オープニング詳細|WTRPG11 グロリアスドライヴ
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  2. SALF本部

  3. イチゴ狩りいこうぜ!五月だし

イチゴ狩りいこうぜ!五月だし ガンマ

形態
イベント
難易度
易しい
価格
500
ジャンル
日常 
参加人数
251~25人
予約人数
10010100
基本報酬
80000G
80SP
800EXP
おまけ報酬
10000G
相談期間
3
締切
2019/05/05 20:00
完成予定
2019/05/20 20:00
機体使用
-
関連シナリオ
-

●ルビーの憂鬱
 その農園は悩んでいた。
 イチゴ狩りのシーズンだというのに客足がない。
 毎年、この季節は大賑わいなのに……。
 このままでは、たわわに実ったイチゴが全て無駄になってしまう!

 ……こんなことになってしまった理由は、ある。
 ナイトメアの所為だ。
 団体客がイチゴ狩りを楽しんでいる時にナイトメアが襲来、死者こそ出なかったものの負傷者多数。
 SALFによって早急に撃退され平和になったものの、「ナイトメアが現れて大事件が起きた場所」となってしまっては、どうも客は二の足を踏んでしまっているようだ。

「よし! じゃあイチゴももったいないんでSALFからライセンサーを派遣します。完全に安全で楽しめる場所としてPRさせて頂きましょう! アフターケアをやりきってのSALFですから!」

 電話口、ニキ・グレイツ(lz0062)は農園のオーナーへと親指を立てた。


●ひとかりいこうぞ

「諸君、イチゴ狩りにいくぞ!!!」

 集められたライセンサーに、ニキが元気よくそう言った。
「状況はかくかくしかじかってワケでして。諸君はイチゴ狩りを大いにエンジョイすることがミッションだ。イチゴ農園は安全で楽しい場所だよってことを全力で示してくれ」
 なんのかんのあるが楽しむことが一番だ。
 ロシアでもニュージーランドでも忙しい昨今、息抜きはできる時にした方がいい。
 イチゴ農園の人々もその辺りは察しており、「是非とも楽しんで行って下さいね!」と歓迎してくれている。
 さあ、のんびりイチゴを食べに行こう!


●ゲスト
 ソラリスの身体的な損傷については完全に修復された。
 証言提供も一通り終わり、ソラリスは少しずつ現場復帰に向けて活動を始めている。
 まだ戦闘行為は難しい。理論上は不可能ではないのだが、『戦場へ』と意識すると、脳味噌なんてないのに頭がズキリと痛むのだ。

 ――べしゃりと空母甲板に飛び散った、『あの光景』を思い出してしまう――
 ――奈落の底で自分達に行われた、あまりに非道な人体実験を思い出してしまう――

 もちろん、気遣ってくれる優しい人達もいる。
 だからこそ、彼らの足手まといになっている現状がつらい。心配させたくないのに、体がついてこない。
 【堕天】というただならぬ事件。あちこちで行われている作戦。本当なら、当事者である自分がもっと矢面に立つべきなのに……。

 そんな折だった。ニキから電話がかかってくる。

「もしもしイチゴ狩り行かない?」
「イチゴ狩り……ですか?」
 突拍子もない提案に、ソラリスは首を傾げた。
「イチゴを……狩るのですか?」
「あ、物理というかバトル的な意味じゃないからね? イチゴの食べ放題みたいな感じ」
「なるほど。……、いいんですか?」
「遠慮すんなって! ちょっとずつ任務に慣れていこうぜ」
「了解しました。では、ミッションに向かいます」

●目標
イチゴ狩りをエンジョイしましょう。

●状況
 現場は広いビニールハウス。
 一面にイチゴが実っている。食べ放題♪
 お持ち帰りについては、一パックだけ詰めてOK。お持ち帰り用パッケージは配布済み。
 それ以外にイチゴを持ち帰るのは迷惑行為に当たるので禁止です。マナーを守って楽しくイチゴ狩り。
 帰り際、イチゴジャムを一瓶貰える。(データとして配布されないフレーバーです)
 現地での調理行動は不可。

●NPC
ニキ・グレイツ
 見回りしつつイチゴを食べている。
 ソラリスの傍にいる。
 イチゴは無限に食べられると思っている。

ソラリス
 【堕天】の特設ページ参照なヴァルキュリア少女。
 イチゴ狩りは初めて。ちまちま食べている。
 いろいろ悩んでいる模様。

※注意※
 「他の人と絡む」という一文のみ、名前だけを記載して「この人と絡む」という一文のみのプレイングは採用困難です。
『具体的』に『誰とどう絡むか』を『お互いに』描写して下さいますようお願い申し上げます。
 相互の描写に矛盾などがあった場合はマスタリング対象となります。(事前打ち合わせしておくことをオススメします)
 リプレイの文字数の都合上、やることや絡む人を増やして登場シーンを増やしても描写文字数は増えません。
 一つのシーン・特定の相手に行動を絞ったプレイングですと、描写の濃度が上がります。ショットガンよりもスナイパーライフル。

 こんにちはガンマです。
 イチゴって無限に食べられると思うじゃん? 意外とちょっとしか食べられないんですよねマジで マジです。
 なぜならイチゴって水分たっぷりじゃないですか あとはわかるな?
 よろしくお願い申し上げます。

同行者
橘 六花la0083

準備
保冷マグタイプに氷水

行動
「……はじめて来たが、すげーな」
周りの様子を眺める
「ま、好きなだけ食いな。小さい方が、甘くて量食えるらしいぞ」
六花の様子を眺める
実はイチゴ狩りときいてどうすべきか結構調べてきた
練乳は強い甘味が苦手なのでなし

「ほら、水飲め」
暑いので水分補給
一個しかないんで飲んだあと俺も飲む

六花に誘われたら自分も食う

「……。また来るか、六花」
終わり際に

  • 桜の相棒
    橘 六花la0083
    人間17才|ネメシスフォース×スナイパー

【同行者】朏魄 司(la0008)
彼氏と一緒にイチゴ狩り、よ。
司のアドバイスに素直に頷いて言うとおりに。
「詳しいのね。ありがとう」
イチゴは好物だし、美味しければ素直に笑みを浮かべるわ。
司もどう?と勧めて口に差し出すわ。
「あーん・・・♪」

水を勧められたらほんとに至れり尽くせりね、と何の準備もしてこなかった自分を省みて少し照れながら飲む。
司が口をつけるならちょっとじーっと。
(間接キス・・・)
問われたら顔を背けて別に、と誤魔化す。

「うん、また来ましょう」

「これ全部食っていいの?はー……太っ腹というかなんというか…凄いね」

〇〇狩りは存在こそ知っていたが体験するのは初。軽く圧倒されつつも職員に美味いいちごの見分け方をレクチャーしてもらい、万全の体制で食べ放題へ。
だが食うのは後回しだ、せっかく来たなら美味いやつを持ち帰るんだよ、そうだろう?(
というわけで序盤はひたすら美味いいちごを選別してパックをまんぱんに。これで明日も楽しめるな。

詰め終わったらのんびりいちご狩り。なあに、早々全部食えるやつは無くならない…だろう?
まあ採りたては普通に美味いもんだよ、適当に水っ腹になるまで楽しむ。
お土産のジャムも忘れずに。な、中々良い休日だね。

  • ちょっとだけ現実主義
    桐生 柊也la0503
    人間15才|セイント×スナイパー

一パックだけ詰めてお持ち帰りOKと言う事は詰められるだけ詰めてOKという事ですね?
潰れる?構いません、生食はここでしっかり食べてお持ち帰りはジャムかジュースにするから
生より日持ちさせられるから多くたって構いません
家の菜園でも苺は作ってるけど栽培のプロのはまた格別ですから

適度に熟れたのを見つけて食べるのと詰めるのを交互に行い
パックにぎっしり&食べるのを堪能した後にNPCがパックの中で潰したか詰めてなければ
ジャムかジュースにしませんか?と聞いてみる
どうせならそれなりの量を一気にやった方が良いし
ついでにバイト先のジャンク屋のPRもしていくので
ヴァルキュリア用の部品もありますと

  • 更級心刀流剣士
    更級 翼la0667
    人間16才|ゼルクナイト×スピリットウォーリア

【心情】
イチゴ農園の方はとんだ災難ですね…。
安全で楽しい場所だとPRするのも僕達の仕事です。

【目的】
イチゴ狩りを楽しみます

【同行者】
暁 大和(la3248)さん

【行動】
「狩りだからといって、攻撃するわけではありませんよ」
大和さんが武器持参で参加したので、イチゴ狩りの何たるかを説明。

食べ放題、といいますが、僕はそんなに食べられません。
食べられない分は一パックお持ち帰り。
もっと食べないのか?と大和さんに聞かれたら「小食ですので」と返答。
「イチゴ、美味しいですね」と声をかけます。

いただいたイチゴジャムは朝食に使いましょう。

  • 四つ葉の白い花
    cloverla0874
    ヴァルキュリア17才|ゼルクナイト×セイント

(苺用の練乳見つつ)練乳ってなんかエロいよなー…
あっ、いやいや、今日のクロくんは日頃お世話になってるおっさんを労います
真面目でいきます
何かあった時に直してもらえないと困るからねー
うんうん、今日は俺いい子でいよう!

よーし!当り障りのない無難な会話でも…
無難…
一般的な世間話…?(考え込む)
…あっそーだ!ねーねー、おっさんの初体験っていつ?どこで?


・同行者
同行者:ハドレー(la2191)
関係:責任者?(保護者?)

ニア(la2579)と同行
彼の誘いに応じて遊びに来たが、そのテンションを若干鬱陶しがり気味。しかし彼を放っておく事はしません
(実際は明るく楽しげな様子が眩しい≒羨ましいだけ。嫌ってはいません)
「わかってるわよ、確かに美味しそうだしこれなら私も沢山……ニア、それ面倒。ホラ持って」(皿に盛りずいと渡し、自分は奪い取って食べ)
「……なんでそこでこの世の終わりみたいな顔するのよ……あぁもう、零さない……っ!(拭う」

同行:clover(la0874)
庇護する存在、親心に似る

偶には、カロリーブロックじゃなくて新鮮な果物も悪くないね
…練乳が、何だって?クロ君(笑顔
もう、折角の機会なんだから美味しい苺を感謝と共に味わおうよ

初体験??
あー、初めて煙草吸った時なら…実は吸い始めたの割と最近っていうか数年前?
亡くなった嫁さんが愛煙家でね
銘柄も彼女のお気に入りをそのまま僕も吸ってる
研究室にいた時に強引に吸わされたんだけど…
…って、そういう話じゃないの?(きょとん

僕的には、蜂蜜を少しだけ入れた牛乳の中に、苺を軽く潰して食べるのが好きだよ
帰ったら作るから試してみないかい?(土産用の苺を手に

報告書は読んだ
ソラリスは本当につらい経験をしたようだ
側にいてやりたい

ソラリスに拒否されないようなら、苺狩りを共にしよう
「話術」も活用して、まずは苺が美味しいことなんかを話す
それで頃合いを見て、どこか静かな所に座ってソラリスの悩みを聞いてやりたい
話せないこともあるだろうし、ソラリスの経験したことを思えば元気出せなんて死んでも言えないが
自分の中だけにつらい気持ちを溜めこんじゃあ、つらさが膿んでしまう。だからあたしにもソラリスの苦しみを教えておくれ


  • 水瀬 希la2479
    人間12才|セイント×ネメシスフォース

イチゴ狩りゆーんは初めてな気ぃーするばい。
うし。なるべくかって食べられるよーに気張るとよ。
…あ。でもでも、ちっこいのは採らんよーにするっちゃあ。
大きーなる前のは成長途中やろーから、なんか気ぃ引けるばい…♪

かる前にイチゴ農家の人から十分に説明を受けるばい。
なんかデリケートな気しないと? イチゴって。
…かっとー途中で、ちょい味見…なんかしよって♪ あv うまかぁ!
「…ん。市販のよりも甘かぁー気がするっちゃのは、気のせいやかねぇ?」

うちばかりのモンやなかけん、他人の分も考えてイチゴにダメージ与えないよーに採る。
…お♪ お土産もあるゆぅーてたな。イチゴかジャムどっちにしよかぁ。

  • 首があるなら刈ってみせる
    紅迅 斬華la2548
    人間25才|セイント×ネメシスフォース

心情
苺!苺ですよ!いっぱい食べなきゃ!

目的
苺を食べる

行動
「初めましてかな?紅迅 斬華です♪ソラリスちゃん、ニキちゃん!今日は一緒に回りましょう♪」
首刈り技術の応用で疾風のようにイチゴを刈る
「ふふ~ん♪ちょりゃりゃりゃ~!」
苺を食べつくす勢い
「ソラリスちゃん?ちょっとかたいですよ?悩みでもあるのですか?色々あったのは知っています…。何か力になれませんか?あとイチゴもっと食べましょ?ほら!あーん♪」
ソラリスにイチゴを与えつつ話を聞く
「あとね…ソラリスちゃんや色々な人をひどい目に遭わせたナイトメアは、みんな首を刈ってやりますとも…必ず…必ずね…。」冷たい笑顔で

同行:ミナ(la1578

イチゴ食べ放題だって!
何個食えっかな?いくらだって食えそうな気ぃする♪(もぐもぐ
ミナ!ミナ!ほら、あーん?(採れたてのイチゴを差し出し
俺には?俺にはあーんしてくんね?(じぃっと覗き込んで
拒否されて悲壮感溢れた顔でわんこの様にしょんぼり
口元を拭ってもらってご機嫌笑顔に変わる

持って帰れんだってさ
見て見てミナ!このイチゴすっげぇケツ顎(けらけら笑って
そのままでもいーけど、何か他のもんになんねぇかな…
ミナ何か作れる?一緒に作る?

  • 煉獄を征く者
    志多 龍一la2673
    人間31才|スピリットウォーリア×スナイパー

悩む様子のソラリス見てイラっとして声をかける

何だテメェ、苺狩りにまで来てうじうじしやがって、そもそも怪しすぎるって自覚はあんのか、あぁん?テメェだけ戻ってこれるなんざ、ナイトメアに裏切ったか、体よく利用されてナイトギアとやらの運び屋をさせられただけのどっちかじゃねぇか。裏切ってねぇなら死んでおいた方がマシじゃねぇのか?俺なら死なねぇがな

という感じで喧嘩を売り、反応が気に入らなければヒートアップして最後には14に引きずられていきます
しおらしくされると余計に機嫌が悪くなり、怒り返して来たら機嫌が良くなります

苺は1パックちゃんと持って帰る

心情
「ははは!苺か!うまかった記憶があるぞ!楽しみだ!」

目的
苺を食う

行動
「うおおおお!狩りまくるぞ!ふはははは!!」
大はしゃぎでビニールハウス内を走り回る
「苺とのバトル!負けるわけにはいかぬ!」
むしゃむしゃ頬張りながら
「なんだお前さん達!あまり食ってないのではないか!?ん?ニキはそうでもないな…!むしろ凄まじく食っているな!!ソラリスはもう少し食っても罰は当たらんぞ!ははは!ではな!」
言うだけ言って風のように去る
そしてまた苺を狩り、食う

「うーまーいーぞー!!」

  • 悲しき願い
    梅雨la2804
    ヴァルキュリア10才|ネメシスフォース×セイント

いちごをパックに詰めようとするが
まずつみとれない。
どうしたらいいか…としばらくいちごをみて
しっぽを垂らして悩む


  • アメージングすしや
    No.14la2961
    ヴァルキュリア28才|セイント×スナイパー

◆同行
志多 龍一(la2673)/龍一
ソラリス

◆行動
「なるほど。狩りと言いつつ、苺はナイトメアというわけでは無いのであるな」
苺は食べられないが来られなかった友人用に丁寧にパックに詰める
「君は食べられる? 味の感想をくれたら、データが増えて『私』は嬉しい」
ソラリスの所へ苺を持っていく

「龍一、言い過ぎ。死んでよかったなんてある訳がない、訂正を」
「すまないソラリス。龍一は、本当は優しいのだが、不器用なので……」
「君が君の生きたいように生きているか、心配してるだけなのだ」
終始真面目な顔
駄目なら龍一を一旦引きずって退散する

「ゆっくりでいい。生きていれば、必ず何か出来る」

  • 喰らい尽くす胃袋
    灰空 散華la2998
    放浪者11才|ネメシスフォース×スピリットウォーリア

「にききょーか、ん、しつも、んー。どこから、どこま、で、どのいちご、たべていー、い?
「われ、むげんにいち、ご、たべれる、とおも、う、から
散華はイチゴ狩り初体験である。前の食パン依頼とは違うだろう。独り占め良くない
同居人にイチゴのお土産よろしくと言われたので1パックお土産にするつもりだ
しかし散華は食の良識についてわからぬ。同居人がどのイチゴを食べていいか聞くことを課してきた。成長しきってない緑のイチゴも食べてしまってはまずいでしょうと
散華は指示に素直に従う。つまりはストッパー

教えてもらった赤くて美味しいイチゴをもぐもぐ
「いちご、おいしー。きらきら。われとおなじ、あかー

アドリブ絡み歓迎

何粒か摘むも早々に飽き
小隊の仲間へのお土産分だけ用意してスケッチ中

「ああ、教官。楽しんでいらっしゃいますね
「ドイツでもイチゴ狩りをした事がありますが、日本のは随分違いますね。あちらは青空の下で、キロ単位で摘んで持ち帰る決まりです
「娘はイチゴが大好きで、それは張り切って摘んでいました。もちろん食べきれる量ではないですので、妻がジャムを煮てくれたんです。これが世界一美味しいんですよ
「きみ、ソラリスといったね。心の傷はそう簡単には癒えない…僕だって1人の時は妻に会いたい、娘に会いたいと泣いているだけの男さ。だけど皆のお陰で何とか戦えてる…力を借りるのは悪い事じゃないよ

苺、沢山、食べる

知り合い、殆ど、いないから、黙々と、食べる
目標は、畝、一つ分。一度に、沢山は、無理だから、休憩を、挟みつつ。
赤い果実は、残さない、勢いで
持ち帰るために、ちょくちょく、パッケージに、入れておく。

休憩してるあいだに、ソラリスに、会う。
きっと、色んな人に、声かけられて、自分でも、悩んでると、思うし、元気付ける、コメント、言うの苦手。だから、あまり言わない。
ただ、一言だけ、『貴方が、立とうとするなら、私は、貴方を、支える』
それと、苺、大きいのを一つ、渡して苺狩りに、戻る。

  • 慧眼
    暁 大和la3248
    放浪者29才|グラップラー×ゼルクナイト

【心情】
イチゴ狩りか…どのような敵が相手か楽しみだ。

【目的】
イチゴ狩りに参加

【同行者】
更級 翼(la0667)

【行動】
「イチゴ狩りとは、イチゴを攻撃するものではないのか。ではなぜ、狩りと言うのだ?」
武器持参で来たら、翼がイチゴ狩りの説明を。
「そういうものか。ならば食いまくるのみだ」

翼があまり食べていないようなので「もっと食え」と勧める。
小食だと言うので、無理には食わえない。食えない分は持ち帰れば良い。
無表情だが、楽しんでいるようだ。様子を見ればわかる。
「美味いな、イチゴ…」

ジャムは明日の朝食に出てきそうだ…。

▼同行
東海林昴
柳生 彩世

▼行動
幼馴染の昴と彩世と一緒にイチゴ狩りを楽しむよ
ここに来れなかったもう一人の幼馴染のさくらにもお土産持っていこう
イチゴ好きなさくらは大きいイチゴ持って帰ったら喜ぶよ!

昴の勝負にはのる!
「負けないよ!兎パワーを見せてあげるんだから!」
ここで完全勝利を収めて、私だって強いんだってところを幼馴染に見せないとね!(ふんすっ
猫より狼より兎が強い(がおーっ

小さいイチゴは自分で食べる
幼馴染がイチゴ選ぶのに一生懸命で食べてないようなら
「せっかく来たんだから食べよ!」と口に突っ込む
(料理はしてないので安全なはず

  • 凪の果てへと歩むもの
    東海林昴la3289
    放浪者18才|ゼルクナイト×ネメシスフォース

◆目的
イチゴ狩りを楽しむ
〔心情〕
苺か。特別好きってワケじゃねぇけど、美味いもんな…
(そう言えば、さく姉も苺は好きそうだったか)手土産は持ち帰ろう
〔行動〕
幼馴染のアリア(la3269)と腐れ縁の彩世(la3341)と共に
『じゃ、誰が一番美味い苺を採れるか勝負でもするか?』と持ち掛けつつ
(…ま、どれも美味いから良いとするか)
アリアの調理はヤバい、全力で止める。禁止されてるしな?
※一般スキルフル活用

  • 危うきに近寄らず
    柳生 彩世la3341
    放浪者17才|ゼルクナイト×スナイパー

苺狩り楽しまないとな!

幼馴染のアリアと腐れ縁の昴と一緒に苺狩りだ
美味しそうに熟してるのを探してどんどん食べる。お腹いっぱいになったら休憩を挟もう。
来れなかった幼馴染のためにもお土産の苺も確保しないと。誰が一番大きいのを取れるか勝負だ!
嗅覚で美味しく実ってる苺探してみて、判別出来ないのならちまちまと見て探すことにしよう。
少なくとも昴の野郎には負けたくない。絶対勝ってやる!

  • 見極める者
    神楽 出雲la3351
    放浪者25才|ネメシスフォース×スナイパー

【心情】
農園でのイチゴ狩り…どのようなものでござろうか。

【目的】
イチゴ狩りを楽しむ

【行動】
「イチゴを物理攻撃するのではないのでござるか!?」
グレイツ教官殿からイチゴ狩りのことを聞き、恥ずかしい思いを…。
イチゴ型ナイトメアを狩るものと思い、それなりの装備をしてきたのでござる。
同じ間違いを犯しておるものはおるまいな?

気を取り直し、イチゴ狩りを。
ソラリス殿が寂しそうなので、声をかけるでござる。
「拙者は神楽 出雲と申す者でござる。貴殿もイチゴ狩りは初めてでござるか?」
皆で楽しもうではないか、と同行するでござる。

一パックお持ち帰りは忘れずに。

大好きないちごに目を輝かせ
黙々と食べる
最初はつみとり方がわからず困惑する
『これは…どうしたらいいんですか?そのまま手で取ればいいんでしょうか』

掴むところがわからず1度潰す
『コツがわかってきました。そんなにちからは要らないんですね』

黙々と食べ続け、下手の処理に困り果てる

●イチゴ狩り 01
「イチゴ狩りか……どのような敵が相手か楽しみだ」
 大太刀『獅子王』を手に、暁 大和(la3248)が物騒な笑みでビニールハウスに入って来た。
「狩りだからといって、攻撃するわけではありませんよ」
 続けて入って来た更級 翼(la0667)が無表情で言う。大和が片眉を上げて振り返る。
「イチゴ狩りとは、イチゴを攻撃するものではないのか。ではなぜ、狩りと言うのだ?」
「本来のハントの意味から小動物を捕まえること、それが果物などを採る意味にも広がったそうです」
「そういうものか。ならば食いまくるのみだ」

 そんな二人のやりとりを聞いて――

「イチゴを物理攻撃するのではないのでござるか!?」
 神楽 出雲(la3351)はサブマシンガンA&H FD5Aを手にしたまま驚愕していた。
「そうなんですよ」
 武器しまいな、とニキ・グレイツ(lz0062)に肩ポンされる。出雲は勘違いに耳を赤くしながら、もそもそと武器を仕舞った。
「てっきり農園にてイチゴ型ナイトメアを狩るものと……。よもや同じ間違いを犯しておるものはおるまいな?」
「なるほど。狩りと言いつつ、イチゴはナイトメアというわけではないのであるな」
 No.14(la2961)は武器こそ構えていなかったが、大和や出雲と似たような勘違いをしていたようだ。

 見渡せば平和なビニールハウス、青々と茂った葉に、たわわに赤い実がなっている。

「これ全部食っていいの? はー……太っ腹というかなんというか……凄いね」
 ケヴィン(la0192)は大量のイチゴに圧倒されていた。
「ははは! 苺か! うまかった記憶があるぞ! 楽しみだ!」
 いの一番に走り出したのはヴォルフガング・ブレイズ(la2784)だ。
 紅迅 斬華(la2548)も負けじと続く。
「苺! 苺ですよ! いっぱい食べなきゃ!」

 さあ、イチゴ狩りしようぜ!



●イチゴ狩り 02

「「イチゴ狩りだー!」」

 アリア・クロフォード(la3269)と柳生 彩世(la3341)は、上機嫌にビニールハウスを見渡した。折角のイチゴ狩りだ、楽しまなければ。二人はきゃいきゃいハシャぎながら、早速イチゴを食べ始めている。
「イチゴか。特別好きってワケじゃねぇけど、うまいもんな……」
 幼馴染と腐れ縁の背中を見守りながら、東海林昴(la3289)はその体に虫除けスプレーをシュッとかけてやった。
「じゃ、誰が一番大きくてうまいイチゴを採れるか勝負でもするか?」
 そう昴が提案すれば、
「いいね! 来れなかった子のお土産にしよう」
「きっと大きいイチゴ持って帰ったら喜ぶよ!」
 彩世が頷き、アリアもコクンと頷く。
「負けないよ! うさぎパワーを見せてあげるんだから!」
 フンスとアリアは意気込んだ。
(ここで完全勝利を収めて、私だって強いんだってところを幼馴染に見せないとね!)
 猫より狼より兎が強いのだ。アリアはおねえさんなのだ。がおー。
 一方で彩世も対抗心に燃えていた。主に昴に対してだ。少なくとも彼には負けたくない。
「……絶対勝ってやる!」

 というわけで三人は、大きくておいしいイチゴを探してビニールハウス中を探し回った。

 彩世は両手にイチゴを持ち、スンスンと嗅覚を頼って判別を試みているが、どれもルビーのように赤く熟して、この上なく甘くていい香りがする。堪らなくなって両方パクリ。幸せな味に、ほっぺをいっぱいに膨らませた彩世の頭から、獣耳がピョコンと出た。イチゴダブル食べなんてイチゴ狩りじゃないとできない贅沢だ。

 昴も同じく、真剣な様子でお土産用のイチゴを吟味している。
 と、その時だ。
「せっかく来たんだから食べよ!」
 横に来たアリアが、大粒のイチゴを昴の口にムギュと詰め込んだ。
「むぐぐ!」
「おいしい?」
「……うん、まあ」
 調理されていないものなので大丈夫。にぱーっと笑うアリアから、昴は照れ臭そうに視線を逸らした。
「ね! おいしいねーっ」
 アリアは幸せそうに、小粒のイチゴをもぐもぐ食べている。
 昴も手近な実を摘みながら、ふと、勝負のことを思い出した。一番おいしいものを……と言っていたが、結局かじってみなければ味は分からないなそういえば。
(……ま、どれもうまいから良いとするか)

「はふぅ」
 彩世はもりもりもぐもぐイチゴを食べていたが、イチゴは水分がいっぱいだ。満腹になるのは早かった。なのでちょっと小休止。
 見渡せばつややかな赤い実と、可愛らしい白い花。なにやら寄り添い並んで会話をしている幼馴染と腐れ縁。五月の穏やかな風景に、彩世は瞳を細くした。


「にききょーか、ん、しつも、んー。どこから、どこま、で、どのいちご、たべていー、い?」
 灰空 散華(la2998)はヨダレをジュルリとしながらニキに問うた。
「われ、むげんにいち、ご、たべれる、とおも、う、から」
「よしよし、でも『ここからここまで』と決めるのも制限かかって楽しくなさそうだからな……一粒一粒をじっくり時間をかけて食べていくっていうのはどうだ?」
「はっ……なるほ、ど」
 無限に食べられるのならば、時間をかければ満足できる。前の食パン依頼とは違って独り占めは良くない状況で、それは散華にとってナイスアイデアだった。
「うま、うま」
 散華はイチゴ狩り初体験だ。傍らには既に同居人へのお土産用のイチゴが詰められている。どのイチゴを食べていいかも同居人から教えて貰った。緑はダメ、成長中だから。ちゃんと真っ赤になったものだけ。
「いちご、おいしー。きらきら。われとおなじ、あかー」
 摘んだイチゴを空に透かした。ルビーのように赤くてキラキラ。美味しくて綺麗なそれに、散華は幸せそうに笑った。


「よしよし、これで明日も楽しめるな」
 農園の者からおいしいイチゴの見分け方の手ほどきを受けた後、ケヴィンはまず持ち帰り用のパックにイチゴを詰めた。選りすぐりの完熟だ。おいしそう。
 さあ、これで後は気兼ねなくイチゴを食べるのみだ。イチゴ狩りは初めてである。ワクワクしていないと言えば嘘になる。
(なあに、早々全部食えるやつはなくならない……だろう?)
 無尽蔵レベルの大食いもいるけど、まあ、大丈夫だろう。多分。ヘタの部分まで真っ赤になったイチゴを摘んだ。見た目以上にずっしりしていて、表面はつやつやと輝いている。それを一口。甘い甘い果汁が口いっぱいに広がった。
「うんうまい」
 採れたての完熟が食べられるのは、イチゴ狩りならではだ。あとは満足するまで食べるのみ。帰る時にはジャムも貰えるそうで、なかなかいい休日ではないか。



●イチゴ狩り 03
 初めてのイチゴ狩り。水瀬 希(la2479)は農園の者からレクチャーを受けていた。
 希は真剣な顔で相槌を打っていたが、誘惑に負けてつい味見。甘さが口いっぱいに広がれば、表情も綻んだ。
「あ、うまかぁ! 市販のよりも甘かぁー気がするっちゃのは、気のせいやかねぇ?」
 完熟採れたて、素晴らしい。「めいっぱいどうぞ!」と促されれば、早速希はイチゴ狩りを始めた。
「うし。なるべくかって食べられるよーに気張るとよ」
 フンスを気張り、希はルビーのように赤いイチゴを堪能していく。小さいものや緑のものは成長途中だからと手出しはしない。それからデリケートな気がするイチゴを傷付けないように丁寧に採る。このイチゴは皆のものなのだ!
「ん~! たまらんばい!」
 大粒をあむっと一口、口いっぱいの果汁。幸せもひとしお。
「……お♪ お土産もあるゆぅーてたな。イチゴかジャムどっちにしよかぁ。……え! 両方貰えると? 太っ腹!」

 そう、なんと一パック分はお持ち帰りできるのである!

「……」
 ゆえに、桐生 柊也(la0503)は黙々とイチゴをパックに詰めているのだ。パズルゲームめいて隙間なく。いっそ芸術ですらある。
 理論上は一パックに収まるならばいくらでも詰めてOKということ。多少潰れようが構わない。これは元より日持ちするジャムかジュースにするつもりだ。
「……栽培のプロの味はまた格別ですね」
 詰める合間に熟したイチゴをもぐもぐ食べる。家の菜園でも作っているが、ここのイチゴは大きいし甘い。
「桐生くんスゲーね」
 近くで見ていたニキが、柊也の詰め技術に感心している。柊也は「どうも」と挨拶をした。
「もし潰してしまったら、一緒にジャムかジュースにしますよ。どうせならそれなりの量を一気にやった方が良いし……ああそれと」
 どうぞ、と取り出して渡すのはバイト先のジャンク屋のビラだ。
「ヴァルキュリア用の部品もありますので、よろしければ」
 と、彼はニキの傍らのソラリスに告げた。「どうも」と丁寧に受け取ってくれた。


「これは……どうしたらいいんですか? そのまま手で取ればいいんでしょうか」
 ヘイゼル(la3576)はブカブカのモッズコートの袖を折り捲ったところまではよかったが、目の前のイチゴに対しろくろを回すような手つきで攻めあぐねていた。
 指が真っ赤になっているのは、一度掴むところが分からなくて潰してしまったからだ。イチゴ果汁だ。
 前回の反省を踏まえて、おっかなびっくり、ぷちりともぐ。ヘタを取って、ズシリとした一粒を頬張った。
「……!」
 ヘイゼルはイチゴが大好きである。大好きな甘さに、凛とした表情も幸せに解ける。
「コツがわかってきました。そんなにちからは要らないんですね」
 そこからは黙々と食べ続ける。ヘタは各自に配られるビニール袋に入れると良いそうで助かった。


 梅雨(la2804)は困っていた。
 いちごをパックに詰めたいのだが、狼の体ではそれも難しい。食べるのであれば直接パクッとできるのだが、もいで詰めるとなると……。
(どうしたらいいのか……)
 梅雨は尻尾を垂らして悩んでいた。イチゴのにおいをすぴすぴ嗅ぐ。フキューン……と鼻を鳴らした。
「……あの」
 困り果てていると、ソラリスが声をかけてくれる。
「詰めましょうか」
「……いいのか」
「お任せ下さい」
 ソラリスは丁寧に丁寧に、几帳面なほど丁寧に、イチゴを綺麗に詰めてくれた。ビニールにも入れてくれて、これで持ち帰ることができる。梅雨は尻尾を揺らした。
 ソラリスは笑みを返すが……どことなく陰りがある。
 そんな彼女に声をかけたのは出雲だ。
「拙者は神楽 出雲と申す者でござる。貴殿もイチゴ狩りは初めてでござるか?」
「出雲さん、ですね。ソラリスです。……はい、こういうのは初めてで。上手くできているか自信がありません」
「何事も初めては緊張するものでござるよ。皆で楽しもうではないか」
 同行致す、と出雲は快活に笑む。「よろしくお願いします」とソラリスは少し安心したように答えた。
「さあ、狩りまくるでござるよ! ……お持ち帰りも忘れずに!」


「うおおおお! 狩りまくるぞ! ふはははは!!」
 ヴォルフガングは大はしゃぎだった。体力の底を知らない小学生男子のようにビニールハウスを駆け回り、赤いイチゴを食べまくる。
「苺とのバトル! 負けるわけにはいかぬ!」
 キリッとしているが、彼は大粒のイチゴをほっぺに限界まで詰めている。
 と、遭遇したのはニキとソラリスだ。
「なんだお前さん達! あまり食ってないのではないか!? ん? ニキはそうでもないな……! むしろ凄まじく食っているな!! ソラリスはもう少し食っても罰は当たらんぞ! ははは! ではな!」
 言うだけ言って疾風のように走り去る。むしゃむしゃしているニキがその背に「がんばれよー」と手を振った。ソラリスは圧倒されていた。

「うーまーいーぞー!!」

 ヴォルフガングはビニールハウスの中心で叫ぶ。故郷では食べる必要がなかった。ゆえにこっちに来てから食べることが楽しくてしょうがないのだ。



●イチゴ狩り 04
「イチゴ食べ放題だって! 何個食えっかな? いくらだって食えそうな気ぃする♪」
 ニア・クリムローズ(la2579)は天真爛漫に笑みながら、イチゴ両手にミナ・アッシェンフェルト(la1578)へ振り返った。
 今日、ミナをイチゴ狩りに誘ったのはニアだ。終始ハイテンションなニアに、ミナは辟易気味だったが――それは表向きの態度だけ。本当は明るい彼が眩しくて羨ましいし、嫌じゃないし、放っておくこともできなくて。
「わかってるわよ、確かに美味しそうだしこれなら私もたくさん――」
「ミナ! ミナ! ほら、あーん?」
 気付けば顔が近い。ズイと採れたてイチゴがミナの眼前に差し出される。
「……ニア、それ面倒。ホラ持って」
 ミナは肩を竦めると、紙皿に持ったイチゴをぐいと彼に押し付けた。その隙に、ミナはニアの手からイチゴを奪い取って食べる。
 するとニアは、イチゴのお皿を両手に持ったまま首を傾けて。
「俺には? 俺にはあーんしてくんねーの?」
 じぃっとミナを覗き込む目は、雨の日の捨て犬のようだ。そんな目にじっと見られては、ミナも無碍にはできなくて。
「……なんでそこでこの世の終わりみたいな顔するのよ……ほら!」
 律義にヘタも取って差し出せば、ニアは嬉しそうにそれをかじった。途端に果汁が零れる。
「あぁもう、零さない……っ!」
 しょうがないな、と言いながらもミナはティッシュでニアの口元を拭ってやる。ニアはすっかりご機嫌だ。
「イチゴ、一パック持って帰れんだってさ! 見て見てミナ! このイチゴすっげぇケツ顎! 持って帰ろ!」
「あ、顎って……」
 変わった形のイチゴを手に、ニアはけらけら笑う。ミナは「調子の良いヤツ」と小粒のイチゴを頬張った。
「イチゴおいしー。そのままでもいーけど、何か他のもんになんねぇかな……ミナ何か作れる? 一緒に作る?」
「えーと……ジャムとか、お菓子とか? それなら作れるけど……」
「よし! 作ろ!」
「はぁ……ま、良いわ。たくさん獲ったし、無駄にしないためにもたくさん手伝って貰うから、良いわね?」
「うん!」
 ニアはやっぱり嬉しそうに頷いた。


「……はじめて来たが、すげーな」
 朏魄 司(la0008)はイチゴ畑を眺め、そんな感想をこぼした。。
「ま、好きなだけ食いな。小さい方が、甘くて量食えるらしいぞ」
 実はイチゴ狩りと聞いてどうすべきか割と調べてきたのだ。振り返る先には橘 六花(la0083)がいる。
「詳しいのね。ありがとう」
 英国の血を引く令嬢は、イチゴ狩りに心を弾ませながら素直に頷いた。早速と赤い実を摘んでいく。
 六花の所作には品がある。司はその姿を見守っている。
(迷惑をかけてるからな……喰えるだけ喰って貰おう)
 女子はイチゴが好きなもんだ。偏見だが。
 まあ実際、六花はイチゴは好きだ。瑞々しい甘さに、思わず表情が緩んでしまう。
「おいしいわ。とっても瑞々しい……司もどう?」
 振り返り、六花は司へ大粒を差し出した。
「あーん……♪」
「……おう」
 司は特に拒否はせずに、もぐっと差し出されたイチゴを頬張った。
「……うまい」
 練乳要らずの甘さだ。司は感心するように頷くと、持参した保冷マグタイプをおもむろに取り出した。
「ほら、水飲め」
 五月とはいえビニールハウスはなかなか温かい。イチゴでも水分は取れるが、とはいえキチンと水分補給はした方がいい。
「どうも。……ほんとに至れり尽くせりね」
 何の準備もしてこなかった自分を省みて、六花は苦笑を浮かべながらも水筒を受け取った。冷たい水を喉に流す。「ありがとう」と水筒を返せば、司もそのまま水をぐいと飲んだ。
「……、」
 六花はそんな動作をついじっと見てしまう。男らしい喉仏が動く様とか、武骨な手が水筒を持っている様とか。何より思うのは――
(間接キス……)
「……どうした? もっと飲むか?」
「はっ! い、いや大丈夫よ!」
 咄嗟に顔を背けて誤魔化す六花であった。



●イチゴ狩り 05
「練乳ってなんかエロいよなー……」
「……練乳が、何だって? クロ君」
 練乳チューブを握り締めたclover(la0874)の呟きに、ハドレー・ヴァインロート(la2191)は菩薩のような笑みを浮かべた。
「あっ、いやいや、今日のクロくんは真面目ないいこでーす! おっぱいなんて言いませーん言ってませーん」
「はい?」
「はい」
 スンと大人しくなるクローバー。今日は日頃からお世話になっているハドレーを労う為に来たのだ。何かあった時に直してもらえないと困るのだ。
「もう、折角の機会なんだからおいしいイチゴを感謝と共に味わおうよ」
 ハドレーは肩を竦めつつ、赤いイチゴを一粒摘んだ。一口食べれば瑞々しい甘さが優しく広がる。
「偶には、カロリーブロックじゃなくて新鮮な果物も悪くないね」
 ウンウンと頷きながら、ハドレーは合間に持ち帰り用のパックにイチゴを詰めている。
「僕的には、ハチミツを少しだけ入れた牛乳の中に、イチゴを軽く潰して食べるのが好きだよ。帰ったら作るから試してみないかい?」
「……」
「あれ? どうしたの?」
 珍しくクローバーが黙り込んでいる。お腹でも痛いのかなとハドレーは思ったが、クローバーは真剣に考え込んでいる只中なのであった。
(今日は真面目に……よーし! 当り障りのない無難な会話でも……、無難……一般的な世間話……とは……?)
 クローバーは考えに考えた。ハドレーが「おーいどうしたー?」と顔を覗き込んだ頃に、ようやっと閃いた。
「……あっそーだ! ねーねー、おっさんの初体験っていつ? どこで?」
 これでも全力で真面目に真剣に「世間話をしよう」と考えた結果である。悪意も故意もないのである。
「初体験?」
 ハドレーは片眉を上げた。
「あー、初めて煙草吸った時なら……実は吸い始めたの割と最近っていうか数年前? 亡くなった嫁さんが愛煙家でね。銘柄も彼女のお気に入りをそのまま僕も吸ってる。研究室にいた時に強引に吸わされたんだけど……」
「おっさん……ピュアかよ……」
「へ……? そういう話じゃないの?」
 ハドレーはキョトンと首を傾げた。


「イチゴ農園の方はとんだ災難ですね……。安全で楽しい場所だとPRするのも僕達の仕事です」
 翼は生真面目に頷いた。
 その隣では大和が、無表情のままイチゴをモリモリ食べている。ほっぺがパンパンである。見るからに楽しんでいる様子である。
「うまいな、イチゴ……」
「イチゴ、おいしいですね」
 翼もまた無表情だが、大和と一緒で楽しい気分のようだ。
「翼、もっと食え」
「小食ですので……」
 大和から見れば、翼はあまり食べていないように見えた。だが遠慮しているのではなく本当に翼は小食なのである。
「そうか。ま、持ち帰りもできるしな」
「そうですね。ジャムも頂けるそうで。頂いたジャムは朝食に使いましょうか」
「ジャムか……そのまま食うのか?」
「いえ。パンに塗ったり、ヨーグルトに混ぜたり、牛乳に溶かしたり」
「ふぅん」
「たまにはこういう一時も良いですね」
「そうだな。翼、もっと食え」
「……ですから、小食ですので」



●イチゴ狩り 06
「何だテメェ、イチゴ狩りにまで来てうじうじしやがって」
 どうも控えめな様子のソラリスに、志多 龍一(la2673)は我慢ができなくなった。
「そもそも怪しすぎるって自覚はあんのか、あぁん? テメェだけ戻ってこれるなんざ、ナイトメアに裏切ったか、体よく利用されてナイトギアとやらの運び屋をさせられただけのどっちかじゃねぇか。裏切ってねぇなら死んでおいた方がマシじゃねぇのか? 俺なら死なねぇがな」
「龍一、言い過ぎ。死んでよかったなんてある訳がない、訂正を」
 剣幕に圧されるソラリスを護るように、割って入ったのは14だ。
「すまないソラリス。龍一は、本当は優しいのだが、不器用なので……」
 14はフォローに入るが、ソラリスは俯いたままだ。
 それが余計に龍一を苛立たせる。ついには胸倉でも掴みそうになった、瞬間――
「機械(ヴァルキュリア)が『死にたくない』と願うことは、人間にとってそんなに不都合ですか? 作っておいて、命令しておいて、失敗すれば、死ねと? あんまりじゃないですか、そんなの! ナイトメアを使い潰すエルゴマンサーとおんなじだ! お前がネザーに行けばよかったんだ、お前が苦しめばよかったんだ、ネザーから帰ってこれなかった全ての者達に今すぐ詫びろ!」
 悲痛な声と共に、激昂したソラリスが龍一に掴みかかろうとする。
「おおおいコラコラコラ!」
 ニキが慌ててソラリスを掴んで抑えた。
「……龍一!」
 14もたしなめる声で言いながら、龍一を引き離す。だが14の懸念に反して、龍一はどこか上機嫌だった。14は龍一の真意を汲み取って、溜息を噛み殺す。
「ソラリス。龍一は、君が君の生きたいように生きているか、心配してるだけなのだ」
「わかってるけどお互い言い過ぎパンチ!」
 その瞬間だ。ソラリスと龍一の脳天に、ニキの拳骨が飛ぶ。
「お互いごめんなさいできないなら次はケツチョップな」
 ゴキゴキ拳を慣らされながら教官にそう言われれば――お互い不本意でも、そうするしかなかった。

「君は食べられる?」
 すっかり拗ねて隅っこの方に行ってしまったソラリスに、14はイチゴを持って現れる。
「味の感想をくれたら、データが増えて『私』は嬉しい」
「……先程はごめんなさい」
「ゆっくりでいい。生きていれば、必ず何かできる」
「……」
 ソラリスは黙したまま、14から渡されたイチゴを頬張った。
「……おいしい」
「うん、おいしいな」
 その声を肯定するのはヴァルヴォサ(la2322)だ。報告書は読んだ。ソラリスの辛い経験は知っている。
 命からがら帰って来たのに、スパイ嫌疑をかけてソラリスに辛辣にあたる者は――実のところ、龍一以外にもごまんといる。仲間を捨てて逃げ帰った臆病者、役立たず、処分すべきだという意見が未だに跋扈しているのも事実。
 そのことを、ソラリスはポツリポツリとヴァルヴォサに話してくれた。
「逃げてきたからこそ、ネザーから帰ってこれなかった皆の分まで、私は生きて、死にたくないのに。……お前なんて死んでしまえって言う人が、いるんです」
 機械の目は涙を流せない。けれど人間だったなら、泣いているのだろう。「死ね」という二文字は重い。存在も何もかも否定する、残酷な言葉だ。その言葉を用いた者がどんな思いで投げかけたのであれ。
 ソラリスの経験を思えば「元気を出せ」なんて死んでも言えない。だからこそヴァルヴォサは寄り添う。彼女自身も先日の任務で心が磨滅しているが、それを務めて表に出さず。
「自分の中だけにつらい気持ちを溜めこんじゃあ、つらさが膿んでしまう」
 弱くて傷付けるからこそ、寄り添い合うことができる――ヴァルヴォサはそう信じ、機械乙女の傍に寄り添い続ける。


 フェーヤ・ニクス(la3240)は黙々とイチゴを食べていた。
 目標は畝一つ。合間に休憩をはさみつつ、持ち帰り用のパックにイチゴを詰めつつ、熟した果実をデストロイしていく。表情はニュートラルだが、その食べっぷりがイチゴがどれだけおいしいのか、そのおいしさがどれだけの幸せをフェーヤにもたらしているのかを物語っている。
 そうして黙々々々……とイチゴを食べ進めていると。
 ふと見えたのはソラリスだ。既に何人かが周りにいる。会話をしているようだ。フェーヤはパチクリと隻眼を瞬きひとつ。
 きっとソラリスは、色んな人に声をかけられ、自分自身も悩んでいることだろう。それに……元気付けるとか、そういうコメントを言うのはフェーヤは苦手だ。
 ぷちり、と大粒のルビーのようなイチゴを一粒。
『貴方が、立とうとするなら、私は、貴方を、支える』
 ただ一言。携帯端末の機械音声でソラリスにそう告げた。摘んだばかりの大きなイチゴをきゅっとその手に渡して、フェーヤはまたイチゴ狩りに戻った。


「ふふ~ん♪ ちょりゃりゃりゃ~!」
 斬華の手さばきは首狩りで鍛えたそれ。疾風のようにイチゴを狩り、食べ尽くす勢いで口に運び続ける。
 ふう、と一息。振り返ればニキとソラリスがいたので、斬華はニコリと挨拶をした。
「初めましてかな? 紅迅 斬華です♪ ソラリスちゃん、ニキちゃん! 今日は一緒に回りましょう♪」
「オッスよろしく!」
「……よろしくお願い申し上げます」
 フランクなニキの横にいると、ソラリスの固さが特に目立つ。
「ソラリスちゃん? ちょっとかたいですよ? 悩みでもあるのですか? 色々あったのは知っています……。何か力になれませんか? あとイチゴもっと食べましょ? ほら! あーん♪」
 斬華はソラリスの口に摘み立てイチゴをムギュと詰め込んだ。「むぐ」とソラリスはそれを律義に食べ終わると、
「いえ、そんな。寧ろ私が、なにか皆様のお力になりたいぐらいで……でも、お気遣いありがとうございます」
「真面目ちゃんねぇ。無理しないでね? あとね……ソラリスちゃんや色々な人をひどい目に遭わせたナイトメアは、みんな首を刈ってやりますとも……必ず……必ずね……」
 赤い実を摘みながら、斬華は冷たい笑みを浮かべた。


 ヨハネス・リントヴルム(la3074)は何粒か摘んでイチゴを楽しんでいたが、今は風景のスケッチに勤しんでいる。ちなみに、帰る時にでも販売されているイチゴを小隊用に購入するつもりだった。
「ああ、教官。楽しんでいらっしゃいますね」
 最中、見かけたニキにヨハネスは声をかける。「よう!」とニキが笑みを返した。
「楽しんでるかい?」
「ええ、まあ。……ドイツでもイチゴ狩りをしたことがありますが、日本のは随分違いますね。あちらは青空の下で、キロ単位で摘んで持ち帰る決まりです」
「キロ単位? スゲーなぁ」
「娘はイチゴが大好きで、それは張り切って摘んでいました。もちろん食べきれる量ではないですので、妻がジャムを煮てくれたんです。これが世界一美味しいんですよ」
 懐かしそうに、しかしその横顔は悲し気で。娘も妻も、もういないのだ。だからこそとヨハネスはソラリスへ向いた。
「きみ、ソラリスといったね。心の傷はそう簡単には癒えない……僕だって一人の時は妻に会いたい、娘に会いたいと泣いているだけの男さ。だけど皆のお陰で何とか戦えてる……力を借りるのは悪いことじゃないよ」
「……ありがとうございます。いつか私も、誰かを支えられるように、頑張ります」
 頷いたソラリスは、最初の時よりも少しだけ、表情の憑き物が落ちたように思えた。

 ――さて、楽しい時間はあっという間だ。
 そろそろ帰らねばならない時間である。
 ライセンサー達が存分に楽しんだおかげで、イチゴ農園のイメージもアップすることだろう。

「……。また来るか、六花」
 司は六花へと振り返る。
「うん、また来ましょう」
 六花はほんのりとイチゴ色に頬を染めて、はにかむように頷いた。



 ――イチゴの花言葉。それは、「あなたは私を喜ばせる」である。



『了』

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