飛鳥の両手の中で形を作り、巨大な光の剣を模った。

「いっけえええええええええ!」

 斬りあげられた刃の軌跡に合わせ、白色のエネルギーの塊が斬撃を思わせる三日月のような形となって崖を駆けあがっていき、サイボーグナイトメアたちを飲みこんで大爆発を起こした。
 散弾銃「バスターブリザード」の大量の散弾が降りそそぎ、サイボーグナイトメアの行く手を阻む。
 フィドル・チェイサー(la3294)の射撃だ。

「物理と知覚、どっちに強いのか、確かめさせてもらうぜ」

 今度は銀の魔弾「セレブロ」から、弾幕の嵐が解きはなたれる。
 損傷具合から判断すると、どちらに対しても一定の防御力を備えているようだ。
 著しくどちらかに強い、あるいは弱いようには、見受けられない。

「バランスがいいな……」

 呟きつつ、再装填を済ませる。
 スナイパーライフルCT-3のスコープを覗きこむ吉良川 鳴(la0075)の視界には、戦うエルザナの姿が映っている。
 だが、その相手は人間ではなく、同じナイトメアだ。

「なにやら様子がおかしい、な……。とはいえ、もう片方を無視もできない、か」

 エルザナのことが気になりつつも、反対側の崖にスコープを向け、レティクルの中央にサイボーグ型ナイトメアを捉えた。

「直撃、させる!」

 マズルフラッシュと共に反動でストックが肩に押しつけられ、やかましいほどの銃声が鳴りひびいた。
 てくたん(la1065)は味方のシールド状況を把握できるよう後方に陣取る。

「放っておいたら勝手にエルザナはんが倒してくれる……とはいかへんか」

 いわばエルザナは今回敵の敵であって、決して味方ではない。

「なんや、ややこしくなってきたなー。まあ、うちはいつも通り支援に動くだけやでー」

 戸惑いを尻尾の動きで表し、てくたんは支援をいつでも飛ばせる位置を保つため先行する味方を追いかけた。
 白神 凪(la0559)は狙いをサイボーグナイトメアに定める。

「……一枚岩じゃないのは幸運なのか、二面作戦を強いられるから不運なのか、悩みどころだな」

 雷撃砲「イカヅチ」の引き金を引く。
 一撃必殺のイメージが解放され、落雷を思わせる大音量の銃声が轟き、稲光のような青白い光が弾丸となって迸った。

「命中。……が、こいつじゃなきゃもう少し近づくか、向こうが近づいてきてくれる必要があるな」

 弾切れになった雷撃砲「イカヅチ」の装填作業を急ぎつつ、位置取りを修正する。


●ライセンサーたちの疾走
 水無瀬 奏(la0244)は風となり、凄まじい勢いで崖上へと走っていく。

「さあ、いきますよ!」

 複数の銃声が轟き、螺旋の嵐や光の刃が崖上をなぎ払う。
 鳴や凪、フィドル、斬華、飛鳥といった者たちが、攻撃を開始したのだ。
 レーザーガンで応射を試みるも、届いておらず、サイボーグナイトメアたちは射程外に逃れ坂を下りはじめた。
 それは、奏たちと鉢合わせることを意味する。

「見つけました! しかけます!」

 跳躍して先頭に立つサイボーグナイトメアの頭上を取った奏が、首刈り大鉈を振りかぶる。
 迎撃しようとしたサイボーグナイトメアたちの出鼻をくじくかのごとく、鳴の偏差射撃が突きささる。
 正確なタイミングで差しこまれる銃弾は、サイボーグナイトメアたちに思いきった動きを許さない。
 超重量の凶器が振りおろされ、直撃を受けたサイボーグナイトメアが、地面ごと爆発したかのような爆砕音と共に、クレーターと化した大地に沈む。
 地面に着地した奏の足が、軽快なリズムを刻んだ。

「聞いてください。この狂詩曲を!」

 舞うような動きがイマジナリードライブを加熱させ、舞踏のような動きで奏はサイボーグナイトメアを斬りきざむ。
 斬りつけるたび、奏の周囲に、まるで熱を帯びたような陽炎が現れ、揺らめいた。
 一連の連続攻撃が終わったあとには、サイボーグナイトメアは絶命しただの残骸と化していた。
 高柳京四郎(la0389)はいったんエルザナに関しては無視することにした。

「今回に関しては有効利用させてもらった方が良さそうだな」

 奏を追いかけ坂を駆けあがると、サイボーグナイトメアに接敵する。

「全力でいく!」

 想像の刃につつまれた首刈り大鉈をなぎ払い、周囲のサイボーグナイトメアたちを斬りはらった。
 レーザーガンがシールドを削るのを、首刈り大鉈で受けとめて軽減し、お返しとばかりに剣撃の衝撃波を飛ばして牽制する。
 強化された冷凍弾で動きを止められたが、すぐさまてくたんが口の中に小さな『ブラックホール』を生み出し、京四郎を凍らせる冷気を吸いこんで解除した。
 前提が強化済みとはいえ、京四郎の抵抗を突破してくるのは色々まずい。

「援護するから、思いきりやってええんやでー」
「助かる」

 礼を告げる京四郎に尻尾を振り、回復に気を使わなくて済むよう、てくたんはしっかりとシールド残量の管理に努める。
 自主的に自分で行ってくれるというのなら、もちろん全然構わないが。

「うちの手が届かない場所はあらへんでー。手、ないけどなー」

 頭上に小さな宇宙を作り出し、暖かな太陽の光で京四郎や奏のシールドを一気に修復したてくたんが、尻尾の先をくるくると回した。


●あとから動くものたち
 ユリア・スメラギ(la0717)はあらかた味方が動くのを待ってから、ロングボウ「レクセル」に矢を番えた。

「ふっ」

 鋭い呼気と共に、引き絞った弦を離したユリアの手元から、勢いよく矢が飛びだしていく。
 大きく山なりに弧を描いて飛んだ矢は、彗星のごとく光の帯を作りながら、吸い込まれるようにサイボーグナイトメアを射抜く。
 全速力で奏たちのあとを追い、凛とした声を響かせる。

「華やかにパニッシュメントして燃やし尽くしなさい、薔薇の大剣!」

 サイボーグナイトメアたちの頭上から、赤薔薇の花が巻きついた真紅の大剣が次々降りそそぐ。
 屹立する大剣が一斉に巨大な薔薇の火柱を噴きあげ、サイボーグナイトメアたちをつつみこみ灼熱の焔となった。
 炎の中から姿を現すサイボーグナイトメアたちだが、その動きは見るからに遅くなっている。

「さあ、今のうちよ!」

 自らも氷華の大剣を抜きはなち、サイボーグナイトメアと斬りむすぶ。

「遅いわ!」

 防御をかいくぐって放たれた一閃が、サイボーグナイトメアの胴体をたたき斬る。
 その頃、都市入口前で戦いの様子を見ていた雨崎 千羽矢(la1885)は、単独でいるエルザナを見て、不思議そうに首を傾げる。

「いつも連れてるクーガーが見当たらないけど……? どこに行ったんだろう」

 一応気に留めておきながら、時雨を呼びだしてその上にとび乗り、滑るように地面を疾走させる。
 向かうは最初から、エルザナのところだ。


●強さを求めて
 近づいてきた千羽矢を、エルザナが面白そうに見やる。

(少しでも……エルザナの動きを見たい!)
「ねえ、あなた」

 戦う千羽矢に、エルザナが問いかけてきた。

「向こうで戦っているお仲間のほうへは行かないの?」

 ちらりとエルザナに視線を向け、戦っていたサイボーグナイトメアの顎を蹴りあげとんぼ返りを決めつつ、距離を取って千羽矢は答えた。

「戦力は足りてるから。聞きたいこともあったし」
「私に?」
「うん。そもそもどうしてタイミングよくここにいるのかもそうだけど、どうしてライセンサーを助けたの?」
「獲物の横取りを防いだだけよ。来たのもこいつらを叩きつぶすため。人類への方針が違って目障りなのよね」

 エルザナは不愉快そうに鼻を鳴らし、無造作にサイボーグナイトメアの頭をつかんで持ちあげた。
 握りこまれた手の爪が食いこむ。
 同時に千羽矢も動く。
 今までのエルザナの動きを思いだし、一気に初速から最高速に達することで、音もなく残像を残し、その場から消えた。
 瞬く間に別のサイボーグナイトメアへ距離を詰めると、双蝶【鳳】の片方を開いてレーザーブレードを斬りはらい、その鳩尾を閉じたもう片方で打つ。

「あら?」

 それを見たエルザナが自分の動きを再現されたことに気づいて面白そうに笑い、力をこめる。
 手の中でザクロのように頭が爆ぜた。


●侵入を防げ
 何体かのサイボーグナイトメアが、都市入口を背にする斬華の前にやってきた。

「一応警告しておきますね。間合いに入ったら、即斬りますから」

 自然体のままそう告げる斬華に構わず、サイボーグナイトメアたちは突っこんでくる。
 閃光が走り、涼やかな鍔鳴りの音がした。

「もう一度言っておきます。あと一歩踏みこめば、そこは死地ですよ」

 構えはもちろん、抜刀や納刀の瞬間を見せないほどの速度で居合を放った斬華の足元で、真っ二つになったサイボーグナイトメアたちが転がった。
 射程差の関係上、サイボーグナイトメアは突っこんでくるしかない。
 ショットガン「NEXUS」を手に、飛鳥も迎えうつ。
 壁のように迫る散弾の弾幕に、サイボーグナイトメアたちは全身を押しとどめられる。
 気づけば、飛鳥の銃は波動放射砲「ヴァグラルテ」に切り替わっている。

「都市には、入れさせないわ」

 散弾の次は見えない衝撃波が見えない弾幕となり、サイボーグナイトメアたちを先頭からスクラップにしていった。 
 凪は坂を駆けおりてくるサイボーグナイトメアたちを、銀の魔弾「セレブロ」で銃撃して迎えうつ。
 想像力を火薬として再加速した弾丸が、鋭角な軌道を描きサイボーグナイトメアに突きささる。
 レーザーを自在に操り、それをブレード状にして斬りつけてきたり、弾丸として射出してくるサイボーグナイトメアたちを見て、凪は唸る。
 感覚的な話になるが、今までのナイトメアとは違い、遊びがないように感じた。
 たとえば同じ戦場に居合わせているエルザナは、凪たちが強くなるのを、どこか期待している節がある。
 今までエルゴマンサーに率いられたナイトメアたちも、余った人間を保管するなどの行動が目撃されている。

「もしかして、殺して食うことしか考えていないのか、コイツら?」

 どちらも人類を捕食しようとしていることに違いはないものの、人類に対する明確な態度の差が、サイボーグナイトメアたちにはあった。

「……まさか本当に、ナイトメア同士の縄張り争いなのか?」

 今はひとまず防衛に集中し、弾丸に再び想像力を注ぎこんだ。


●混迷する戦い
 エルザナが相手をしていたサイボーグナイトメアたちが、まるで彼女から逃げるかのように都市入口へ迫ってきた。
 さらにこれを追いかけ、エルザナまで乱入する。
 崖上の敵を倒して戻ってきた者のうち、一番にユリアが接触した。

「ここで決着をつける?」
「魅力的な提案だけれど、あとにしましょう。もっと相応しい舞台があるはずよ」
「なら利害は一致したわね。あなたの邪魔はしないわ」

 襲いかかってきたサイボーグナイトメアのレーザーブレードを、ユリアが氷華の大剣で斬りはらう。
 エルザナの爪が伸び、サイボーグナイトメアの頭を貫いた。
 弾丸とスナイパーライフルCT-3をイメージの鎖でつなぎ、フックショットのように鋭角に切り立つ崖を三角飛びしたフィドルは、エルザナの近くに降りたつ。

「こいつらなんなんだよ、お前の手下じゃねぇのか!?」
「違うわよ」

 戦いの片手間に、エルザナが気まぐれか答えてきた。

「なあ、どうしてこんな状態になっているのか、そっちの状況は教えてくれたりしないのか? 対価が欲しければ、応えられる範囲でなら用意するぜ」
「なら私に無抵抗で食べられなさい」

 エルザナは即答で要求してくる。

「……そりゃ無理だ。かわりにお前さんが望む強い人間になることを約束する。それで妥協してくれないか?」
「別に、約束しなくたって勝手に強くなるでしょう。でもまあ、いいわ。一つ教えてあげる。奴らは、管理しようとしている私たちと違って、人類を根絶させる気よ」

 対話中も戦闘は続く。
 いくつも使用済みの薬莢が散らばる中、鳴は素早く次の弾丸を装填した。

「好きには、させな、い」

 奏の相手するサイボーグナイトメアが頭に銃弾を受け横に吹っとぶ。
 鳴の援護射撃だ。

「鳴くん、さすが!」
「今の、うち」

 かなりある距離の中、インカムで鳴と奏は意思疎通した。
 斬華はエルザナへ無邪気に声をかける。

「なんで仲間同士喧嘩してるんですか~!? この人たちなんなんですか~!?」

 レーザーガンを爪の一振りで斬りはらったエルザナが、斬華に気づいて振りむいた。

「あ、こっち向いてくれましたね! エルザナちゃ~ん!!」
「……お前たちが、インベーダーと呼んでいる存在よ。あとは勝手に調べなさい」

 ちゃんづけで呼ばれたのが気に入らないのかそれはそれはとても嫌そうな苦みばしった顔で、エルザナが答えた。
 急に、飛鳥の髪がもとの色へ戻っていく。
 気づけば飛鳥はエルザナとサイボーグナイトメアのあいだにいた。
 充填され発射寸前だったレーザーガンの銃口から漏れていた光が、明滅して急速に消えていく。

「いけない……!」

 急いで飛びのいた飛鳥がいた場所を駆けぬけ、一瞬で到達したエルザナがサイボーグナイトメアに襲いかかった。
 京四郎は崖上から急いで都市入口前に戻る。
 その肩に乗り、てくたんも同行する。

「癒しの宇宙エネルギーをどーんとお届けやー」

 シールドが一度に複数修復されていき、さらにてくたんは冷凍弾の影響も即座に解除することで、サイボーグナイトメアの攻撃手段を完封する。
 回復量は随一の単体回復手段も残っている。
 ユリアや斬華、千羽矢などの回復もあるので盤石だ。

「あら、私には使ってくれないの?」
「見たところ無傷やし、そもそもあんさんライセンサーやないやろー」
「ふふ、冗談よ」

 戯れに話しかけたエルザナはてくたんにつっこまれ、愉しそうに目を細めた。
 てくたんの支援と合わせて士気を高め、自力でシールドを攻撃と同時に修復しつつ、エルザナを京四郎はどうせなので利用することにした。

「ひょっとしたらなにかしら俺達の方にもちょっかい出してくるんじゃないかとは思っていたが……。まさかこんなことになるなんてな」
「私の力を当てにしているの? ……いいわ。好きになさいな」

 仲間意識はお互い一切持たず、しかし即席のコンビを組んだかのように、示しあわせてエルザナがひと睨みでサイボーグナイトメアの強化を解除し、そこへ京四郎が斬りこんでいく。
 これらの奇妙な共闘は、結局サイボーグナイトメアが全滅するまで続いた。


●戦闘終了
 エルザナの爪と、奏の首刈り大鉈がぶつかりあう。
 鎮魂歌のイメージが、奏の想いと調和し首刈り大鉈に注ぎこまれ、エルザナの爪を砕き一撃を届かせた。

「鼠だって追いつめられれば猫を噛むんです。覚えておくといいですよ」
「実力は鈍っていないようでなによりね。覚えておきましょう」

 自分の胴体を斜めに横切る傷跡と、砕けた爪の手元を面白そうに見たエルザナが、爪を再生させて笑った。
 一服していた鳴は、奏がエルザナに襲われたのを見て、銃弾とスナイパーライフルCT-3をイメージの鎖でつなぎ、二人のもとへと急行する。

「なんの、つもり?」
「ただの挨拶がわりよ。あとは、そうねぇ。私が味方だと、間違ってもあなたたちが勘違いしないように、かしら」

 奏を庇うように立ち、油断なく銃口を向ける鳴に対し、エルザナは髪をかきあげ嫣然とほほえんだ。
 ユリアがエルザナを睨む。

「今回は利害が一致しただけよ。味方なんてあたしたちの方こそ、願い下げだわ」

 京四郎はエルザナに話しかけた。

「一つだけ、聞かせてくれないか。……こいつらは自立的に進化か改造でもして強くなるナイトメアなのか?」
「こんなものはただの一時的な強化よ。捕食による進化とは違うわね。……それじゃ、また会いましょう」

 転がるレーザーガンの残骸を蹴とばし皮肉気に口元を歪め、エルザナは姿を消した。

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